中央競馬中継

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

中央競馬中継(ちゅうおうけいばちゅうけい)は、グリーンチャンネル中央競馬の開催日に放送されている競馬中継番組である。放送時間は、中央競馬開催日(原則として土曜日日曜日)の9時から17時。

目次

[編集] 概要

グリーンチャンネルの2チャンネル方式を生かし、中央競馬の全レースをライブで放送する「中央競馬全レース中継」(388/688)と各競馬場の各レース出走馬全頭のパドックでの様子をたっぷり放送する「中央競馬パドック中継」(389/689)の2番組を同時放送している。なお、主場2場開催時は「中央競馬全レース中継」として全レース生中継での放送となり、全レース中継(388/688)とパドック中継(389/689)は同一放送となる。

2009年10月以降「スカパー!HD」にてハイビジョン放送が開始されたが、それ以前に競馬場の場内中継に関しては順次機器を更新し、ハイビジョン化されている。

電子番組表では便宜上、13時を区切りに「午前の部」(9時から13時)「午後の部」(13時から17時)、薄暮開催開催中の間はこれに「薄暮の部」(17時から17時30分)の2-3等分している。

[編集] 変遷

[編集] 1チャンネル時代

1994年10月にグリーンチャンネルがCSアナログ放送(スカイポートCS BAAN)で試験放送を開始したことに伴い放送開始。1996年10月のパーフェクTV!放送開始、1997年12月のディレクTV放送開始に伴う形で両プラットフォームでの放送も開始した。

[編集] EAST・WEST時代

2000年1月より、スカパー!において従来のch.388に加えch.389が増設され、東日本東京競馬場中山競馬場福島競馬場新潟競馬場)のレースを生中継する「中央競馬中継EAST」と西日本京都競馬場阪神競馬場中京競馬場小倉競馬場)の競走(レース)を生中継する「中央競馬中継WEST」の2番組を同時放送する体制となった。

担当するエリアと異なる競馬場のレースは後半4レースのみ、あるいはメインレースのみ生中継しその他のレースはVTRによる時差放送となる。また、担当するエリアと異なる競馬場のパドックは2007年度からはメインレースと最終レースのみ(なおメインレースのみ放映の競馬場はメインのみ、薄暮開催の夏の小倉開催についてはEASTでは小倉競馬のパドックを後半3レース)となる。

夏期に開催される北海道札幌競馬場函館競馬場)のレースは、EAST・WESTともに中継を行う。また薄暮競走の行われる日は「中央競馬中継はくぼ」としてEASTを17時30分まで延長して放送を行うが、進行役(中継キャスター)は土曜日がWESTの午後の出演者が担当し日曜日はEASTの午後の出演者が担当する(ただし主場が台風等の災害のため中止になった場合は、開催されている主場の担当チャンネルのキャスターが引き続きはくぼも担当する)。

2007年8月の馬インフルエンザ騒動での中止のときはWESTの放送(ch389)を休止にし、EASTのch388で競馬関連番組のVTR構成に差し替えた。

オープニング画面ではEAST・WESTともにメインとなる競馬場の映像からオープニングへと切り替わり、方位磁針が動きながら方角を知らせる矢印がそれぞれ東と西にくるとそれぞれ「EAST」「WEST」と表示される。

また2009年6月には前述のハイビジョン放送への拡充工事を実施する都合上従来のEAST(388)では「レースチャンネル」としてそれぞれの競走のレースの実況中継、WEST(389)では「情報チャンネル」としてパドックや本馬場での返し馬、オッズ・払戻金情報を放送した。

2010年1月からは主場2場開催時は原則として、「中央競馬中継」として全レース生中継での放送となり、EAST(388)とWEST(389)は同一放送となる。ただし、主場2場開催時の中山金杯京都金杯フェブラリーステークス日本ダービー安田記念秋華賞ジャパンカップの週および3場開催時は従来通りに「中央競馬中継EAST」と「中央競馬中継WEST」のに分かれて放送する[1]。なお、当初から3競馬場で開催されることが決まりながら、天災による中止が生じ2競馬場以下で行われることが決まった場合、2チャンネル同時中継となる場合もある(2010年10月30日が該当で、台風直撃による東京競馬の開催中止により急遽福島と京都開催を同じ内容・2チャンネル同時放送に変更した事例がある)。

[編集] 全レース中継・パドック中継時代

2011年7月より、秋から始まる1ch体制(全レース中継のみ)のBS放送が始まる影響の為、従来のEAST・WEST体制を改めて、前述のとおり全レース中継(1周のみのパドック・レース)及びパドック中継(参考VTR・調教VTR・1周~2周のパドック・本馬場入場)の2チャンネル体制となった。事実上は「レースチャンネル」と「情報チャンネル」で分割した2009年の一時期のフォーマットを踏襲したものであるが、レース結果やオッズの説明はレース中継側で行うようになっている。

  • 「中央競馬全レース中継」は従来の「中央競馬中継」の体裁とほぼ同じで、曜日・時間帯ごとの交代でスタジオ進行キャスター2名、スタジオ解説1名、現地パドック解説・実況1名ずつという布陣(本馬場入場からレースの実況はラジオNIKKEIが担当するJRA公式実況)
  • 「中央競馬パドック中継」はスタジオナビゲーター(ナレーション)を担当するキャスター1名のみが出演。
  • BSでは前者の全レース実況中継のみを放送
  • また平日(祝日利用、あるいは台風・降雪などの災害のための中止による代替・続行競馬も含む)に行う場合、レース実況中継のみを行い、パドック実況中継をしない場合もある

なお薄暮競走への対応については、2011年は東日本大震災の影響によりそもそも薄暮競走が実施されないため、現段階では不明。

[編集] 配信媒体

ch388、ch688(HD) 中央競馬全レース中継(旧EAST&はくぼ)
ch389、ch689(HD) 中央競馬パドック中継(旧WEST)
開催日によって例外あり。上述参照
ch234 中央競馬全レース中継
2011年10月1日放送開始。[2]
各局で異なる。2番組同時の配信となる場合と、全レース中継(2011年6月以前は所属地区の競走を放送するチャンネル)のみを配信する局がある。
  • 競馬場・ウインズ内
場内の一部のモニターと指定席に設置されているモニターで中央競馬全レース中継が再配信されている。FMを使った音声の再送信も行われている競馬場があるが、西日本の競馬場についてはEAST/WEST時代の名残でパドック中継の再送信になっているところがある。

[編集] 配信終了

ch081 EAST&はくぼのみ(3日間開催の月曜日は、ch001)
WESTは、3日間開催の月曜日に関東主場の開催が無い場合に限り放送。関西のレースは中継しないため、それを補完する意味でラジオNIKKEI第2放送中央競馬中継を音声のみ放送する(2009年3月29日の開催を持って終了)。

[編集] 特徴

  • JRAの制作する公式映像を使用し、競馬場やウインズの場内で放映されるものとほぼ同じ映像を自宅で楽しめる。そのためゴール板真正面からの映像となり、際どいレースでもゴールの瞬間の優劣がわかりやすい(地上波等の他の局ではカメラを置くスペースの関係上ゴール板真正面からの映像となることは無い)。実況音声も、場内で使われている公式実況音声と同じラジオNIKKEIのものが使用されている。
  • 番組の進行役(中継キャスター)は、開催競馬場内ではなく江東区永代橋にあるグリーンチャンネル放送センター内のスタジオで番組進行を務める。
  • 中継キャスターとは別に競馬専門紙の記者と進行役のアナウンサーが開催競馬場へ出向き、パドック解説とその進行を行う。なお、東京中山の両競馬場に関しては他の時間帯の女性キャスターがパドックの進行を務める。
  • 2006年より、主に重賞開催日にはスタジオに競馬評論家や専門紙記者などを迎えて解説を行う。
  • スカイパーフェクTV!データ放送に対応したチューナーを使用することでほぼリアルタイムにオッズや競走成績などのデータを入手し、画面を切り替えて表示することが出来る。またA-PAT会員ならば、そのデータを利用して勝馬投票券を購入することも出来る。2009年7月末でデータステーションは終了。
  • 2007年より4レース終了後、8レース終了後、最終レース終了後(土曜日のみ)にEAST、WESTが担当するそれぞれの主場の傾向(枠番、脚質、血統、騎手)を紹介するコーナーが始まった。なお、このコーナーは日曜日のオープニングで土曜日の担当するそれぞれの主場の傾向(枠番、脚質、血統、騎手)をもう一度振り返る。土曜日WESTの最終レース後は「教えて玲子先生」というコーナー名が設けられ、コーナー宛てにメールを送ると玲子先生が名前を呼んで出席を取ってくれるなど一部の好事家にすこぶる評判であった。このコーナーにおいては、BGMに『まいっちんぐマチコ先生』の主題歌が使われていた。
  • またそれぞれのチャンネルで独自のコーナーが存在し、EAST日曜日の最終レース後は注目の地方競馬のレースを紹介している。
  • EASTとWESTでは、スタジオの後ろのモニターには裏チャンネル(EASTではWESTの映像)が流れている。また、WESTでは払い戻しの映像がEASTと異なっている(以前は同じだった)。

[編集] 現状の課題

  • 前記の通りJRAの公式映像・音声を使用しているため競馬場・ウインズで放映されるものと同等の中継映像を楽しむことが出来るが、一方で記録を兼ねて制作される公式映像である性質上地上波での中継映像のような工夫を凝らした演出や実況の言い回しなどが出来ず、また競馬場内のざわめき・歓声や競走馬の走行音などは音量を絞って収録したうえモノラル放送で放送しているため地上波での中継映像・音声に比べて臨場感や迫力に欠けるとの声もある。2009年10月にハイビジョン放送が開始されてからは、パドックやレース実況がステレオ放送になった。
  • 中継キャスターが開催競馬場内ではなく現地から離れた都内のスタジオで番組進行を行うこと、またスタジオにカメラが切り替わると場内からの音声も絞ってしまうため番組と開催競馬場との一体感を提供しにくい(これについては『BSイレブン競馬中継』なども同様の問題を抱えている)。

[編集] 中継キャスター(2011年7月より)

[編集] 中央競馬全レース中継

(通常のスタジオ番組スタイル)

[編集] 中央競馬パドック中継

(顔出し無し音声のみのナビゲーター)

[編集] 過去に担当

[編集] パドック司会

[編集] 東京・中山

中央競馬中継EAST/WEST放送時は中央競馬中継EAST/WESTの女性キャスターが交代で務めていた。

[編集] 京都・阪神

[編集] 札幌

[編集] 函館

[編集] 新潟

[編集] 福島

[編集] 中京

[編集] 小倉

[編集] スタジオ解説者

EAST
WEST

[編集] 過去のスタジオ解説者

EAST

[編集] 3D生中継

2010年11月28日ジャパンカップ東京競馬場)の創設30周年記念事業の一環として「LIVE IN 3D 第30回ジャパンカップ」と題した公開放送のイベントを行った。これはスカパー!3D(169ch)で生中継するもので、日本の競馬史上初の3D映像を駆使した実況放送を開催したほか、東京競馬場の特設会場のほか、有楽町マリオン新宿駅西口の「スカパー3D Cafe」でも公開された。司会に岡部玲子梅田陽子、実況・解説に古谷剛彦を迎え、ジャパンカップのほか、アンダーカードである「キャピタルステークス」、「東京ウェルカムプレミアム(エルコンドルパサーメモリアル)」を含め3レースの実況を行った[3]

[編集] 注釈

  1. ^ グリーンチャンネル「中央競馬中継2チャンネル同時放送のお知らせ」
  2. ^ BS放送で、グリーンチャンネル制作の競馬中継が放送されるのは、BS-TBSがBS-i時代にサイマル放送していた『中央競馬LIVE』以来6年10ヶ月ぶり。
  3. ^ JRAリリース

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス