中村優子

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なかむら ゆうこ
中村優子
本名 中村優子
生年月日 1975年1月7日(39歳)
出生地 福井県福井市
国籍 日本の旗 日本
民族 日本人
身長 166 cm
血液型 O
職業 女優
ジャンル 映画・テレビドラマ・CM
活動期間 1997年 - 現在
事務所 ディケイド
公式サイト http://www.decadeinc.com/
主な作品
映画
火垂
血と骨
ストロベリーショートケイクス

中村 優子(なかむら ゆうこ、1975年1月7日 - )は、日本女優である。福井県福井市出身。東京外国語大学イタリア語学科卒。ディケイド所属。身長166cm、体重47kg。

来歴[編集]

2001年公開の映画『火垂』(河瀬直美監督)における、ストリッパーあやこ役でブエノスアイレス映画祭 主演女優賞を受賞する。

2004年公開の映画『血と骨』で、脳腫瘍に侵されてしまう美しき愛人を演じた。

2006年公開の映画『ストロベリーショートケイクス』の秋代役で、2007年のヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞する。

2009年の短編映画『狛 KOMA』(河瀬直美監督)では、「(三輪)」のを披露するシーンがある。

2009年のカンヌ国際映画祭・監督週間において、ディレクターズカット版の『火垂 2009 version』が特別上映され、河瀬直美監督と共に、舞台挨拶に登壇した。 また、帰国後には、再々編集されたディレクターズカット版も生まれ、『火垂』は3種類の編集版(『火垂』166分、『火垂 2009 canne version』106分、『火垂 2009 version』117分)が誕生することになった。

特技は、語学(英語&イタリア語)、日本舞踊、ピアノ。 2006年、写真家の橋本慎太郎と結婚し[1]、2012年8月26日、女児を出産した[2]

エピソード[編集]

  • 『火垂』でのストリッパーの役作りのため、撮影前に実在のストリッパーの巡業に同行していた。今はなき老舗ストリップ劇場 奈良スターミュージックでは、女優であることを伏せて、営業中のステージに飛び入りで参加し、花形ストリッパーとの即興ダンスで客席を沸かせた。また、劇中のあやこが住んでいるという設定の奈良の長屋で、実際に自炊生活をしながら役作りをしていた。
  • クヒオ大佐』では、No.1ホステスの役作りのため、映画の撮影前の期間、女優であることを伏せて、新人の素人ホステスとして実際に銀座のクラブで働き、最終的には客から指名をとるまでになっていた。
  • 『ストロベリーショートケイクス』では、秋代の役作りのために、秋代として日記を綴っていた。そこには、映画の脚本や原作には存在しない秋代と菊地の出会いのエピソードや、ホテトル嬢になった理由など、秋代の心情風景がこと細やかに描写されていた。[3]
  • 『ギリギリの女たち』では、一番好きな台詞は「子ども作るぞっ!」と宣言するシーンだと述べた。そして実際に、撮影終了後、妊娠し、2012年8月に第1子女児を出産した。[4]
  • 『四谷怪談』では、化けて出てくるシーンの撮影中、突然手足がしびれて体調が急速に悪化、病院に搬送され、ウイルス性胃炎と診断される。当時、撮影スタッフたちは、中村が完全に役にのめり込んでいると思いこみ、異変に気がつかなかった。ようやく異変に気がついたプロデューサーが思わず中村に渡したのは、薬や水ではなく、於岩稲荷でもらった「お札」だった。[5]
  • 台詞を、まずは「音」として覚えるために、テープに録音し、料理をしながら「音楽」として聞いている[6]
  • 写真家中平卓馬と親交が深く、度々写真撮影に同行している。また「中平卓馬を演ずる中村優子」のポートレイト写真においては、実際に中平の自宅にて、中平愛用の赤い帽子やメガネを着用し、撮影に挑んだ。[7]

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年 作品名 役名 監督 備考
1999年 金融腐蝕列島〔呪縛〕 原田眞人
2000年 TRUTH : A STREAM 樋口香織 槌橋雅博 ベルリン国際映画祭(最優秀芸術作品賞)
2001年 火垂 主演:水沢 あやこ 河瀬直美 オリジナル版 166min

第60回ブエノアイレス国際映画祭(最優秀主演女優賞&最優秀撮影監督賞)

第53回ロカルノ国際映画祭(国際批評家連盟賞)

2000年ヨーロッパ国際芸術映画祭(連盟賞)

2003年 Rodeo Drive カナ 加納周典
軒下のならず者みたいに 典子 青山真治
自殺マニュアル リッキー 福谷修
2004年 自殺マニュアル2 リッキー 福谷修
ホテルウォータームーン 河原涼太郎
Bridge〜この橋の向こうに〜 加納周典
オーバードライヴ 筒井武文
血と骨 山梨清子 崔洋一 第59回毎日映画コンクール日本映画大賞

第17回日刊スポーツ映画大賞

2005年 動・響・光(うごき・ひびき・ひかり) 槌橋雅博
心中エレジー 田中麻美 亀井亨
蝉しぐれ おきみ 黒土三男
イン・ザ・プール 三木聡
2006年 アイ・マイ・ミー・マイン 綾子 渡辺賢一
AKIBA ユウコ 小沼雄一
colors 柿本ケンサク
ストロベリーショートケイクス 主演:秋代 矢崎仁司 第28回ヨコハマ映画祭(助演女優賞)

第9回バルセロナ・アジア映画祭BAFF(国際審査員特別賞)

四谷怪談 主演:陽子 池田千尋
2007年 魂萌え! 悦子 阪本順治
クワイエットルームにようこそ 栗田 松尾スズキ
2008年 純白の闇〜A Glass Play In Kobe 神崎遥 槌橋雅博
2009年 クヒオ大佐 未知子 吉田大八
真夏の夜の夢 梨花 中江裕司
街灯りの向こうに 主演:ゆかこ 山本亜希
火垂 2009 canne version 主演:水沢 あやこ 河瀬直美 ディレクターズカット カンヌ版 106min

第62回カンヌ国際映画祭 黄金の馬車賞 特別招待作品

鉄男 THE BULLET MAN アンソニーの亡母 塚本晋也 第66回ヴェネツィア国際映画祭・コンペ部門 正式出品

第42回シッチェス・カタルーニャ国際映画祭(名誉賞)

火垂 2009 version 主演:水沢 あやこ 河瀬直美 ディレクターズカット 再々編集版 117min
2010年 TORSO 同僚 山崎裕
BOX 袴田事件 命とは 袴田日出子 高橋伴明 モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門 正式出品
2011年 不倫純愛 真知子 矢崎仁司
まほろ駅前多田便利軒 マリの母親 大森立嗣
2012年 ギリギリの女たち 次女 小林政広 第41回ロッテルダム映画祭 招待作品

第13回チョンジュ国際映画祭 招待作品

逆転裁判 灰根サユリ/オウムのサユリさん 三池崇史 第41回ロッテルダム映画祭 招待作品
2014年 百瀬、こっちを向いて。 宮崎徹子 耶雲哉治

短編映画[編集]

  • JINRIKI(2001年)WEBドラマ/熊澤尚人監督
  • ENCLOSURE(2001年)美津子役/中井友昭監督
  • lily of the valley(2003年)/合田典彦監督
  • bunny boy(2003年)/木津俊彦監督
  • TATOO(2003年)主演/山崎英樹監督
  • 風見鶏と煙突男(2006年)主演/富永舞監督
  • ぷちむー(2006年)主演/垣内美香監督
  • 笑ひ教(2007年)/葉子監督
  • 狛(2009年)主演/河瀬直美監督
  • 逢う時は他人(2013年)主演/小林政広監督

テレビ[編集]

CM[編集]

舞台[編集]

  • アルケミスト(1997年)/野村リエナ演出
  • 能楽ヨーロッパ公演『祈り』(2007年)詞章朗読

ラジオ[編集]

  • ラジオドラマ FMシアター『海電』(2011年)主演:女/佐々木正之演出
  • ラジオドラマ NHK-FM 青春アドベンチャー『五つの夢』(2011年)主演:女

受賞[編集]

  • ブエノスアイレス映画祭 主演女優賞受賞(河瀬直美監督『火垂』2001年)
  • ヨコハマ映画祭 助演女優賞 (矢崎仁司監督『ストロベリーショートケイクス』2007年)

脚注[編集]

  1. ^ SHINTARO HASHIMOTO - Biographyより
  2. ^ 女優・中村優子が第1子女児出産
  3. ^ 役者魂.jp 中村優子インタビュー編より
  4. ^ 中村優子、出産ギリギリの大きなお腹で「ギリギリの女たち」初日に登場!
  5. ^ 池田千尋特集上映 トークイベントより
  6. ^ 役者魂.jp 中村優子インタビュー編より
  7. ^ 橋本慎太郎写真展「1」

外部リンク[編集]