並木翠

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並木 翠(なみき・みどり、並木 みどりあるいはなみき みどりとも、1939年 - )は、異文化理解・国際理解教育専門家。

人物[編集]

1962年3月国際基督教大学英語学科卒業。1962年日本テレビ放送網が、子供向けの教育番組ロンパールーム」の日本版を立ち上げるにあたり行った先生役(司会者)を決めるオーディションに参加。「英語が堪能な子供好きな人」が応募の対象であり、500人もの応募者から先生役に選ばれる。その後世界各地の「ロンパールーム」の先生役とともに、「ロンパールーム」の本家であるアメリカ合衆国ニューヨークで数週間の番組研修を受け、正式に司会者としての活動を開始する。[1]

しかし既婚者だった並木は夫の海外への突然の転勤を理由に番組を降板。2代目の先生を選ぶオーディションでいったんは書類選考で落とされたうつみみどり(宮土理)を先生役にスカウトしたとされている。

その後ロンドンで11年、ニューヨークで5年の海外転勤生活を経て1981年に帰国し、異文化教育カウンセラーとして活動を開始。1983年「オフィスアイセック」を立ち上げ、語学学習や海外での留学や生活に関連するカウンセリングの活動を行っている。1994年博報堂教育振興財団主催の「国際理解教育賞・文部大臣奨励賞」受賞。

ソノシート[編集]

  • ロンパールームの唄(野村トーイ、製作:ソノレコード株式会社、F5/3)
『ロンパールーム』より。収録曲:にこちゃんのうた/ボールつき/ギャロップ/まげてのばして/かごのせ/にこちゃん風船/パンチボール/先頭をまねよう
  • ロンパールームのうた(野村トーイ、製作:現代芸術社、F5/5)
『ロンパールーム』より。収録曲:にこちゃんのうた/まげてのばして/ギャロップ/かごのせ/せんとうさんをまねよう/パンチボール/ボールつき/にこちゃんふうせん

脚注[編集]

  1. ^ 朝日新聞朝日新聞社。1963年10月10日、同日付の朝刊・テレビ欄「よろしく」より。7頁

参考文献[編集]

  • 愛媛新聞2013年9月21日26面『てれびの今昔 子どもの笑顔と共に 2』

外部リンク[編集]