世界連邦運動

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世界連邦運動(せかいれんぽううんどう、World Federalist MovementWFM)は、世界の全ての国家を統合した世界連邦の成立を目指す国際的な非政府組織である。

歴史[編集]

第二次世界大戦末期において成立した国際連合が戦争抑止力の低いことを痛感した世界の科学者・文化人たちがより強力な世界連邦の形成をすすめることで、世界から戦争を無くしていこうと決意し1946年ルクセンブルクにおいて「世界連邦政府のための世界運動」を起こした。この運動にはバートランド・ラッセルアルベルト・アインシュタインアルベルト・シュバイツァーウィンストン・チャーチル湯川秀樹などのノーベル賞受賞者が賛同した。そして、現在まで名前を変えて続いている。

現状[編集]

世界連邦運動は1947年のモントルー宣言に基づき以下をその活動原則としている。

  1. 全世界の諸国、諸民族を全部加盟させる。
  2. 世界的に共通な問題については、各国家の主権の一部を世界連邦政府に委譲する。
  3. 世界連邦法は「国家」に対してではなく、1人1人の「個人」を対象として適用される。
  4. 各国の軍備は全廃し、世界警察軍を設置する。
  5. 原子力は世界連邦政府のみが所有し、管理する。
  6. 世界連邦の経費は各国政府の供出ではなく、個人からの税金でまかなう。

すなわち現在国単位で参加している国連の参加資格を個人単位に移すことを主眼としている。

事務局はニューヨークにあり、60カ国・地域に地域団体が設立されている。また国際連合経済社会理事会との協議資格を有し、国連の権限強化へ積極的に提言している。1991年以来、会長は英国俳優のピーター・ユスチノフ卿(Sir Peter Alexander Ustinov)が務めたが、2004年に同氏が急逝してから2007年迄はカナダ選出の上院議員ロイス・ウィルソン(Lois Wilson)が会長代行を務めた。ウィルソン会長代行は2008年の理事会で代行退任を決め、現在WFMは新会長を選考中である。尚、新会長下の体制は2007年の世界大会(World Congress)の決定を踏まえ、共同会長制(co-presidency)へと移行することになっている。

ただし高邁な理想主義ゆえ世界連邦が現実に実現に向かっているといった動きはほとんど見られない。

日本での活動[編集]

日本では終戦直後に尾崎行雄ら有志の議員が「世界連邦建設に関する決議案」を国会に提出。1948年には世界連邦建設同盟が結成され尾崎行雄が会長に、賀川豊彦が副会長となって活動を開始した。また、名誉会長には戦後初の総理大臣東久邇稔彦が、第五代会長には湯川秀樹が就任している。世界連邦建設同盟は現在世界連邦運動協会と名を変えて活動している。また、協会の活動を推進するために以下の団体がある。

  • 世界連邦日本国会委員会
  • 世界連邦日本宗教委員会
    • 世界連邦日本仏教徒協議会
  • 世界連邦全国婦人協議会
  • 世界連邦宣言自治体全国協議会
  • 世界連邦推進日本協議会

世界連邦日本国会委員会の歴代会長[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]