中央ライナー・青梅ライナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
中央ライナー 青梅ライナー
E257系 中央ライナー(2008年4月)
E257系 中央ライナー(2008年4月)
運行事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
列車種別 ホームライナー
運行区間 中央ライナー:東京駅新宿駅 - 八王子駅高尾駅
青梅ライナー:東京駅・新宿駅 - 青梅駅
経由線区 中央本線青梅線
使用車両
(所属区所)
E257系松本車両センター
E351系(松本車両センター)
運行開始日 2001年12月1日

中央ライナー(ちゅうおうライナー)・青梅ライナー(おうめライナー)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線東京駅新宿駅 - 八王子駅高尾駅青梅線青梅駅の間を運行するホームライナーの一つ。そのうち、八王子駅・高尾駅発着列車を「中央ライナー」、青梅駅発着列車を「青梅ライナー」と称する。

概要[編集]

いずれも2001年12月1日に運転を開始した。これよりも以前に運転されていた「おはようライナー高尾」「ホームライナー高尾」「おはようライナー青梅」「ホームライナー青梅」の各ホームライナーが好評なことと、特急あずさ」「かいじ」や房総方面の特急で運用していた183系・189系電車の余剰車両の活用により、本数を増加させて運行することが可能になった。

運行概況[編集]

いずれの列車も、平日のみ運転されている。

「中央ライナー」は、朝に高尾発東京行きが1本、夕方・夜間に東京発八王子行きが1本と、高尾行きが4本運転されている。「青梅ライナー」は、朝に青梅駅 - 東京駅間に上り1本と夕方に下り3本が運転されている。運行実態や沿革を見ると「中央ライナー」の青梅線乗り入れというべき列車である。定期列車として特急列車が入線しない青梅線では唯一の特急形車両を使用した列車である。

通常ホームライナーは座席定員制であり、例えば「『湘南ライナー』1号の9号車 - 11号車」のように、列車と号車のみ指定され、車内の座席は自由席となる場合が多い。しかし、「中央ライナー」全列車と下り「青梅ライナー」は、グリーン車も含め車内の座席番号まで指定される。そのため、青春18きっぷなどでのグリーン車への乗車はできない。これは列車の運行ダイヤが過密で停車時分が確保できず、通常のホームライナーのように一部号車のみ開放という手法が採れないためである。なお、上りの「青梅ライナー」のみ、通常のホームライナーと同様、一部号車を開放して乗車させている。

上りの「青梅ライナー」を除き、全ての列車に「中央ライナー1号」のように号数が付番されている。

停車駅[編集]

中央ライナー
東京駅 - 新宿駅 - 立川駅 - 八王子駅 - 高尾駅
青梅ライナー
東京駅 - 新宿駅 - 立川駅 - 拝島駅 - 河辺駅 - 青梅駅
  • 乗車可能駅は、上りが高尾駅・八王子駅・立川駅・青梅駅・河辺駅・拝島駅・立川駅、下りが東京駅・新宿駅。

使用車両・編成[編集]

2011年3月12日現在の編成図
中央ライナー・青梅ライナー
← 東京・新宿
高尾・青梅 →
E351系
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
G
E257系
3 4 5 6 7 8 9 10 11
G
  • 全車禁煙
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席

松本車両センターに所属しているE257系電車2002年7月1日から使用)および、E351系電車2008年3月15日から使用、下り1本のみ)が運用されている。

1991年3月16日から2008年3月14日までは幕張車両センターに所属していた183系電車が使用されていた(2002年7月1日以降は「中央ライナー」のみ)。


沿革[編集]

過去の編成図
おはようライナー・ホームライナー
中央ライナー・青梅ライナー
← 東京・新宿
高尾・青梅 →
183系・189系
「おはようライナー高尾(青梅)」
「ホームライナー高尾(青梅)」
1 2 3 4 5 6 7 8 9
G定
185系
「おはようライナー高尾」
「ホームライナー高尾」
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
G定 G定
183系・189系
「中央ライナー」「青梅ライナー」
1 2 3 4 5 6 7 8 9
G
  • 全車禁煙
凡例
G=グリーン車座席指定席
G定=グリーン車(普通車定員制扱い、利用にライナー券を要する)
指=普通車座席指定席
定=普通車定員制車両(利用にライナー券を要する)
  • 1991年平成3年)
    • 3月16日 : 「おはようライナー高尾」「ホームライナー高尾」「おはようライナー青梅」「ホームライナー青梅」が183系で運行開始。[1]
    • 12月1日 : 「おはようライナー高尾」の時刻繰り下げ。[1]
  • 1992年(平成4年)3月14日 : 全列車とも土休日運休となる。[1]
  • 1993年(平成5年)4月10日 : ATS-P導入完了に伴い、全列車ともスピードアップにより所要時間が短縮。[1]
  • 1996年(平成8年)3月16日 : 「おはようライナー高尾」「ホームライナー高尾」の使用車両を185系に変更。[1]
  • 1999年(平成11年)3月1日 : 310円の乗車整理券を500円のライナー券に変更。[1]
  • 2001年(平成13年)12月1日 : グリーン車も含め全車座席指定制の「中央ライナー」「青梅ライナー」に変更し、合計上り5本・下り6本を設定、全列車が183系・189系での運行となる。[1]
  • 2002年(平成14年)
    • 7月1日 : 「中央ライナー」の一部と「青梅ライナー」をE257系に置き換え。6月29日の上り列車をもって「青梅ライナー」から183系撤退。[1]
    • 12月1日 : 下り「青梅ライナー」が増発されて2本になる。下り「中央ライナー」の運行開始時間を繰り下げ、夜間に2本増発、16時台の1本が廃止。また、携帯電話からライナー券を予約する制度をJR東日本で初めて採用。[1]
  • 2004年(平成16年)3月13日 : 上り「青梅ライナー」を東京駅終着に変更。[1]
  • 2008年(平成20年)3月17日 : 「中央ライナー」で運行していた幕張車両センター配置の183系・189系から「ホームライナー小田原」などで運行していたE351系とE257系により置き換え、定員の増加が図られる。[2]
  • 2010年(平成22年)12月4日 : 下り東京17時00分発の運行時刻を18時台に変更。利用率の低かった上り「中央ライナー」4・6号を廃止。
  • 2012年(平成24年)3月17日 : 上り「中央ライナー」を東京駅終着に変更。[3]
  • 2014年(平成26年)3月17日 : 上り「中央ライナー」が1本増発されて2本になる。上り「青梅ライナー」のライナー券が携帯電話からの予約に対応開始。これによって、「中央ライナー」、「青梅ライナー」(上り3本、下り8本)の全列車が携帯電話からの予約が可能になる。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f g h i j 「【特集】通勤ライナー -首都圏の国鉄-JR 通勤ライナー運転変遷史」、『鉄道ピクトリアル』第747号、電気車研究会、2004年6月、 62-63頁。
  2. ^ 2008年3月ダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース、2007年12月13日付、2012年12月23日閲覧。
  3. ^ 2012年3月ダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース、2011年12月11日付、2012年12月23日閲覧。