世界基督教統一神霊協会
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世界基督教統一神霊協会(せかいきりすときょうとういつしんれいきょうかい、英名:The Holy Spirit Association for the Unification of World Christianity)は、韓国発祥のキリスト教系新宗教団体(ただし一般のキリスト教会はキリスト教の一教派とは認めていない(#教義の節を参照)。日本では一般に、統一教会(とういつきょうかい)または統一協会(とういつきょうかい)の名前で、韓国では「統一教(トンイルギョ)」の名前で知られる。韓国では1997年4月に、正式名称を「世界平和統一家庭連合」に変更した。
長老派のキリスト教徒であり[1]、抗日活動家でもあった[2]韓国人、文鮮明により、1954年5月1日に韓国ソウルで創設された(現在設立より55年)。世界本部はニューヨーク(かつては韓国のソウル)にあり[3]、世界193か国に支部(協会)がある[4]。
日本では、1959年10月2日に創立され、1964年7月15日に宗教法人として認可された(現在設立より49年)。日本の本部は渋谷区松涛にあり、公認教会数は日本全国で103(2006年8月現在 )ある[5]。2009年7月7日をもって、日本の教会長は梶栗玄太郎(かじくり げんたろう)。全世界の教団を統括する世界会長は文鮮明の七男、文亨進(ムン・ヒョンジン)[6]。
教団の活動は「統一運動」または「原理運動」とも呼ばれる[7]。
| 統一教会 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 통일교회 |
| 漢字: | 統一敎會 |
| 平仮名: (日本語読み仮名) |
とういつきょうかい |
| 片仮名: (現地語読み仮名) |
トンイルギョフェ |
| ラテン文字転写: | Tongil Gyohoe |
| 英語: | Unification Church |
教団の歴史については「世界基督教統一神霊協会の年表」を参照
目次 |
[編集] 正式名・略称
「世界基督教統一神霊協会」という正式名称にはキリスト教の統一を目指すという意味が込められており、教団もキリスト教会との融合を目指として積極的に活動してきたが、多くの国のキリスト教会からは、異端ですらなく、キリスト教の名をかたった経済団体とみなされている(#他の教団との関係の節を参照)[8][9][10]。 正式名称の最後が「教会」ではなく、「協会」であるのは教団が自らを「単なる宗教団体ではなく、政治・経済など、すべてのものの統一を目指す宗教を越えた団体」であると位置づけているためである。
韓国では教団設立から43年目にして、「世界平和統一家庭連合」という名称に変更した(日本の統一教会(統一協会)も名称変更を望んでいるが文化庁は未だ変更を認めていない。名称変更の理由について教団は家庭の再建が世界平和につながるという意味を強調したとしている。
略称は「統一教会」と「統一協会」の2通りがあるが、教団側は前者を、反教団側は後者を使う傾向がある。しかし、教団側も過去には正式名称をそのまま縮めた「統一協会」の略称を使っていた時期がある。逆に当時は、批判者も含めて教団の部外者が「教会」と記述する例が多かった。しかしその後、教団側での略称は「統一教会」(英名 Unification Church)として定着していった。これに対し反教団側は世間に教団を普通のキリスト教の一教派と見せかけるために、意図的に「統一教会」と名乗るようになったのではないか[7]との見方から、それに対抗して「統一協会」の呼称を使う者が多くなった 。
本記事においては、正式に略称を示す場合は「統一教会(統一協会)」と表記し、それ以外は単に「教団」とした。 現在は活動を世界へと広げ、各国にて元首等も含め、賛同者も増えている。[11]
[編集] 概略
「統一教会(統一協会)」の教祖(創始者)、文鮮明 は日本統治時代の朝鮮 の農家の次男として生まれた。数え年16歳のときにイエス・キリストから自分が果たせなかった神の目的を果たす使命を託されたと主張している[2]。すべての宗教の中心であるキリスト教徒が自分を再臨のキリスト(メシア)として受け入れれば、7年間で地上天国を完成させる機会が第二次世界大戦後の時期にあったが、当時のキリスト教徒の代表たちが文鮮明に従わずにその歴史的な機会を失ったため、キリスト教に代わるものとして設立したのが「統一教会(統一協会)」であるとしている。
教団の目的は神の理想とする地上天国を実現することである。そのために、宗教、思想、政治、経済、文化、言語等、すべてものの統一を目指し、様々な分野に向けて活動を展開している。
言語に関しては、メシアであり、全人類の真の父母であるとされる文鮮明が話す韓国語が未来において世界共通語になるべきだとされており[12]、信者は韓国語をマスターすることが奨励され、教会活動の中でも取り入れられている。
教団は前述のような理由から宗教活動以外に、多国籍企業を上回るほど幅広い事業を手がけ、多くの関連企業や関連団体を持つ(統一教会関連の企業と団体の項目を参照)。それらの資金は「日本には“エバ国”(妻)として夫である韓国に、“母の国”として子女である世界の国々に、経済的貢献をすべき責任がある」という教えに従う日本の信者の献金や経済活動に負うところが大きい。
韓国においては、教団設立の翌年(1955年)に、韓国の名門女子大である「梨花女子大学校」の教授や学生らが入教したことが騒動となり、批判され、教勢が後退した(最初は大学校側が思想自由、宗教迫害だとマスメディアから批判を受けていたのに、後に教団に批判的な報道に変わったのは、大学校幹部に当時の韓国政府の親族がいたことから、政治家からマスメディアに圧力がかかったためだという指摘もある。その翌年(1956年)、当時、まだ国交のなかった日本での伝道のため、宣教師を密入国させた。1960年代初めには、立正佼成会の庭野日敬会長(当時)の指示で統一教会(統一協会)の教えを学んでいた、立正佼成会の青年部の信者50名ほどが統一教会(統一協会)に転じ、2年後に日本の会長になった久保木修己を初め、後に教団幹部となる者が出た。
政財界のみならず右翼とも強い結びつきがあり、東西冷戦時代の1960年代後半に、自民党の岸信介や右翼の児玉誉士夫、笹川良一らの協力を得て、教団は反共主義の政治団体、「国際勝共連合」を韓国と日本で設立。共産主義を神と人類の敵として徹底的に批判し、それぞれの国の与党や保守勢力を支援し、関係を深めた。
1970年代からは、文鮮明はアメリカに居を構えて、大規模な講演会を幾たびも開催した。日本から渡米した信者らも伝道と経済活動を活発に行った。政治的には共和党を、自ら創刊した保守系新聞『ワシントン・タイムズ』などのマスメディアで一貫してバックアップし、政界を初め、各界との関係を深めてきた。しかし、多くの反対も受け、文鮮明は脱税の罪で、1年余りの懲役刑を受けるということも起こった[13]。
1980年代には「日韓トンネル」や中国において自動車工場を作る壮大なプロジェクトに対し、信者に多額にの献金が要請された。 また、文鮮明が長年の悲願であると公言する朝鮮半島の「南北統一」へ向けて、民団や朝鮮総連など、在日韓国・朝鮮人への働きかけも行ってきた。
1990年代に入ってからは、アメリカで収監されたことで、日本を初め文鮮明が入国できない[14]国での運動を進めるために、妻の韓鶴子(ハン・ハクジャ)が表舞台に出るようになり、世界各地で講演を行っている。
この頃から、教会活動に専念する献身者の制度が解消され、それぞれが故郷に戻って定職につき、親族を伝道するように方針転換がなされた(内部では「還故郷」と呼ばれた)[8]。
1991年には文鮮明が突如北朝鮮を訪問。金日成主席(当時)と会談し、多額の経済支援を約束した。 北朝鮮の国営ホテルの経営を任されるなど、教団と北朝鮮との関係が深まったため、警察、公安からも注視され、1994年からは日本政府の監視対象になっている。
教祖が何代も前の先祖の因縁などを見抜いてカップルを決める「合同結婚式」はこの教団独自のものであり、世界平和の基礎となる理想家庭を創るということで、国際カップルを含む多くの男女を結びつけてきた。特に、1992年の「3万組国際合同結婚式」に、歌手で女優の桜田淳子を初め、3人の有名人が参加することが公になり、マスメディアで大きく取り上げられ、統一教会(統一協会)の名前が広く知られることとなった。また、これを機に、教団が批判報道が多くなされた。翌1993年には前年の合同結婚式に参加した山崎浩子がマインド・コントロールされていたとして婚約破棄と脱会宣言したことで教団に対する更なる批判が高まった。 この1993年から1994年にかけ、信者の士気と結束を高めるため、韓国の「修練所」に信者を集め、文鮮明自ら積極的に「修練会」を行った。
1995年1月から韓国京畿道の清平(チョンピョン)修練所に信者を集め、悪霊を取り除く特別修練会が定期的に行われるようになった。
1997年のアジア通貨危機の影響を受けた韓国においては、韓国の統一グループの企業の多くが倒産したり、経営が危うくなった。 この頃から、日本の信者に対し、いろいろな名目での多額の献金要請がしばしばなされるようになった。
また南米に地上天国のモデルを作るとして、韓国を中心にするこれまでの方針を転換し、ブラジルの未開発の広大な土地を買い、ジャルジンに信者たちのための集団村を建て、夫婦で参加する修練会を行ったり、南米各地に女性宣教師を派遣した。
また、文鮮明が再臨主であることを主張する予言の解説本を出したり、霊界の宗教者や政治家達が文鮮明をメシアと崇めているという「霊界通信」本を続々と出している[15]。
2004年からは「人類の家族的な統一にはモンゴル(蒙古斑族)が重要な役割を果たす」として、モンゴルに関して運動を進めている。近年は韓国の有名観光地の開発を手がけているほか、2006年6月には韓国で「本殿聖地」という王宮を建てた。学校、病院、老人ホームなどが揃うこの地域一帯に、宗教と人種を超越した『平和村』を作る計画だという。
文鮮明は高齢(89歳)になったこともあって、アメリカから韓国に戻り、公の場に出るのは控えてゆくという。 教団は世界各国に進出しているが、日本の信者が最も多いと思われるが、マスメディアによる批判報道(特に『朝日新聞』と『文藝春秋』)や度重なる多額の献金要求の影響もあって、信者数は減少したといわれる。また、教祖存命中にもかかわらず、分派の活動が盛んになり、教団は対策に力を入れている。
韓国、日本、アメリカにおいて、それぞれの与党を初めとした保守勢力との関係を築いて来ており、教団関連の団体に著名な政治家や学者や宗教家などが参加したり、協力したりすることも多い。
文鮮明の後継者は、教団の青年団体「World CARP」(世界大学原理研究会)の会長などを務める三男の文顕進(ムン・ヒョンジン)が先頭になり、他の息子たちが、芸術・政治・宗教・経済など様々な分野に分かれて引き継ぐと見られていたが、2008年4月、教団の広報は中心となる宗教分野については7男の文亨進(ムン・ヒョンジン)が後継者になると公表した。
[編集] 信徒数
2006年現在、教団は「世界 190余ヶ国に宣教師を送り、150万名の信者がいる」としている。 過去の年代における信徒数については、(1995年)12月31日現在の文化庁統計によれば、日本の信徒数は47万7000人。
教団の元広報局長であった副島嘉和の 1984年の告発手記[16]によれば、「日本に8000人、米国と韓国にそれぞれ2000人、ヨーロッパ全体で2百数10人」と言われ、浅見定雄の1987年の著書では「多めに見て日本が数万、米国と韓国が2000から5000、ヨーロッパ全体で1000そこそこ」としている[7]。
[編集] 信者の呼称
信者のことを「食口」(しっく)と呼ぶ。「家族」を意味する韓国語である。アメリカでは文鮮明の文はMoonと表記されるため、統一教会の運動をMoonism(ムーニズム)、信者をMoonie(ムーニー)と呼ぶ。
[編集] 教典
『聖書』よりもはるかに頻繁に使われる『原理講論』が、外部からも信者からも経典と思われがちだが、教団は公式的には、キリスト教会で用いる旧・新約聖書を教典とし、『原理講論』(著者は世界基督教統一神霊協会)を「教理解説書」としている。
文鮮明教祖の教え(著書・『原理原本』)を劉孝元(ユ・ヒョウウォン)という弟子が理論的に編集した『原理講論』は文鮮明が若い頃に学んだ金百文(クム・ペグムン)の表した『基督教原理』と用語や構成が似ているので、それを盗作したという見方があるが、教団は内容が違うことに加え、執筆年代からしても盗作はあり得ないと否定している。また、以前から『原理講論』の記述や内容に間違いや矛盾があると反対者から指摘があったが[7]、近年、その教えを独自に解釈した分派などがいくつか出現してからは、対策として、『原理講論』に書いてある通り以外の講義はしてはならないと、教祖直々の通達があった。
そんな中で2001年からは教祖の説教を集めた『天聖経』を“天の聖書”として最重要視すべきとされた(“聖経”とは韓国語で“聖書”を表す)。これにより、『原理講論』よりも文鮮明の直接語った言葉が最優位とする立場を鮮明にした。また、2003年6月9日には、そのような分派活動を防ぐために、発言の出版、翻訳、および氏名・写真の使用等に関する諸権利を韓国の教団(韓国世界平和統一家庭連合)に授権・委任した。
[編集] 教義
教団の教義は「統一原理」と呼ばれ、神が世界を創造した目的や法則を述べた「創造原理」、人間の罪の起源を説いた「堕落論」、本来、神が創造しようとした世界を再建するための原理を説いた「復帰原理」の3部からなり、『聖書』では比喩や象徴で表されていた真理を明らかにしたものとされる。統一原理の詳細は『原理講論』という本にまとめられているが、「(原理講論の内容は)その真理の一部分であり、今までその弟子たちが、あるいは聞き、あるいは見た範囲のものを収録したにすぎない。」との記載がある。
宗教的な「統一原理」を哲学的に体系づけたものは「統一思想」と呼ばれる。また、共産主義のとの理論闘争のため、その間違いや矛盾を指摘したものは「勝共理論」と呼ばれる。1980年代後半からは、右翼(保守)も左翼(共産主義)も神の愛によって包含する“頭翼思想”(「神主義」(Godism) とも呼ぶ)を唱えた。
[編集] 伝統的キリスト教との相違点
「統一原理」は朝鮮半島地域の民間信仰である陰陽道やシャーマニズム、仏教、儒教などとの習合がしばしば指摘されるが、既存のキリスト教神学との最も顕著な差異は、主に堕罪論(堕落論)、救済論(復帰原理)、キリスト論にある。
一般のキリスト教では、 アダムとイブは神が食べることを禁じた「善悪の知識の木」(『原理講論』では「善悪知るの木」と表記)の実を蛇(= サタン、悪魔)に唆されて食べたことでエデンの園を追放されたという創世記の失楽園物語について、信仰的寓話とするか史実と主張するかはともかく、文字通りに神の命令に背いたことが人類の罪の起源(原罪)だと解釈している。
対して教団では、「善悪を知る木」をエバ(教団はイブをこう呼ぶ)の、「善悪を知る木の実」を“エバの愛”の象徴と解し、蛇の誘惑によってその実を食べた物語は、サタンこと天使長ルーシェル(一般には「ルシファー」と呼ばれる)とエバが不倫なる霊的性関係を結んだ事(霊的堕落)の比喩であり、その実をアダムにも分け与えたことを、アダムとの時ならぬ(人格的に成熟していない時期に)肉的性関係を結んだ事(肉的堕落)の比喩であるとし、そのように聖書に暗示されている血統的な罪こそが人間の罪の根源である「原罪」であるとしている。そして、人類の父母として再臨するメシアによってしかその「原罪」を清算することはできないとしている。 一般のキリスト教では、ナザレのイエスを十字架による死と復活によって救済を完遂した救世主(メシア= キリスト)にして「子なる神」として信仰の対象にしている(三位一体)。また、この世の終わりにはイエス自身が再臨するとしている。
対して教団では、十字架による救いは神の本来の予定ではなく、本来イエスは十字架で死ぬべきではなく、生きて地上で真の母を妻に迎えて結婚し、肉体をもった実体の真の父母となり、すべての人類を接ぎ木して霊肉共に救われる道を切り開くべきであったが、ユダヤ選民の不信により「霊的救い」しかなせなかったため、再臨が必要になり、再臨主は”霊肉共の救い”を完成させなければいけないとしている。
人間の堕落はエバがサタンと性的に交わったことであり、エバの罪はサタンの血統を通じて新世代に伝えられた。イエスは結婚して罪のなき子供たちを生み出すことが使命であったが、それを達成する前に十字架で殺され、霊的救済は果たしたが、肉的救済は果たせなかったとする。 文鮮明の妻である韓鶴子の母、洪順愛(ホン・スネ)も「原理を学んでみると、聖主教団[17]で聞いていた内容や、腹中教で聞いていた内容と、あまりにも似ていると思いました」と語っている[1][18]。このように、「統一原理」は他の教団の教えと共通するところが多いため文鮮明のオリジナルではなく、彼が若い頃通った教会やイスラエル修道院の金百文の教え、平壌で接した「混淫派」、「霊体交換派」と呼ばれる神霊集団の教えを利用したものだという指摘がなされて来ているが、教団においてはこれらの神霊集団は再臨主である文鮮明を受け入れる基盤として神が用意したものだと説明されている[2][19]
[編集] 韓国中心主義
教団関連の政治団体である「国際勝共連合」が大東亜戦争を肯定的に評価したり、憲法9条の改正や核武装を訴える右寄りの主張とは裏腹に、教団自体は、過去の日本の朝鮮半島、中国、東南アジア諸国に対する統治を侵略行為・戦争犯罪とし、その時代に日本は反民主主義的な全体主義によってドイツ、イタリアと結託し、サタン(悪魔)の側に立って、民主主義によって結託した天の側のアメリカ、イギリス、フランスと戦ったと教えている[20]。特に、韓国に対しては、歴史的に侵略、迫害して来たことを国家的に償わなければならないとしている。中でも、再臨のキリストのために準備されていた韓国の乙女達を当時の日本人が慰安婦として蹂躙したため、その悪霊が日本の信者に無数に取り憑いており、その怨みを解かないといけないとして韓国で特別な修練会が行われるようになった。このため日本の信者は保守的でありながら戦争責任を告白することが多く、一般の保守派の人々とは違いがあるが、そのことは表面上伏せられている(なお第二次世界大戦中は、米国や英国などが民主主義によって結託したといっても、実質的な帝国主義国家であったことは意図的に排除されている。米国が戦後、日本を占領し、「民主主義」の国家を建設せんとしたと言っても、厳密にいえば第二次世界大戦中の交戦国同士で、共産主義国家はあっても、民主主義国家はなかったといわざるをえないからである。)
『原理講論』の初期の日本語版には韓国語版には載せてある“韓国に再臨主が来る”、”韓国語で言語が統一される”とした箇所や、”日本は再臨主が来る国としてふさわしくないサタン側の国家である”としたくだりは訳出されていなかった。そのことを日本共産党から批判され、2年以上経った1981年度版からようやく載せるようになった[7]。
[編集] 「血分け」をめぐる論争
教団の救いに関する教えの核心はメシアによる「血統転換」である。「血統転換」とは人類始祖の堕落により、サタンの血統を受け継いだ人類がメシアによって神の血統に接ぎ木されることを言う。
教団の草創期に起きた「梨花女子大事件」騒動の際に、文鮮明は女性信者に「血統転換」の儀式であるとして、自身と性交(俗に「血分け」(ピガルム)と呼ばれた)させているという疑惑が高まった。上述のように、教団設立以前に文鮮明が関わった、李龍道(イ・ヨンド)、白南柱、金聖道、黄国柱、金百文などの「混淫派」、「霊体交換派」などと呼ばれる韓国独自のキリスト教の集団は「血分け」を行っていたとも考えられており、文鮮明はその影響を受けたと見る向きもある。 文鮮明は兵役を逃れるため年齢を偽ったことと、女子大生を3日間、不法監禁した疑いで逮捕されたが、裁判の結果、無罪となった[21]
教団は血分けの存在を当初から否定して来ており、そのような主張をする者に抗議し[22]、名誉毀損などで裁判に訴えて来た。勝訴した際には新聞や当該雑誌に謝罪広告を書かせたりしてきた[23][2]。しかし、「血分け」が存在したと証言する信者たちもこれまで幾人か出ており[7]、教団を批判する者たちの多くは実際に「血分け」が行なわれてきたと考える者が多い。また、弟子の中には「血分け」をした者もおり、「血分け」をしていると教団が見ている分派もある[24]。また、教団に2年ほど在籍していたことのある鄭明析(チョン・ミョンソク)は「摂理 」(モーニングスター、JMS、MS)という教団を作ったが、2006年、鄭が自らを「再臨主」と信じる多くの女性信者と性的関係を持ったと日本で報じられた際、「摂理」の教義が統一教会(統一協会)の教義と似ていると複数のマスメディアが指摘した[4]。これに対し、統一教会(統一協会)は鄭が教団に所属していた年数より、その前後にキリスト教会に所属していた期間の方がはるかに長いことや教義的には一般のキリスト教会の方に近いなどとして、教えの類似性を指摘するメディアに再三抗議を行っている[3][25][4][26]。
また、文鮮明の長男の元妻であった洪蘭淑(ホン・ナンスク)はテレビでのインタビュー[27]などで、洪蘭淑が韓鶴子に夫(文孝進)が、「女性と関係を持つことは父の浮気と同様に神の摂理である」と言っていることを告げると、韓鶴子は夫(文鮮明)の場合は神の計画だが、長男(孝進)の場合は違うと答え、文鮮明自身も韓鶴子と同様のことを繰り返し語ったと証言している、p251・p252)。
1993年には文鮮明の側近の朴正華(パク・チョンファ)が『六マリアの悲劇 真のサタンは文鮮明だ!!』(恒友出版 )と題する著書で、文鮮明が多くの女性信者と「血分け」を行って来たと告発したが[28]、2年後に出版した『“私は裏切り者 その時私にサタンが入った!”』(世界日報社 1995年)では反対派の教唆で嘘を書いたとして、「血分け」はなかったと全面否定した。 しかし、反対者からは、「その(『私は裏切り者』を出版した)後来日したときに、『六マリアの悲劇』で述べた事実が真実である旨を証言した」、「1992年1月に神奈川県宮崎にある教団の研修施設において一部の信者向けに、「血分け」は事実であるが、原理的な意味があったものだという特別の講義がなされ」たとの反論がなされている[5][29][30]。
1996年に文鮮明はイエス・キリストが原罪のない神の血統の息子として生まれた理由を、母マリアが神の命令に従って婚約者のヨセフを裏切り、親族である大祭司長のザカリヤと性的関係を持つことにより、血統転換がなされたからであると講演会で語った[31]。しかし、文鮮明自身のメシアとしての無原罪性の根拠については今日まで語られたことはない。 また、文鮮明の来歴を載せた教団の書籍などにおいては文鮮明が1945年4月に結婚し、1956年に1月8日に離婚したこと、また、その結婚の最中であった1953年に教団に入教したばかりの延禧(ヨンヒ)専門学校{現在の延世(ヨンセ)大}の学生金明熙(キム・ミョンヒ)を妊娠させ、日本に密入国させ、男児を出産させたことなどを伏せて来た[32]が、2005年6月には、韓国において教団の歴史をまとめた『史報・通巻号』(韓国歴史編纂委員会発行)にそれらの事実を自ら明かした金明熙の証言が掲載され、その一部が日本の教団機関誌『ファミリー』(2000年5月号)に載った。金明煕の話は実際に、“血分け“があったとも取れるようなものである。
- 金明煕に幻として現れたイエス・キリストは「あなたがわたしが愛する女性と三角関係になっても、最後までわたしを愛しなさい」と言ったという。それで、金明煕は夫に愛する女性が出来たとき、互いに愛し合っているならば、2人を結婚させてあげるのが愛であると考えるようになったという。宿で2人きりになった席で、妻のいる文鮮明が「理想相対に会いたくないですか?」などと、“露骨なみ言葉”を語ったので、「噂どおりに怪しい人だ」と思ったという。文鮮明は「人間的に考えてはいけない」、「間違えばサタンが侵犯するようなものだ」と言ったと証言している。
- なお、文鮮明本人が血分けを否定したことは、これまでに一度も無い。
[編集] 伝道方法
草創期は街頭で黒板講義などをして、教団名を出して伝道していた。 現在は街頭アンケートで教団名を名乗り伝道が行われている。
最初は、自己犠牲を賞賛するものや、宗教に関連ある作品などのビデオを視聴させ、「情操教育」を行なう。
シリーズ化された「統一原理」のビデオ講義を視聴させる。そうする中で、無料の食事を提供したり世間話をしたり、激励の手紙を送る等して、来訪者との心情関係を築く。
ある程度学んだ段階で、合宿形式の修練会に参加させる。それは一日間の修練会(ワンデイ)と3日間の修練会(スリーデイズ)か、2日間の修練会(ツーデイズ)と4日間の修練会(フォーデイ)など、2回に分けて参加させることが多い。1回目の修練会では「再臨のメシア」が来るという話までで、2回目の修練会の直前または最後に、その「再臨のメシア」が文鮮明であると明かすという方法をとることが多い。かつては7日間の修練会(セブンデイズ)を行い、その最終日には一人一人、献身する誓いを立てさせられたという。
修練会の後は、ホーレンソウ(報告・連絡・相談)や、「為に生きる」訓練をさせ、祈りを始めさせる「ライフトレーニング」や、住み込みの教義研修などを行う「新生トレーニング」、教団の教義を伝道や経済活動で実践学習していく「実践トレーニング」などのプロセスを経て教化する体制になっている。
文鮮明を信奉するようになった川瀬カヨの率いていた弘法大師を奉ずる教団を、弥勒を奉ずる天地正教という宗教法人に鞍替えし、その団体を通じて統一教会(統一協会)につなげようとしていた。
天地正教の「霊妙慈経」というお経は、『原理講論』を要約したような内容であり、その解説書では随所に「再臨のメシア」という言葉が出てくる。教えを深く受け入れた信者に対しては、文鮮明夫妻を弥勒の化身として紹介するようにしていた[33]。
[編集] マインドコントロール
詳細は「マインドコントロール」を参照
桜田淳子らと共に合同結婚式に参加した翌年の1993年、山崎浩子が、統一教会(統一協会)からの脱会を表明する記者会見で「わたしはマインドコントロールされていました。」と語り、同日、アメリカの元信者であったスティーヴン・ハッサンの書いた『マインドコントロールの恐怖』(恒友出版)が発売されてベストセラーになったことから、日本でも「マインドコントロール」という言葉が広く知られることになった[34]。従来の洗脳は具体的な物理的手段を用いた強制的なものだが、マインドコントロールは物理的手段を用いないので、本人が気づかないうちに取り込まれてしまうというカルトなどによる巧妙な手法を認識される概念として登場した。信者にマインドコントロールをほどこしているという批判に対し、教団側は、「マインドコントロール」という理論は、もともとアメリカで宗教運動から信者を強制的にやめさせるための理論として出現したものであり、非科学的理論であり、反宗教的なイデオロギーに基づいた空論だと反論している[35]。
統一教会(統一協会)側は1980年代に、米国の統一教会の脱会者2人が統一教会に強制説得されたとして、詐欺罪で訴えた裁判に於いて、マインド・コントロール理論の主唱者であった心理学者のマーガレット・シンガーに対し、「アメリカ心理学会」内の有志により「科学的な裏付けが乏しく心理学者の間で一般に認められてはいない」ことを指摘する法定助言書が提出されたことにより、裁判で専門家として証言することを裁判官から許されなかったことを挙げ、この理論は米国心理学会では「非科学的」と否定された疑似科学と主張している。一方、米国心理学会はその学説自体を否定したわけではなく、客観的な検証が難しいので、肯定も否定もせず態度を留保しただけという指摘もある[36]。
ビデオセンターに誘い込まれた者の内、献身に至る者は少なく、多くは離れていくのだから、マインド・コントロール理論には根拠はないと教団は主張している。 「マインドコントロール」はカルトのみならず、自己啓発セミナーやマルチ商法まがいのビジネスなどでも使われていると言われているが、学問的には諸説があり、まだ確立された学説とはなっていない。
[編集] 改宗問題
キリスト教の牧師の中で、そのような親たちの相談に乗る者がおり、キリスト教の牧師の中で、実家やホテルやマンションの一室でそれらの牧師が信者に『聖書』を用いて教団の教えの間違いや矛盾を指摘したり、教団の隠している情報を提供したりして協力した。
教団はそれらの牧師が強制的に改宗させるのは「信教の自由」を侵害することであり、信者本人の意思を無視して、連れ去るのは“拉致”であり、脱会を決意するまで、“監禁”していると非難し、批判本を出したり、刑事告訴したりしたが、警察は親子問題として民事不介入の立場から取り上げることはなかった。そのため、1999年1月以降、信者に自らの親や協力している牧師を民事訴訟で訴えるを裁判を起こさせるようになった[3]。
1999年9月9日の米国務省の人権白書の中で「統一教会信者に対する拉致監禁を日本の警察が取り締まらないのは人権侵害である」という指摘がなされた。
2000年4月20日の国会質疑において田中節夫・警察庁長官(当時)が「(統一教会信者に対する拉致監禁事件について)たとえ親族間の問題であっても、違法行為は厳しく取り締まる」旨の発言をした。これらは統一教会(統一協会)を初めとして、カルトとみなされて、社会的反対を受ける教団らの政府への働きかけの成果と見られる。なお、霊感商法に対する対策として、信者に対する保護説得に関しては違法行為とはみなされず、捜査が行われることは無い(出典:『我らの不快な隣人』2008年刊)。
[編集] 献金・経済活動
教団には地上天国を実現するために“すべてのものを神に返す”という「万物復帰」という教えがある。特に日本は「エバ国家」、「母の国」として、夫である「アダム国家」の韓国を初め、子供たちである世界の国々に経済的貢献をする責任があるとされている。信者は、自分の財産だけでなく、すべて人の財産を神の側に捧げることが救いの条件になると教えられるので、そのためならば、人をだますことも、この世的には違法であっても、天的には善になると指導されており、これが様々な反社会的な問題を起してきたと指摘がある。 国会でも文鮮明が日本での講演会で、「法的な目から見た場合には、これは旅行ビザでも違うビザをもって来てそれは献金活動とか商売とかそれはできないようになっておる。しかし、これは法的にひっかかっても、アメリカの為に、アメリカの国民以上に先頭に立ったとするならば、神の法にはひっかからない。」と語ったことが取り上げられ、そのような発言をする文鮮明のスピーチを福田赳夫が賞賛したこと、その講演会に多くの国会議員が参加したことは問題があると国会でも追及された[37]
[編集] 献金
- 10分の3献金;一部のキリスト教と同じく収入の10分の1を献金が奨励されて来たが、1990年代頃から収入の10分の3を献金をすべきとされた他、様々な名目での献金要請が頻繁にある。
- 資産家による献金;「篤志家」、「サミット」と呼ばれる部門が資産家を対象にその預金や土地や家を売却代金を献金することを勧めたり、借り入れを要請し、その後の教育で献金に切り替えさせることも行ったという([38]、p46)
- 1988年から中国に「パンダ・モータース」という自動車工場を作るとして信者に献金が要請される。信者は家、土地まで担保に入れて借金するものまで出た。広東省恵州市に1,500万坪の土地を借りて10億ドル以上の投資で、年間30万台の自動車を作る計画だったが、この計画は後に頓挫した。
- 2000年には、文鮮明の既存の説教集7冊の合本、『文鮮明御言葉集、「成約時代と理想天国」』と題する本(文鮮明のサインと一冊ごとに番号が付いている)を『聖本』と名づけ、3千万円献金した者にその本を贈り与えるとされ、2800の教会に一冊のノルマが課せられたという.(PDG)。
- 同様に、2003年にも、文鮮明の既存の説教集9冊の合本を『天聖経』と名づけ、「天の聖書」と位置付け、430万円献金した者にその本を贈り与えるとされた。但し、教団は「『聖本』も『天聖経』も商品ではない」とし、「贈呈にあたっては、献金のみが考慮されているものではありません。」と述べている[39]。
- これらの献金は韓国の文鮮明の元に集められるが、1988年の合同結婚式の際、信者は「白い封筒に現金50万円ほどを持たされて、韓国に運んだ」と多くの元信者が話している。[6]中には教団の関連会社の責任者からの指示で5、6人のグループで体中にガムテープでお札を巻きつけ、多い時は1億円もの現金を香港や韓国へ運んだ信者もいたという[8](外国為替及び外国貿易法では一人500万円を超える額のお金を届出なしに海外に持ち出せば違反になる)。
- 文鮮明の長男の元妻である洪蘭淑は自著『わが父文鮮明の正体』で、日本人の教会幹部が、現金の詰まった紙袋をもって「イースト・ガーデン」に定期的に訪れており、その金を文鮮明は懐に入れるか、教団関連の企業の重役たちに配っていたこと、また、教会幹部が持ってきた何千ドルもの「真の家庭」への献金は文夫人の寝室のクローゼットの金庫に保管されたと記している(、p127・p182・p183)。
- 文鮮明は法人税が極端に安いため高所得の外国人や外国企業のペーパーカンパニーが税金逃れに集まるので有名な、西ヨーロッパの小国リヒテンシュタイン公国に文鮮明一族への献金を集める「真の家庭信託基金」の口座を持っているという(、p185)。
- 教団側は文鮮明夫婦だけではなく、彼らの13人の子女もまた、「統一教会内に自分たち名義の器物を一つももたない」と説明する。 子女たちに譲る財産も、また子女たちが譲り受けた財産もないと言っている。
[編集] 訪問販売活動
これまで、信者たちは「万物復帰」の教えの実践として、様々な経済活動をして来た。草創期はパンの耳を食べて、リヤカーを引いて廃品回収を行っていた。また街頭や個別訪問で花、ボールペン、高麗人参、ハンカチや化学雑巾、コーヒー、銃(問題だと指摘を受け、途中で取りやめた)など様々な物を販売した。また、数名で「マイクロ隊」と呼ばれる隊を組み、マイクロバスやワンボックスタイプのライトバンに寝泊りしながら、全国を募金集めや珍味やハンカチ等の販売で回った。
1970年代からは献身者を集団でマンション等に住みこませて、経済活動を行う「店舗」と呼ばれる拠点を全国的に作り、印鑑や高麗人参 茶(エキス)等を販売した。
無償で教団に奉仕する献身者が大多数だった頃は、委託販売形式を利用して、帳簿上は信者に給料を支払ったことにするが、実際は毎月1万5千円ほどの小遣いだけを渡すというような方法で、組織的な脱税ともみなされかねないことを行ってきた[40][41][42]。
- 蕩減(とうげん)商品;教団では日本の朝鮮統治時代の罪を蕩減(とうげん、清算の意)するためとして、韓国の教団関連企業の商品を日本の「ハッピーワールド」を通して、需要や売れ行きに関係なく、一定数の商品を強制的に仕入れさせてきており、これを「蕩減商品」と呼んだ。蕩減商品には、大理石壷、多宝塔、高麗人参茶(エキス)、「メッコール」等の清涼飲料水や、 工作機械等がある。
[編集] 霊感商法
詳細は「霊感商法」を参照
元信者によれば、効能を謳って高麗人参を販売していたことが薬事法違反に問われ、販売に行き詰まっていた中で、高麗人参と、美術品としてはあまり売れなかった韓国の大理石壺の売り上げを上げるために、教義を使って売って行こうということになったことが霊感商法の始まりだという[8]。 1980年代初めから、占いなどを切っ掛けに、ゲストを「霊場」と呼ばれる会場に連れて行き、家系図などを鑑定しながら、霊能者を装った信者が聞き出した本人や家族の不幸の原因を先祖の因縁話を使って説明し、先祖が救われるとか、このままでは不幸なるなどと不安を煽り、法外な値段で壷、多宝塔などを買わせてきた([38]、p42)。この商法を『しんぶん赤旗』が「霊感商法」と名づけて批判。『朝日ジャーナル』などのマスメディアで度々その被害や手口が報じられた。 国民生活センターや各地の消費生活センター等に多くの苦情が寄せられ、多額の金銭的被害を生んだこの商法は大きな社会問題となった。教団の関連施設などに、警察の捜査が及び、信者は証拠書類が渡らないように、逃げ回ったという。
また「霊感商法」に関係した各地の販社は、設立後2〜3年で次々と解散し、遠隔地に住所移転したり、社名を変えた。また、この霊感商法の最盛期には「TV100」と言って、月に100億円を献金するようにとの文鮮明の指示があり、実際に何度か目標額を達成し、そのお金を韓国に送金していたという[43][8]。
この「霊感商法」問題は国会でも、幾度も取り上げられたが、警察庁の刑事局保安部生活経済課長は「この種の商法というのは人の弱みといいますか、人の不安につけ込むというもので、悪質商法の中でも最も悪質なものの一つということで、全国の警察に繰り返し厳しく取り締まるように指示をしておるところでございます。」と答弁した[44]。
「霊感商法」が社会問題化した1980年後半には、「霊石愛好会」の主催で「霊感商法」を擁護する集会を各地で開いた。そこに当時の国会議員らが祝電を寄せたことが批判を受けた[45][46]。 教団側は信者に向けては、日本を共産主義の間接侵略から守るために国際勝共連合が推進してきたスパイ防止法制定運動を攻撃するために、日本共産党および日本社会党が「スパイ防止法」制定運動の資金源が統一教会(統一協会)であると誤認し、教会攻撃のために引き起したのが“霊感商法問題”だと説明した[47][48]。 一方、世間に向けては「教会一切の収益事業はおこなっておらず、教会員の献金によってのみ運営されています。…個人の職業に対しては一切関与するものではありません。ゆえにいかなる商法とも教会は関連ありません。」と教団の関与を全面否定してきた[47]。また、民事裁判では、「“しあわせサークル連絡協議会”という統一教会とは法律上も活動も別個である信者による組織が行ったのであって、教団は、信者がいかなる伝道活動をしているか、いかなる企業を経営し経済活動を行っているかなどについて知る立場にはない」などと主張してきた(平成14年(2002年)10月28日 新潟地方裁判所)。
また、『中和新聞』1996年12月15日号での「霊感商法問題に関する統一教会の見解」によれば、 販売の際に使用したセールストークは、教団の教義とは似て非なるものであり、家系図や、手相、姓名判断、四柱推命などの易学や因果応報などは仏教的な教えであり、聖書の教えを根本とする教団の教えではないとして、教義との関連を否定したが、「ハッピーワールド販売促進資料」と題する霊感商法の販売マニュアルには壺の型は文鮮明自ら考案した作品であり、御言を受け入れていない人達の救いのための条件物として作られたと説明しており、教会活動の一環として霊感商法が行われていたことの証拠となった。
1994年7月12日、日本社会党(当時)の北村哲男が「霊感商法」などの反社会的な事を行う統一教会に対する政府の見解を質す質問主意書を政府に提出したが、政府は村山富市首相名で「宗教法人法第七十九条は、宗教法人が行う公益事業以外の事業の停止命令について規定しているが、統一協会の所轄庁である東京都知事は、いわゆる霊感商法については、現在、統一協会の規則には事業として記載されておらず、また、統一協会が行っている事業であるという確証もないことから、現在のところ、同条を適用することは基本的に困難であると判断している。」と回答した[49]。しかし、民事訴訟では霊感のない信者を“徳の高い霊能者の先生”に仕立てて売るための詳細なマニュアルがあったことや、「連絡協議会」の存在を教団が主張し始めたのは、民事訴訟が提起されから7年も経ってからであり、証人に立った教団側の信者もその存在を知らなかったと証言し[50]、裁判所からも当時の「連絡協議会」の存在を示す実体もないと認定された(2001年6月29日 札幌地裁)。
訴訟においては、1984年1月12日、青森地方裁判所が、大理石の壺を販売した信者2名の販売行為が恐喝罪に当たるとして懲役2年6月(執行猶予5年)の判決を下したが、教団事体の責任は問われなかった[51]。その後、教団は1990年頃までは弁護士からクレームがあれば、お金を払って和解していた。1993年(平成6年)福岡地裁の訴訟において、原告は教団から有利な和解条件を持ちかけられたが、裁判で決着を着けなければという思いから和解を拒否[8]、同年5月27日、福岡地裁は詳細な事実認定に基づき、実質上、統一教会(統一教会)の指揮監督によって霊感商法を初めとした経済活動が組織的、計画的に行われたとして統一教会(統一協会)の使用者責任を認定し、損害賠償を命じた。これは統一教会(統一教会)の責任を認めた初の判決となった。これ以降、教団の責任を認める判決が[52]相次ぐようになり、霊感商法以外の問題も含めた統一教会(統一協会)の使用者責任を認めた判決は2003年11月5日時点で15件ある。
「霊感商法」が社会問題化し、東京都から指導を受け、通商産業省から事情聴取を受けた以降は表向き販売を中止したものの、その後も「霊石愛好会」や「天地正教」などを通じて販売は続けれられて来た。近年は大理石壺を「天運石」と称し、家の中の悪霊を吸いとってくれると言って、再び信者に買わせるようになり、その壷を韓国京畿道の清平(チョンピョン)修練苑持って行き、有料で解怨してもらうように勧めている([38]、p45)。2008年になってからも、長野県松本市などで印鑑販売の霊感商法を行ったことで複数の逮捕者が出ている。
なお、2009年6月11日の印鑑販売をめぐる特定商取引法違反事件では渋谷教会に対する家宅捜索に警視庁公安部が乗り出した。[53] またそれを遡る5月27日の福岡県の事件においては福岡県警公安一課が立件した。[54] 以前はこの種の経済事件には警視庁や各県警の生活安全部が担当していたが、オウム事件以降、カルト宗教団体に対しては公安部が担当している。
[編集] 定着経済
「霊感商法」が社会的な問題になった1990年頃から、信者達は着物、貴金属、絵画、毛皮、高麗人参等の商品を展示会形式で販売するようになった([38]、p52-p54)。訪問販売や霊感商法などのその場限りの販売と違い、専門の会社の主催で定期的に販売を行なうため、「定着経済」と呼ぶ。また、これらの販売方法は「霊感商法」で行った方法を踏襲している。ゲストを連れて行った信者は商品を説明するトーカー(アドバイザー)の協力者となり、トーカーは席を外し、「タワー長」と呼ばれる現場の指揮者にゲストの状況を報告し、指示を仰ぐ。既に教団の教えを学んでいる信者も展示会に動員され、「この〇〇を買えばメシア(文鮮明)を受け入れることになる」、「この〇〇を買えばあなたも家族も救われる」等と「霊感商法」と同様の説得をして購入させたりもした。
[編集] 関連企業や関連団体
詳細は「統一教会関連の企業と団体」を参照
教団は多くの企業を擁しているので、韓国では財閥の一つとみなされ、文鮮明は事業家としてのイメージが強いという。韓国では、系列企業は「統一グループ」と呼ばれており、文鮮明の親族がそれらの企業の幹部になっていることもしばしばである。日本では一時、キリスト教と称しながら「霊石愛好会」や「天地正教」といった仏教色の強い団体までも作っていた。近年はNGO、NPO法人などのボランティア団体を通しての浸透を図っている。また学術的な団体も多く、それらがスポンサーになった会議などのはマスメディア界、政界、学会の著名人が参加したりする。 教団に対する反対者が、教団が名前を伏せて、いろんな関連団体で活動することへの警戒感から関連団体との関係を指摘するからか、統一教会(統一協会)の公式ホームページのリンク集から、次第に関連団体の多くが載らなくなった。
- 銃の製造・販売
- 教団関連の「幸世物産」(現:「ハッピーワールド」)が1968年1月16日に射的用、狩猟用という名目で空気散弾銃2500丁を輸入した。その後、空気散弾銃は猟具としての使用を禁止する法改正が行なわれ、その後「幸世物産」は競技用という名目で1万5000丁の輸入を申請したが、空気散弾銃の競技という実態はないという警察庁の判断により不許可になった[55]。その後また、「幸世物産」が名称変更した「統一産業」が「鋭和3B」という韓国製の単発銃を射撃用空気銃という名目で輸入申請し、1970年から1972年にかけ15,700丁輸入した。このような不審な銃の輸入問題は国会でも度々、取り上げられた[56]。
- 日本では神の摂理の一環として「銃砲店の摂理」と銘打って、全国各地で信者による銃砲店を経営し、街頭でも販売活動をしていた(批判を受け、街頭活動は止めた)。批判者からは、教団は武装化しているのではとの疑念を生んだ。それらの中で、千葉のモデルガンショップの店長らが、モデルガンを実弾が撃てる短銃に改造して売りさばいたとして1992年に逮捕された。教団の草創期は信仰の訓練として、信者にハンティングをさせていたほか、銃砲訓練をさせており、文鮮明は有事の際は信者に銃を持たせ戦わせると講演したという(「原理運動被害者父母の会 陳情書」1979年2月6日)。文鮮明は、1976年6月14日付けの『ニューズウィーク』紙のインタビューで「韓国にあるあなたの工場が武器を作っているというのは事実ですか。」という質問に対して、「我々の機械工場は、防衛契約をしております。これは韓国において国民の義務であり、防衛に関係しない大企業はありません。契約として生産の5 % – 10 %が防衛目的のためのものです。」と答えた。文鮮明の四男、文国進(ムン・クッチン、JUSTIN MOON、韓国統一グループ理事長)はアメリカ・ニューヨーク州とマサチューセッツ州に工場を持つ「Kahr Arms」というガン・メーカーを経営する最高責任者である。銃のデザインも手掛けるという[57]。
- また長男の文孝進は離婚を巡る訴訟において、所有している55丁の銃器類のリストが法廷に提出された。
-
- 赤報隊事件との関連性
- 朝日新聞社阪神支局が襲撃され小尻知博記者が散弾銃により射殺された「赤報隊事件」の3日後の1987年5月5日、 朝日新聞東京本社に事件で使われた銃弾と同一の薬莢2個を同封した脅迫状が届いた。そこには「とういつきょうかいの わるくちをいうやつは みなごろしだ」[2]と記してあり[58]、以前から朝日新聞を厳しく批判していた統一教会(統一協会)の関係者の関与も疑われ[59]、捜査の対象になった。
- フリージャーナリストの有田芳生が赤報隊事件について、『朝日ジャーナル』が当時まだタブー視されていた統一教会(統一協会)批判に乗り出したことや、殺害された小尻記者が統一教会(統一協会)の霊感商法を取材していたことに対するへの報復の可能性を指摘した。また、教団関連企業の「統一産業」が韓国から大量狩猟用散弾銃を輸入したことがあり、信者の多くが全国各地で鉄砲店を経営していることを取り上げた[60]。捜査は難航し2002年には時効が成立した。
[編集] 世界各地での事業
- 日本:
- 「日韓トンネル」(調査抗を掘った以上の進展はない)
- 韓国
- 釜山ボムネッコル
- 天宙清平修練苑
- 麗水(ヨス)市(3万6千坪の土地に超大型観光団地を建設を計画中)
- 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
- 定州平和公園
- ピョンファ自動車[61]
- 中国: 自動車工場の建設(「パンダモータース」、プロジェクトは挫折)
- ブラジル
- 新希望農場
- アメリカ合衆国
- トゥルー・ワールド・フーズ(米国における鮮魚流通の大手)
- 各地で日本食レストランを経営
- ワシントン・タイムズ
- UPI通信社
- 世界
[編集] 合同結婚式
詳細は「合同結婚式」を参照
合同結婚式(ごうどうけっこんしき)は教団が主催する結婚式である。正式名称は「国際合同祝福結婚式」であるが、信者の間では「祝福」と呼ばれることが多い。教祖である文鮮明は人の性格、運命、長所、短所及び血統的因縁や課題まで見抜く力を持っているとされており、夫婦となるに相応しい男女を推薦するという。それは当人の欠点を補う相手であることに加え、先祖からの因縁や問題のすべてを清算できるという点で、最も相応しい相手を推薦するという[62]。
草創期は目の前で教祖がカップルを指名したり、信者に希望する相手を書かせたりもしていた。1988年頃から参加人数が多くなったこともあって、写真を見てカップルを決めるようになった。 教祖の推薦は断ることも許されている。 また、信者が親などに連れ戻されたときに、夫婦として「人身保護請求」できる権利を得るためとか、外国に入国し長期間滞在するために、夫婦としての生活の実態がないのに便宜的に入籍届けを出させることへの批判もあり、元信者が「婚姻の無効」を求めた訴訟で、原告の訴えの多くが認められている[3]。 信者同士が結ばれる本来の祝福の他に既婚者で祝福を受けた場合を「既成祝福」、夫婦どちらかが亡くなっている場合を「独身祝福」と言う(1997年までは伴侶が絶対善霊ではなかった為と言われ、現在は「霊肉界祝福」と言う)。また、一時は伴侶に先立たれた信者を他の信者と再婚させ、夫婦として祝福する「慰労祝福」というものもあったが、文鮮明は本来の原則にはないものとして、行わなくなった。
いずれ教祖直接の祝福ができなくなることから、近年は信者自身に「祝福を行う権能」が与えられ、将来的には信者の親同士の推薦で、子供たちを結婚させる計画になっている。この権能はあくまでも既に祝福を受けた信者に限られている。
1960年に第1回の合同結婚式が行われて以来、教団の発表では参加者数は回数を重ねるごとに増えているようだが、1997年以降からの祝福は参加条件が次第に緩くなった。必須条件とされた事前の7日間断食や21日修練会への参加や「霊の子」(自分が伝道した信者)を一定数持つこと、3年以上の献身生活(出家)、女性の年齢が23歳以上等の従来の条件が緩和(現在は18歳以上(高卒以上で親権者の同意必要)、但し家庭出発できるのは33歳以上)が緩和、ないし撤廃され、一度破局した者の再参加や既婚者で相手の十分な了承なく一人で参加することや、教会員にならなくても、教祖をメシアとして受け入れれば、他の信仰を持ったままでの参加も許されるようになった。また参加せずとも、教義上飲むことが必須であるとされる「聖酒」を意味も知らずに飲まされたり[63]、「聖酒」をキャンデーにしたものを舐めただけの人までカウントされたりしたこともあるので、実質上の数は不明である。
式に参加するには、渡航費用の他に、「祝福(感謝)献金」と呼ばれる100万円前後の献金(参加者の国籍によって異なるが、日本人の場合性別を問わず140万円程度である。“献身者”と呼ばれ教団の布教活動に専任している信者にとっては高額であり、中には借金を拵えてまで支払う者もいるとみられている)が義務付けられているため、反対者からは教団の勢力誇示と資金獲得の手段としているという見方もある[64]。1992年の桜田淳子、山崎浩子、徳田敦子の3人は合同結婚式への参加表明の記者会見で、いずれも、60万円だけで、他に献金はないと答えるなど「祝福献金」の存在を隠したコメントをした。当時の教団の広報部長、杉山富之はマスコミの取材に対して、「渡航費、ドレス代、式服、指輪、滞在の諸費用として、約60万円を準備するよう信者に通知している」、「150万円と言われた人はおそらく日韓祝福の希望者で長期滞在するケースではないか」という旨の説明をした[62] 。
1995年の合同結婚式では、参加者を集めるために、嫁不足に悩む韓国の農村の男性達を日本人の嫁がもらえると宣伝して、信仰もない“にわか信者”と日本人女性を多数結びつけたことで、結婚した後で、相手に愛人や子供がいることや、病気や借金があることが判明し、夫の酒、たばこ、ギャンブル、家庭内暴力に苦しみ、生活苦を訴える信者が一部にいることはよく知られる。韓国の幹部も後にその過ちを懺悔した。
教団の機関誌、『中和新聞』1992年9月12日号では「法律的な意味で婚姻届を出した祝福家庭の離婚率は0.7 %前後です。これは社会一般の離婚率から考えると比較にならないほど低い数字であります。」と述べていたが、近年はそれらのカップルの破局も増えたと反対者からは見られている。
祝福後生まれた子供は「祝福子女」あるいは「祝福二世」と呼ばれるが、既婚者で「既成祝福」を受ける以前に両親から生まれた子供は“ヤコブ”(ないしは信仰二世)と呼ばれ、祝福を受けた後に生んだ子供(「祝福二世」)とは教義上、血統的価値が違うということで明確に区分されている。しかし実情は、既成祝福家庭の祝福子女は、未婚で祝福を受けたカップルの祝福子女より血統的には価値が低いとみなされていたので、両者がカップリングされることは最近まで殆どなかったが、「既成家庭」も次第に増加したため、2005年末の祝福では両者の祝福が行われるのではと推測された事もある。但し教義上の血統的価値からも祝福二世と信仰二世については、両者がカップリングされることはない。
祝福子女の親たる信者の場合通常、信仰一世と呼ばれるが、彼らは教団の布教活動の初期に専任したため資産に乏しく、経済活動を一般的に見て少なく抑えていることから、また、専任したことで子女との生活を共にしない時間を持つなどしたため、子女そのものへの布教が上手くいっていないケースがみられている。祝福二世として生まれたにもかかわらず、祝福相手と別れて(相互の不信心も影響する)結婚できないケースがあるなど、文鮮明の選んだ相手との婚姻の義務(憲法24条の問題)が薄れるにつれて、子女の不信心が芽生えてきたともいわれる。 そこで近年は文鮮明教祖の後継者と目される三男の文顯進世界原研会長を中心に、子女教育に力を入れている。日本教会ではその為の本部の機構改編も行われたと言われ、子女の呼称も、従来のように「祝福二世」、「信仰二世」と区分せず単に「二世」と呼ぶように変わった(但し祝福を受ける上での両者の区分は厳然と存在し、あくまで子女教育上の呼称統一)ようである。
[編集] 霊界に関する教えや活動
[編集] 清平修練会
教団は、1995年から、韓国京畿道 加平郡の有名な観光地、清平(チョンピョン)にある「天宙清平修錬苑」で霊的修錬会を始めた。ここでは、文鮮明の妻である韓鶴子の母、洪順愛(ホン・スネ)が再臨する(憑依のような意味)とされる金孝南(キム・ヒョウナム)という女性が修錬会を執り行う。洪順愛は文鮮明によって、娘の韓鶴子を「真の母」に育てるのに、功績があったということで、偉大な母を意味する「大母様」(韓国語でテモニムと読む)という称号を与えられた。信者にとっては、カトリックにおける「聖母マリア」のような存在である。大母様は天使を意のままに動かしたり、霊界の先祖達を地獄から連れ出すこともできる権能があるとされている。霊界では文鮮明の亡くなった次男、文興進(ムン・フンジン)が霊人達に原理講義を行うとされている。
修練会では先祖の怨みを解く「直系先祖解怨式」(ちょっけいせんぞかいおんしき)という儀式がある。信者の先祖達の中には生前、報われないまま怨みをもって悪霊となったものがいるとされる。(日本軍が実際に慰安婦を強制連行したか否かについては論争がある(慰安婦を参照)
修練会では、悪霊を体から追い出すために、聖歌を大声で歌いながら、自分の肉体のあちらこちらを力の限りを叩く(按手であると称するが本来的なキリスト教の按手とは異なる)。そうすることで、自身の身体についた悪霊を取り除くのを天使が助けてくれるという(これを「役事」(やくじ)と言う)。
これらの悪霊に、解怨後は霊界で100日間の教団の教えを学ぶ修錬会を受けさたり、信者達と同様に、文鮮明による祝福を受ける「先祖祝福式」(せんぞしゅくふくしき)に参加させたり、祝福家庭としての教育のため、更に40日間の修錬を受ける。これらを全て通過する事によって、恨みを解かれた先祖は「絶対善霊」(ぜったいぜんれい)になり、地獄に行かないで済むようになり、地上の人間に善なる協助をしてくれるとされる。今日まで400回以上行われたこれらの修練会によって、2006年現在で、2800億人の「絶対善霊」が誕生したとされる。
先祖解怨式に参加して先祖を解怨するには内容によって献金する額が規定されており、最終的には210代前の先祖までを解怨すると言われている。「父方の父を辿る先祖」と「母方の父を辿る先祖」を180代前までの解怨することが望ましいとされ、このうち、1〜7代前までは特に重要だとして解怨に必要な献金は70万円とされる。それ以降の献金は7代ごとに3万円。一度に解怨できるのは原則として7代だけなので、すべてを解怨するには何十回も通わないといけない。また、先祖以外の第3者(霊人)の恨みを解くことや、土地に憑依した悪霊の恨みを解くことを目的とした「特別解怨」(とくべつかいおん)もある。
金孝南(テモニム)は時折来日し、「霊界解放」や「浄火祈願祭」なる行事を執り行っている。不治の病が治る、夫婦愛が深まる、子女に恵まれるなどの体験談などが語られることもあり、多くの信者が度々参加する。献金は新たな施設を建設する費用に充てられる。建設当初はテントやプレハブ小屋などの設備であり、いくつかの団体から反対運動があったが、国の建設許可が下りた後は、大聖殿や、老人ホームや教団や世界の指導者を育成する大学院、病院なども併設されている。
かつて「天地正教」においても先祖供養が行われた。現役信者も「先祖供養祭」などを受けるために、「天地正教」の道場に通わされた。なお、天地正教で行われた「四世代供養」は、川瀬カヨ教主が統一教会と接する以前から行っていた先祖供養をアレンジしたものだが、本来の趣旨から逸脱し、しばしば献金を集めるための手段として使われた。清平における活動に対して、反対者からは、「内部向けの霊感商法ではないか」との批判があるが、内部の信者にも同様な声があるらしく、金孝南(大母様)は「直系7代解怨がお金集めの方便だと感じる人もいるようですが、そうではないというのです。ちゃんと神様と真の御父母様の復帰のプログラムだというのです。」と信者に説明している。
[編集] 霊界通信
- 1983年に文鮮明の次男、文興進(ムン・フンジン)が亡くなった後、世界中の信者から自分は霊能者で興進が自分を通して語りかけると話すビデオテープが届き、文鮮明夫妻はそれを見ていたという。そのときからしばらくは、興進からの霊界通信とされるものが教団の機関誌『中和新聞』にたびたび載ったほか、キリストやパウロなど、様々な霊界の住人のメッセージが伝えられた。
- アフリカのジンバブエ共和国の一信者、クンディオナに興進が再臨(憑依のようなものとされ、実体再臨(キリストの使命を背負い、肉体を持って生まれる)とは区別される)したとされ、文鮮明の公認を受けて、「コンフェション」と呼ばれる告白式を全世界的で行った。公金問題、男女問題に関する罪を信者に告白させた。クンディオナはネグロイドであることから「ブラック興進様」と呼ばれていた。その当時文鮮明がクンディオナを自分の次男の興進であると認めたことがアメリカのマスメディアで写真入りで紹介されたが、1992年8月の合同結婚式の目前に控えた7月、クンディオナは教団の宣教師と共に東京第二弁護士会での記者会見と千葉県の幕張メッセでの反統一教会(統一協会)の特別集会での講演で、文鮮明はメシアではない、文鮮明が多くの女性信者と関係したなどと語った[47]。
- 文鮮明の六男、栄進(ヨンジン)の死因が自殺だと報じられたときも、霊界通信で、本人がホテルのバルコニーで体操していたとき、誤って転落したと事故の状況を説明した[65]。
- 1998年からは、信者向けの霊界通信の本が頻繁に出版されるようになった。金英順(キム・ヨンスン)という女性信者に、亡くなった李相軒(イ・サンホン、元医者で、教団の教えを哲学的に表した「統一思想」や、共産主義の誤りを批判した「勝共理論」を確立)が現れて、霊界の様子を伝えるという体裁である。
- 幸福の科学の大川隆法は「霊界通信」の本を多数出し、教勢を伸ばしたが、統一教会(統一協会)は専ら、内部信者向けに出版されている。
- 悪の本体である天使長ルーシェルがこれまでの罪を認め、神と「真の父母」文鮮明と人類に謝罪したという話や、霊界のイエス・キリスト、釈迦、マホメット、孔子の四大聖人を初め、キリスト教、儒教、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教の聖徒たちのみならず、マルクス、レーニン、スターリン、ヒットラーなどの独裁者たちまで、文鮮明をメシアとして受け入れ、絶対的に従って行くことを決意しているというの霊界からの報告などがなされている[66]。
- 2002年7月4日にはそのような、霊界のイエスや釈迦やマホメットなどの5大宗教団体の代表たちが文鮮明を再臨のメシアとして受け入れ、従って行くことを決議したという決議宣布文を『ワシントン・タイムズ』を初め主要日刊新聞に全面広告して、ハワイ、アラスカを含む全米50州の約1500万軒に直接、配逹した。
[編集] 予言
『原理講論』においては韓国の有名な予言書、『鄭鑑録』(チョン・カムノク)にはメシア思想があることに言及しているが、それについてはほとんど語られて来なかったが、1994年には、 南師古(ナムサゴ)の書いた韓国の別の予言書、『格庵遺録』に文氏が救世主だという予言があるとして取り上げ、高坂満津留という謎の作家による『ついに解明された1999年』(光言社)、翌1995年には『大予言が証す救世主 奇跡の1999年』、という本を出版した。文鮮明は信者に直々に、これらを親兄弟、知人に配って自分のことを証せよと命じた。
[編集] 政治に関する活動
教団は1968年に韓国と日本で「国際勝共連合」(通称:「勝共連合」)という反共主義の政治団体を組織した。共産主義をサタンの思想として神と人類の敵としている。この教義が浸透している為、信者は共産党と、その“系列”と看做した団体や左寄りと見える人物を徹底的に攻撃する。 韓国においては、その直前には後に教団ナンバー2となる朴普熈を初めとした韓国軍の高級将校が入教していた。その当時、「反共法」を制定し、北朝鮮を初めとする共産主義勢力との対決姿勢を取っていた朴正煕政権においては強い庇護を受けたと言われ[1][67]、統一教会(統一協会)系列の「統一産業」が韓国で小銃工場を建設する際、文鮮明の側近、朴普熈が朴大統領と事業支援について話し合ったことや韓国の公務員教育が「国際勝共連合」で行われたことなどが報じられた[68]。各政権への資金提供やKCIA(韓国中央情報部、現・国家情報院)との関係があると言われて来た(教団は否定)。また、後年には「世界平和統一家庭堂」や「世界平和統一家庭連合」の名で、政界進出を目指してきたが、2007年8月、郭錠煥を総裁にして「世界平和統一家庭党」という政党を創設、翌2008年4月の18代総選挙に比例代表に13人の候補とすべての地方区に候補を出したが、全員落選。選挙法の規定により、比例代表候補を出した政党の場合、有效得票2%以上の政党得票を得ることができなかったため政党登録を取り消された[69]。
日本においても、「勝共連合」の設立の際には、A級戦犯の疑いでGHQに逮捕されたが、アメリカに協力的な戦犯は反共のために利用する「逆コース」と言われる対日政策の転換により、釈放された笹川良一、児玉誉士夫、岸信介ら、右翼・保守の大物たちの協力を得た[70]。
「勝共連合」を通じ、自民党内の韓国ロビー、台湾ロビーと見られる政治家と密接な関係があるとも言われ[1]、後には時の大蔵大臣福田赳夫や安倍晋太郎などが来日公演に出席したり、同僚議員を「勝共連合」につなげたりするなどして協力した。
1986年の衆参ダブル選挙では、130人の“勝共推進議員”が当選したと勝共連合の機関紙『思想新聞』(同年7月20日号)が伝えた。又、その3年後に東京で開かれた「勝共連合推進国会議員の集い」には、自民・民社などの国会議員232名が参加した。
応援して来たのは自由民主党、民主党がほとんどであり、総理・閣僚経験者(現職も含む)も多数。信者の中にはそのような議員の「秘書」となった者も相当数いる。霊感商法のトーカーだった女性信者(6000双)[71]は渡辺美智雄の秘書をしていた上、自らも衆議院選挙に立候補したが、3度とも落選に終わった[8]。また、2000年8月25日には 保岡興治法務大臣の秘書官(1800双)が統一教会(統一協会)の信者だと写真週刊誌『フライデー』が報道したことを受けて、国会で社民党の福島瑞穂議員が保岡法務大臣に質問。 保岡は秘書がかつて勝共連合で活動していたことは認めたが、現在は関係ないということを本人に確認していると答弁した[72]。
このような活動は、議員に恩を売ったり、弱みを握って、教団の都合のよい方向に政治を動かそうという戦略であると反対者からは見られている。 1993年3月末に文鮮明が日本に入国した際、通常では入国できないケースであるにもかかわらず、当時の金丸信自由民主党副総裁に働きかけ、特別扱いを受けたといわれている。その背後では信者から集めた多額の資金が政治献金として動いたと指摘されている。
- 1987年には自民党の議員達が、霊感商法をやっている教団関連企業や勝共連合から政治献金を受けていたことを新聞が報じた[73]。
- 「勝共連合」が特に力を入れてきたのは「スパイ防止法」制定や教科書問題、憲法・教育基本法改正問題である。
- 中山成彬文部科学相が支部長を務める自民党宮崎県第1選挙区支部が2003年の衆院選の直前、統一教会(統一協会)の関連団体「世界平和連合」から100万円の政治献金を受け取っていた[7]。
- 岸信介は日本統一教会(統一協会)の初期の頃から熱心に賛同しており、日本での「勝共連合」の設立の際には発起人に加わるなど大いに協力した[1]。文鮮明がアメリカで脱税により投獄されたとき、その裁判が、「宗教の自由」を侵害した不当なものであるとの意見書を提出した[8]。
- 中曽根康弘は1992年の文鮮明の来日の際に会談したり、3万組合同結婚式に祝辞を寄せた他、軽井沢で、側近の朴普熈から文鮮明の訪朝の報告を受けた。また2006年3月21日、幕張メッセで開催された、教団の関連する「天宙平和連合日本大会」にも、「文鮮明総裁の指導のもと、理想を実現することを望む」という趣旨の祝電を送った[74]。
- 2006年5月13日、マリンメッセ福岡で開かれた、「天宙平和連合」の「祖国郷土還元日本大会」福岡大会(合同結婚式も行われたと報じられたが教団は否定)に、安倍晋三内閣官房長官、保岡興治(元法務大臣)を初めとしての各議員が祝電(安倍は肩書つきで)を打っていたことが波紋を呼んだ。この面々は安倍の唱える「再チャレンジ推進委員会」議員連盟の会員でもある。「天宙平和連合」の日本大会はこの後、日本各地で開かれ複数の国会議員が祝電を送っている。
- アメリカに進出してからは、レーガン、ブッシュ親子など、アメリカの保守である「共和党」を『ワシントン・タイムズ』でのサポートを初め、強力に応援し、関係を築いてきた。
- フランスでは、極右政党を率いるジャン=マリー・ルペンを資金面からも人材面からも応援した。
- ワヒド・元インドネシア大統領も教団関連のイベントに参加するなどしている。「国際的な平和活動のために、これらの著名人やいろいろな宗教界の牧師たちとの交流や対話を行なっている」と教団側は説明するが、反共主義ということで協力しているだけとか、引退した政治家などを報酬で取り込んでいるという見方もされている。
- 2007年、千葉県流山市議選にて、統一教会の幹部が民主党公認で出馬したことが伝えられた[75]。
[編集] その他の活動
- 「父母の日」(米祝日)制定 : 韓鶴子(文鮮明夫人)は1993年に「真の父母と成約時代」と題する講演を米国議会で行なったが、その日(7月28日)を記念して(教団はその日を記念してと言っているが、実際の関連性は不明である)米政府は「父母の日」という国民の祝日を定めた(1994年9月30日下院本会議可決、10月4日上院本会議可決、10月14日ビル・クリントン大統領の署名により正式法制化、米公法103-362)[9]。
- 「教科書の編集・発行」 : 韓国統一教会(統一協会)が発行した教科書(「宗教」中学用1・2・3、高校用1・2)が「教科書図書に関する規定」に合格、1995年12月29日、韓国ソウル特別市教育監により学校使用の教科書として認定された。
- 独自のキリスト論により既成のキリスト教会における「十字架」を批判、米国・欧州など一部の地域の教会の十字架を撤去する運動を行っている。
- 2003年から2年ごとに韓国国内でサッカー大会「ピースカップ」を開催してる。
[編集] 他の教団との関係
教団はすべての宗教の統一を目指しており、それに向けて他の宗教や教団に対して働きかけてきた。また表の活動とは別に、「教団復帰」と言って、他の教団に信者を潜り込ませ、そのトップや幹部を自分達の教団の方針に沿うように働きかけているという元信者の証言がある。
- キリスト教
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- 韓国のキリスト教会
- 日本のキリスト教会
- 1974年10月、日本の福音派の機関である日本福音同盟は統一教会(統一協会)が異端である(キリスト教ではない)とする声明を発表した。
- ウィリアム・ウッド宣教師は統一教会(統一協会)に反対する正統的立場からの専門家として知られている。
- アメリカのキリスト教会
- 1980年代に、キリスト教会の連合体は統一教会(統一協会)はキリスト教ではないと決定した[77]。
- 日本の宣教を任された西川勝(崔奉春)が接触。立正佼成会は対立する創価学会対策から統一教会との連携を模索。当時の会長、庭野日敬は1963年、青年部員を統一教会の修錬会に参加させた結果、次期会長候補とされていた久保木修己を初めとする50名ほどの会員が統一教会に転じた[1]。久保木は統一教会の初代会長となったほか、幹部には立正佼成会出身の者が比較的多い。立正佼成会は占いと霊能によって教勢を伸ばしたが、統一教会(統一協会)も同様の手法を使う。
- 70年安保闘争の時代に、互いの集会に参加したりするような関係であり、谷口雅春は「勝共連合は朝鮮の文鮮明と称する予言者を八紘一宇の世界の中心者とする運動だったので私たちは今まで協力できなかったが、(中略)日本中心の運動にすることが出来れば協力してもよいのである」と述べている[78]。
[編集] 教団をめぐる裁判
統一教会(統一協会)に対して起こされた裁判は2006年6月現在、1986年の初の提訴以来、100件を越えており、このうち83件で和解。11件で統一教会(統一協会)側の責任を認める判決が最高裁で確定している。
[編集] 教団側勝訴の判例
- 人身保護請求が認められた事例(実質的勝訴)
- 統一教会(統一協会)信者(30歳男性)が拉致された上、精神病院に強制入院させられ改宗を強要された事件で人身保護請求訴訟により解放された事例{昭和55年(1980年 )人ナ第1号、東京高裁・杉田洋一裁判長}
- 統一教会(統一協会)信者(26歳女性)が拉致された上、精神病院に強制入院させられ改宗を強要された事件で、高村正彦弁護士等による人身保護請求訴訟により解放された事例{昭和55年(1980年)}人ナ第1号、高松高裁・越智傳裁判長}
- 統一教会(統一協会)信者(25歳女性、小学校教員)が拉致された上、精神病院に強制入院させられ改宗を強要された事件で、上野忠義弁護士等による人身保護請求訴訟により解放された事例{昭和56年(1981年)人第1号、宇都宮地裁・多賀谷雄一裁判長}
- 強制改宗の違法性
- 2002年2月20日 統一教会(統一協会)の信者(31歳女性)に対して、信者の両親が信者を監禁、脱会を強要した事件において、「逮捕・監禁」は不法行為であり、脱会の説得に協力した牧師も連帯して責任を負うとの判決。被告は上告はせず判決が確定した。(広島高裁・宮本定雄裁判長)
- 献金の正当性
- 2003年11月27日 名古屋高裁、統一教会(統一協会)の献金の正当性を認め、原告の献金返還請求を棄却。
- 教団の関連する「天地正教」の導師部長を勤めていた元信者が1000万円の献金について、「信者の因縁話によって畏怖して献金したもの」として、「天地正教」への貸付など、約3700万円の損害賠償を求めた事案。
- (2001年)2月28日、名古屋地裁は「自主的に献金した」、「統一教会(統一協会)の信者等における脅迫等、違法な働きかけは認められない」として原告の訴えを退けた。1000万円という額についても「宗教活動として許された範囲を遥かに逸脱した違法なものとまでは言えない」と判断した。原告が控訴した名古屋高裁も一審判決を支持。2004年10月22日、最高裁への上告も棄却され、統一教会(統一協会)側が全面勝訴した。
[編集] 教団側敗訴の判例
- 献金勧誘行為の違法性
- 1993年(平成6年)5月27日、福岡地方裁判所で、統一教会(統一協会)の「霊感商法」に対する損害賠償請求訴訟で、全国で初めて統一教会(統一協会)の関与と賠償責任を認め、3670万円の支払いを命じる判決が出た。信者らは2人の未亡人に対し、亡くなった夫に関して、先祖の因縁話で、不安を煽り、執拗に迫って高額の献金をさせたり、弥勒象等を購入させた。福岡地裁は「献金勧誘行為は、布教活動の一環として行われたものであったとしても、その目的、方法、結果において到底社会的に相当な行為であるということはできず、違法であり、民法709条の不法行為に該当する」、「信者らと教団は実質的な指揮監督関係にあり、信者が献金勧誘行為が教団の教義である万物復帰の実践として理解していたことや献金がいずれも教団に帰属していることなどからみて、原告らに対して不法行為責任を負う」と判断し、教団に使用者責任を認め、献金相当額と慰謝料の支払いを命じた(『判例時報』1526号121頁 平成8年(1996年)2月19日福岡高裁控訴棄却 平成9年(1997年)9月18日最高裁上告棄却)[79]。
- 元信者が、教団による違法な入信勧誘・教化行為によって損害を受けたとして、不法行為に基づく損害賠償を教団に求めた事案で、2002年10月28日、新潟地裁は「信者らもしくは信徒会の伝道・経済行為は,被告(統一教会)が経済的な利益を追求するという目的のもとになされ」、「信者らが,文鮮明の配下というべき教団の幹部らの意を受けてその指揮・命令の下に実行された結果と認められ,(中略)原告らに対する,法人としての教団自身の故意に基づく違法行為であると評価することができる。」として民法709条に基づいて,その違法行為による損害を賠償する責任を負うと判断された[10] (平成14年(2002年)10月28 新潟地方裁判所 平成元年(ワ)374号、平成2年(ワ)389号、平成4年(ワ)389、平成5年(ワ)445 損害賠償請求)。
- 信者らの違法な献金勧誘行為により、原告らが損害を被ったとして、教団に対して、民法709条又は715条に基づき損害賠償を請求した事案で、1997年4月16日、奈良地方裁判所は教団の献金勧誘のシステムの特徴として、
- 「万物復帰の教えの下、個々の対象者からその保有財産の大部分を供出させ、被告全体としても多額の資金を集めることを目的とするものである」、
- 「対象者がある一定レベルに達成するまで、被告の万物復帰の教えはもちろんのこと、被告や文鮮明のことを秘匿あるいは明確に否定したまま、対象者の悩みに応じた因縁話等をして不安感を生じさせあるいは助長させる方法をとっている」
- 「各種マニュアル等により勧誘方法が全国的に共通していて、組織的に行われている」
- 教団への入会ないしは献金等については「入会ないしは献金等をしようとする者の判断に影響を及ぼすこととなる重要なものにつき、不実のことを告げ、また、被告への入会ないしは献金等をさせるため、対象者を威迫して困惑させるものであり、方法として不公正なもの」と判断し、教団の献金勧誘のシステムは、「不公正な方法を用い、教化の過程を経てその批判力を衰退させて献金させるものといわざるを得ず、違法と評価するのが相当である。」として教団に原告2人に対する損害賠償を命じた(平成9年(1997年)4月16日判決言渡 平成9年4月16日判決原本交付 裁判所書記官 平成6年(1994年)●第二〇七号 損害賠償請求事件)[80][11]。
- 準禁治産者申し立て事件
- 伝道に関する違法性(青春を返せ裁判)
- 元信者らが、教団又はその信者らの違法な詐欺的・脅迫的な勧誘・教化行為によって入信させられ、その後、長期間被告の献身信者として過酷な生活をさせられて信教の自由を侵害され、また、その過程で献金及び合同結婚式への参加を強要されて財産権及び婚姻の自由を侵害されたとして、不法行為(民法709条又は715条)に基づき慰謝料等の支払を求めた事案。
- 東京地裁は、信者らの伝道活動は、「相手方を畏怖困惑させ、それによって被告の教義からの離脱を困難にすることに主眼を置いていたもの」、「献金及び無償で物品販売活動等を行わせること及びそのような行為をする被告の信者を再生産することによって、経済的利益を上げることもその目的であった」、「(先祖の因縁や霊界等の)非科学的な超自然的な現象についての話は、科学的・論理的な検証が不可能であって、個人差はあっても、これを聞いて漠然とした不安を抱くことになる者がいるのは明らかであり、その上で自分や家族の具体的な事実と結び付けられると、恐怖を感じることは避けられない」「教義に深入りさせる方法としては、相当性を欠くものといわざるを得ない。」として「原告らに対する勧誘・教化行為は、不当な目的に基づく社会的相当性を逸脱した方法で、結果として原告らの自由意思を阻害しているものといわざるを得ず、原告らの信教の自由を侵害する違法な行為というべきである。」と判断した。また、合同結婚式への参加を勧めた行為についても、「信者の間では、合同結婚式への参加を断る自由があるという理解はなかったものと認められる。」として、「婚姻の自由を侵害する違法があるもの」とした。
- 損害については「過酷な経済活動や伝道活動に従事して労役の提供を余儀なくされ、さらに、献身するために勤務先の会社をやめることを余儀なくされるなど献身期間中、従前の人間関係や社会生活等を破壊された。」「文鮮明の選んだ相対者を断ると、自己や先祖の救いの道が閉ざされ、病気や怪我をしたり又は死んだりすることになるとか、死後地獄に行くことになるなどと思って苦悩し、相当の精神的苦痛を被った。」などとして、教団に対し原告の3人に対する慰謝料の支払いを命じた。被告の高裁への控訴、最高裁への上告はいずれも棄却された(平成14年(2002年)8月21日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官 平成11年(1999年)(ワ)第18400号 平成15年(2003年)5月13日口頭弁論終結)[12](平成15年(オ)第1770号 平成15年(受)第1880号)[13]。
- 婚姻の無効性
- 1993年10月7日 福岡地裁で、統一教会(統一協会)の合同結婚式に参加し、教会の指示により婚姻届をした日本人女性が婚姻意思の不存在を理由とした日本人男性との婚姻の無効の訴えが認められる。信者の福岡高裁への控訴・最高裁への上告共に棄却(1995年10月31日、1996年4月25日[82]。婚姻届をした後に脱会した元信者による婚姻無効の確認を求める裁判は、 1999年4月時点で、約50件程がその主張通り認められている。
- 強制改宗をめぐる記事の信憑性
- 教団自身が敗訴した例ではないが、カルト問題の第一人者である東北学院大学名誉教授の浅見定雄が、宗教ジャーナリストの室生忠が浅見を「強制説得」を指導する「全国霊感商法対策協議会」の「請負人」かつ「世話人」であると書いた記事を名誉毀損に当たるとして、記事を書いた室生とその原稿を掲載した『創』の編集長、篠田博之を訴えた。
- 2001年12月17日、東京地裁は、室生側に対し、「記載される個人に対する直接の取材と言う基本的ルールを無視し、これを省略して一方当事者の立場にある統一協会からの資料提供に全面依存し、その結果、事実の記載を誤るべくして誤ったものである」として金90万円の損害賠償と『創』誌への謝罪広告の掲載を命じた。2審でも浅見側が勝訴し、室生側の最高裁へ上告は棄却された。強制改宗に関する教団の主張が信憑性に問題があるプロパガンダ的なものであることが明らかになる。
- 統一教会(統一協会)の現役信者夫婦が、日本人妻の両親と説得に関わった牧師に対し、人格権に基づき、拉致監禁、棄教強要などの差し止めと、牧師に対し約1330万円の損害賠償を求めた訴訟。
- 2002年3月8日 東京地裁は原告の請求を退け、牧師も両親も全面勝訴した。原告が主張した「S牧師は違法行為の共謀をした」、「原告が監禁されていることを容認した」、「説得を受けた部屋が統一教会(統一協会)信者の監禁場所として常用されていた」、「日本基督教団が統一教会(統一協会)信者を脱会させるために拉致・監禁を組織的に行っている」などがすべて否認された。S牧師が暴言的、脅迫的発言や暴行を行ったという訴えに対しては「穏当性を欠くものであったが、損害賠償請求権を発生させるほどの違法性はない」と判断した。2002年12月26日、高裁への控訴、同年6月27日、最高裁への上告は共に棄却され、被告のS牧師と両親の勝訴が確定した。
[編集] 和解の事例
- 統一教会(統一協会)の信者である夫婦が自分達を連れ去り、脱会の説得を行った親、次女、親族、牧師らの8名を被告として、自分達の意思に反する違法な拉致,監禁及び教団からの脱会の強要等の共同不法行為に基づく差止請求及び損害賠償請求を求めた事案。
- 2004年1月23日 横浜地裁は原告の請求を棄却した。横浜地裁は、「両親の行為が原告の意思に反する,違法な,拉致,監禁及び統一協会からの脱会の強要とまで認めることはできない」「両親による暴行の事実があったと認めることはできない」と判断し、両親に協力した牧師の行為についても「牧師らの指示,指導があったとは言えない」「統一協会からの脱会の強要にあたらない」とし、原告の請求を棄却した[14]。
- 2004年8月31日、東京高裁も原告らの控訴を棄却したが、2006年3月23日、最高裁第3小法廷(上田豊三裁判長)では「信仰の自由に干渉しないことを約束する」という内容を含んだ「法定内和解」が成立した。
- 請求額以上を返金する事で和解した事案
- “因縁話”により2億1千万を献金、画や宝石など1千万円分を購入させられたとして千葉県の女性が、賠償を求めたことに対し、教団側は1億3千万での和解案を提示。交渉が進展しないため、所管庁たる文部科学省をも共同被告とした訴状を送付したところ、2008年3月に2億3千万円の和解案が提示され、和解が成立した[83]。実損額を超える和解は極めて異例であり[84]、ある識者は「文科省まで訴えられる事で教団に対し宗教法人法に基づく調査が入るのを恐れたのではないか」と見ている。
- アメリカにおいて、不当な勧誘(伝道の初期段階に教団の名前を正式に述べなかった「不実表示による詐欺」)、洗脳、虚偽の監禁などを理由として2人の元教会員が訴えた民事訴訟。
- 1審、2審は「訴訟自体が法廷を宗教問題に踏み込ませるものだ」として原告の訴えを棄却したが、カリフォルニア州最高裁は教団の名前を隠した伝道は「聖なる詐欺」(Heavenly deception)と呼ばれる教団の教義に基づく宗教行為であるが、市民が騙され、強制的説得による不利な環境に服従することから保護するという州の利益のために、教団の活動に制限を加えることは憲法上認められるとして、1、2審の略式判決を破棄し、陪審員による事実審理をするようにと差し戻した。結果的に教会と原告は和解したが、「信教の自由」があっても、伝道の方法によっては詐欺にもなり得る場合があることを示唆したものとなった(モルコ・リール事件 1998年10月27日 カリフォルニア最高裁)[85]([3]、p210-p212、p219)([51]、p160)([34]、p131-p133、p289-p291)。
[編集] 統一教会(統一協会)をめぐる人たち
[編集] 日本の歴代会長
- 久保木修己(くぼきおさみ、430組)(既成祝福)(1964年〜1991年9月25日)
- 神山威(かみやまたける、43組)(1991年 9月26日〜1993年 1月6日)
- 藤井羑雄(ふじいみちお、777組)(1993年 1月7日〜1994年4月)
- 小山田秀生(おやまだひでお、43組)(1994年5月〜1996年5月)
- 桜井設雄(さくらいせつお、43組)(1995年6月7日〜1996年6月25日)
- 石井光治(いしいみつはる、43組)(1996年6月26日〜1998年3月13日)
- 江利川安栄(えりかわやすえ、777組)(1998年3月14日〜1999年1月13日)
- 大塚克己(おおつかかつみ、6000組)(1999年1月14日〜2001年6月10日)
- 小山田秀生(おやまだひでお、43組)(2001年6月11日〜2006年8月8日)
- 大塚克己(おおつかかつみ、6000組)(2006年8月9日〜2008年5月26日)
- 徳野英治(とくのえいじ、6000組)(2008年5月27日〜2009年7月6日)
- 梶栗玄太郎(かじくりげんたろう、43組)(2009年7月7日〜)
[編集] 現役信者
- 桜田淳子 :元アイドル、歌手、女優。教団信者の姉夫婦(姉夫婦は既に脱会)の影響で、アイドル時代から入信していた。1992年に、徳田敦子・山崎浩子と共に合同結婚式に参加した。現在、3児の母である。教団のイベントや関連企業などにも用いられたりしたことで、“広告塔”になっていると批判された。桜田が所属する事務所の社長に紹介した信者が壺を売ったことや霊感商法について質問されたときに、「普通のビジネス」などと発言したことが顰蹙を買った。桜田の父は秋田父母の会「陽光会」の会長として、本間てる子と一緒に教会に対する反対運動をしていた。
- 徳田敦子 :元バドミントン世界チャンピオン。1992年の3万組・合同結婚式に参加。相手は津谷重典(つや・しげのり、専修大学卒、当時教団系企業だったワコムの経理部社員)。『やっぱりこの人が一番』(光言社、1994年)の著書あり。
- ジョナサン・ウェルズ: 生物学者。インテリジェント・デザイン運動の指導者の一人。
- 渡辺久義(京都大学名誉教授。英文学者、哲学者): 統一教会(統一協会)の下部組織、「創造デザイン学会」代表。日本におけるインテリジェント・デザイン主張の第一人者。
- 玉置祥子(統一教会関連企業「グローバルビューティー」社長):東京地裁の判決で違法な霊感商法と認定される。
- 鴨野守(世界日報編集委員)
[編集] 元信者・元求道者
- 李昌煥(イ・チャンファン) : 韓国の教団設立当時の初代会長。
- 劉孝敏(ユー・ヒョウミン) : (三十六家庭、『原理講論』執筆者の劉孝元のいとこ)日本のテレビにも出演し統一教会(統一協会)の批判をした。
- 金徳振(キム・トクチン) : 1950年代中頃に入教。教団の聖歌(19曲)の作曲者。教団の歌集は、彼の曲を作者不詳扱いで載せている。教団の教えを利用し、女性問題を起したことで当時の教会長である劉孝元から厳しく叱責され、教団を去ったと統一教会(統一協会)は言う。離教後、統一教会(統一協会)では「血わけ儀式」が行われていて、文鮮明自身関係を持った女性が多くいたと批判した。教団を離れた後に、警察牧師になったとも言われる。
- 朴鍾和(パク・ジョンファ) : 草創期の弟子。文鮮明の中学の同級生。脱会した後、建築業を営む。
- 小宮山嘉一 : 久保木修己らと共に「立正佼成会」から入信した。原理研究会を設立した教団幹部。
- 上田利治の妻 : 野球解説者で当時は日本ハムファイターズ監督であった夫は、妻子の入信が『週刊現代』で暴露されたため、責任を感じ、娘を教団から奪回するため、優勝間違いなしと思われたほど独走していたシーズンの途中で退団した。妻は後年脱会するも、2人の娘が合同結婚式に参加、信仰を続行しており上田とその周辺を心配させていると報じられた。
- 飯星景子 : タレント。1992年入信をめぐって失踪騒ぎを起こしたが、父親で作家の飯干晃一の強い説得で脱会。テレビでこのときのことを話したとき、「桜田さんに関しては、まず真実を分かってほしいということですね」とコメント。
- 山崎浩子 : 新体操元選手、現インストラクター、タレント。友人の誘いで入信。桜田淳子・徳田敦子と共に合同結婚式に参加し、勅使河原秀行と結ばれたが、挙式後、親族や牧師の説得を受け、脱会。「マインドコントロールされていました」という記者会見は教団に大打撃を与えた。自著「愛が偽りに終わるとき」(文藝春秋)で、それらの経緯を書いている。
- 音無美紀子 : 女優。「神につながれば息子の病気は治る」と言われて、入教していたが、「教会に行くためには嘘をついても神は非難しません」というような教えなどに疑問を持ち、夫、村井国夫の説得を受けて脱会。[15] 村井国夫との共著、『妻の乳房 ―「乳がん」と歩いた二人の十六年』で教団との経緯を書いている。
- 恵藤洋治 : 教団関連企業であった「ワコム」の元社長。1997年に会社の運営をめぐり、文鮮明と意見が対立し、脱会(文鮮明は会社には資本や経営に何の権利もない立場であった)。1998年に除籍処分となる。
- 仲正昌樹 現在は金沢大学教授。18歳の時から29歳まで11年半、信仰していた。 やめた理由は、人間を変えるプロセスがあまりにもプログラム化されていることに疑問を感じ、自分には合わないと考えたこと、メシアというカリスマの指導による弊害や限界を感じたことだという。 [16]
- 東純一郎 : 自己啓発セミナー「加江田塾」(宮崎市)の主宰者。死体の蘇りを信じて、腎臓病の少年や乳児らに祈とうを続け死亡させた「加江田塾ミイラ事件」で、東とその妻は死体遺棄罪で「懲役7年」の実刑判決を受けた。教団は東が1986年から1989年まで教会員であったことを認めている[3]。
[編集] 内部告発者
- 副島嘉和 : 元『世界日報』の編集局長兼、教団の広報局長。777双。『世界日報』の編集方針をめぐって教団側と対立し、暴力的に追放され、教団からも除名された。副島は元営業業局長井上博明と連名で教団の内幕を暴露した「これが統一教会の秘部だ」という内部告発の手記を『文藝春秋』1984年7月号で発表した。その発売直前に暴漢に刺されて瀕死の重傷を負った。
- 西川勝 : (韓国名は崔奉春または崔翔翼) : 密入国までして日本での宣教をした功労者。日本の信者にも大変慕われ、中にはこの人がメシアでないかと思う者もいたという。本人によれば、笹川良一に大変気に入られ、自らの財団(ブルーシー・アンド・グリーンランド財団)を任せようとしたという。教団の幹部が酒やゴルフに興じるのを見て、大変憤慨したという。教団が韓国の関連企業を助けるために日本のお金を送るようにと言う方針に反発し従わなかった。お金を出せば文鮮明と写真が撮れるというような教団の拝金主義などに呆れて、脱会した。しかし、2008年7月15日、東京で行われた「日本宣教50周年記念大会」に来賓として参加し、十字架を信じれば救われる』とするキリスト教の教えではなく愛と真理による人格完成によって地上天国はできるという統一教会の教えへの共感を語った[86]。
- スティーブン・ハッサン : マンハッタン地区の統一教会(統一協会)に所属していた(自著の日本語訳で元副教会長とされていたが、教団は幹部ではないと否定)。教団の資金集めのチームのキャプテンとしてマイクロバスを運転していた際に事故を起こし、その治療静養中に、家族による説得を受け脱会。その後、心理学を学び、『マインド・コントロールの恐怖』という本を出版。カルト教団から信者を救出する組織、「CAN」(カルト警戒網、現在はサイエントロジー含むキリスト教系、仏教系の関連団体がその名を受け継いだため、カルトの側に立つ、まったく正反対の性格の団体となった)で活動してきた。
- 洪蘭淑(ホン・ナンスク) : 教団の熱心な幹部信者である親によって、幼い頃から教団の教えで育てられた。父の洪性杓は文鮮明の指示で、「一和」を設立した。兄の洪珍輝も文鮮明の長女、誉進(イエジン)と結婚した。洪蘭淑も文鮮明の長男、文孝進と結婚するも、夫の暴力、薬物やアルコールの濫用、女性問題などの様々な不品行に耐えかね、5人の子供を連れて文家から逃げ出し、離婚した。1998年に文家の偽善を告発する手記『わが父文鮮明の正体』(「In The Shadow of Moon」)をアメリカと日本で出版。テレビや新聞などのインタビューにも出て、文鮮明一族の実態を語った[87]。両親も兄も離教している。
- 文恩進(ムン・ウンジン) : 文鮮明の四女で、教団の祝福を受けたが、乗馬のコーチと再婚した。洪蘭淑と共に、アメリカのテレビに出て、教団とは決別したこと、父親に私生児がいることなどを暴露した。
- ドナ・コリンズ : ヨーロッパにおける草創期の教団幹部の娘。幼い頃から文鮮明ファミリーと間近に接して来たが、文一族の贅沢ぶりや、不道徳さ、横暴さ、無慈悲な姿を見て、「こんなのがメシアではありえない」と思うようになり、教団を離れた。両親も離教している。[17]
- 朴悛哲(パク・チュンチョル) : 1800双(1975年) 31年間の教会員生活のうち、28年間を教団の牧師として活動。教会の発展に貢献したとして20数回表彰されたという。2001年1月9日、教団を脱会し、『奪われた30年 文鮮明統一集団の正体を暴露する』という本を執筆し、文鮮明を告発した。3年間に渡り、韓国の日刊紙、キリスト教の新聞60余の言論機関で、教団の実態を告発した。文鮮明をセックス教主だと自著で批判したことで、教団から名誉毀損で民事で訴えられたが、勝訴・刑事訴訟は係争中[88]。
[編集] 信者・賛同者との指摘があった物
[編集] 信者疑惑があった人物
- 月丘夢路(女優): 1970年代に「一和」高麗人参茶のCMに出演していたことなどから、1990年代に信者疑惑が出たが、真偽は不明。
- 大山倍達(空手家):大山の未亡人は、倍達は統一教会(統一協会)の初代会長、久保木修己とも面識があり、統一教会に何人か友人はいたが、自分も娘も統一教会が嫌いであり、倍達が信者でなかったことは断言できるとしている。ある時、統一教会関係者が倍達に壷を持たせて撮った写真が「霊感商法」をやっている会社の広告に使われたことを知って倍達は怒り、それ以来統一教会との付き合いも少なくなったと語っている[89]。
- 藤岡弘、 : 俳優。統一教会(統一協会)信者でないかと報じられたことがあったが、後に教団関連のセミナーと関わりを持ったことはあるものの、信者ではないと発言している。しかし今なおネットには、彼を統一教会信者であるとする怪文書が流布している。
- 三波春夫 : 歌手。かつては勝共連合に賛同し、積極的に応援していたが、「霊感商法」批判報道を期に離反を表明した。
- 早川紀代秀 : 元オウム真理教幹部。早川が所属していた「世界統一通商産業」(1992年 3月15日 設立)は統一教会(統一協会)系の企業とも言われるが、教団は入信そのものを否定している。
- 島田裕巳(宗教学者):大学の授業で統一教会(統一協会)のビデオを使用したり、教団を擁護するかのような発言があったことからシンパではないかとの疑惑も上がり[34]、カルト批判者から非難を受けた。
- 島本和彦(漫画家)
[編集] 政治家
- 岸信介(元首相)#政治に関する活動を参照
- 安倍晋太郎(衆議院議員): 岸信介の女婿。教団は自分達に賛同的であった岸信介・ 福田赳夫の流れを汲む安倍晋太郎が総理になることに期待をかけていたが、総裁の指名権を得た中曽根康弘が、意に反して竹下登を指名したことを強く非難していた。
- 中曽根康弘(元首相)#政治に関する活動を参照
- 福田赳夫(元首相)文とは「文さん」「福さん」と呼び合う仲だったという。
詳細は「福田赳夫#関係する人物や団体」を参照
- 菅原喜重郎(元衆議院議員、世界平和超宗教超国家連合共同議長)
- ロナルド・レーガン(元米大統領)ワシントン・タイムズ創刊を支援し、愛読者であった。
- ジョージ・H・W・ブッシュ(元米大統領):韓鶴子の世界平和女性連合の講演で、バーバラ夫人と共に家庭の価値を訴える。バーバラ夫人は韓国の清平で金孝南から按手を受けたと言われている。
- 金大中(元韓国大統領)1999年2月1日、ソウルで行なわれた韓国『世界日報』創刊10周年記念祝賀会に出席し、「世界日報は国民が必要とする最も貴重な新聞になる」との賛辞を贈り、文鮮明夫妻と握手[18]。
[編集] 現役の政治家
日本の国会にも多数の勝共推進議員を抱える等、政界に強大な影響力を持っている。
詳細は「安倍晋三#団体や人物との関係」を参照
- 山崎拓(自民党):
- 保岡興治(自民党):1度目の法務大臣就任時(2000年の第2次森内閣)に統一教会信者の山下魁川(本名・徹)を秘書官にしたり、2006年に合同結婚式に祝電を打つなどしている。
- 鳩山由紀夫(民主党)統一教会の『救国救世全国総決起大会』に民主党メンバー10数人を引き連れて出席[90]。
- 室井邦彦(民主党)
詳細は「室井邦彦#雑記」を参照
[編集] その他
- 笹川良一 (全国モーターボート競走会連合会 後の「日本船舶振興会」の会長): 密入国で逮捕された西川勝の身元引受人を買って出た。
- 松下正寿(立教大学元総長、元参議院議員):「文鮮明・人と思想」(善本社1984)等の著書あり。
- 福田信之(筑波大学元学長、理論物理学者):「文鮮明師と金日成主席」(世界日報社1992)等の著書あり。
- エマニエル・ミリンゴ(元カトリック大司教):1969年、バチカンが承認していない悪魔払いとヒーリングを行ったため、ルサカの大司教を辞任させられた前歴がある。 2001年5月27日、聖職者の結婚を禁じたカトリック教会の規則を破り、統一教会(統一協会)の合同結婚式で韓国女性ソン・マリアと結婚。反対するローマ教皇庁から説得を受け、結婚を解消し、カトリック教会に戻り、破門を免れた。2006年7月12日、ナショナルプレスクラブの記者会見で「私の妻と私は分離する事ができないし、妻は常に私と一緒に生活している」と以前の言動を翻し、同席したカトリック司祭らと共に、司祭の結婚を禁じる制度の撤廃運動を再び表明する。その後、バチカンの許可を得ずに4名の司教叙階をしたため、カトリック教会法1382条により自動破門。
- ジョージ・スターリングス(米国キリスト教イマニ・テンプル大司教): 文鮮明を「メシヤ」「神の人」「神そのもの」などと積極的に賞賛している。妻は統一教会(統一協会)の合同結婚式で選ばれた日本女性。統一教会(統一協会)では“大司教”の肩書きで紹介されているが、『ニューヨーク・タイムズ』によれば、スターリングスは1989年に性的不品行を自らの教区で非難され、ワシントンの大司教(ジェームス・アロイシャス・ヒッキー枢機卿)による処分を拒否し、独自にイマニテンプル教会を開く。そして自らを大司教に任命。それ以来、スターリングスは、カトリックの教義に反して、結婚を願う聖職者を受け入れることで教会を広げようとしてきたという。
- 室生忠(宗教ジャーナリスト):統一教会(統一協会)関連のシンポジウムの講師等を務めたこともある。月刊誌『創』(2000年4月号)で浅見定雄が「統一教会信者の『強制説得』請負人」で、「信者を脱会させるために精神病院に『強制収容』する事件に加担した」などとする記事を書いたことを当人から名誉毀損で訴えられ敗訴し、『創』誌に謝罪広告を掲載するよう命じられた[92]。
- 藤本成徳:アンカレッジ教会の副教会長。
- 稲見友之(教団の顧問弁護士)
[編集] 批判者
- 浅見定雄(東北学院大学名誉教授)教団の草創期から反対運動に関わっている統一教会(統一協会)問題の第一人者。数々の著作がある
- 川崎経子(元牧師)NPO法人 「小諸いずみ会 いのちの家」所長。
- 有田芳生(フリーランスジャーナリスト)『朝日ジャーナル』で霊感商法報道に関わったことを機に、「統一教会に詳しいジャーナリスト」という肩書きでしばしばテレビでコメントし、教団の問題点を批判する著書を多数執筆。また統一教会同様カルトであるオウム真理教にも詳しい。
- 山口広(弁護士)霊感商法被害対策の組織「全国霊感商法対策弁護士連絡会」(被害弁連)を事務局長として主導して来た。
- 紀藤正樹(弁護士)霊感商法「被害弁連」の中心的存在。テレビでも統一教会問題を取り上げた番組によく出演している。
- 郷路征記(弁護士)統一教会(統一協会)の伝道を「信教の自由」を侵害する違法なものとして訴える違法伝道訴訟(青春を返せ裁判)の先駆者。
- 山口貴士(弁護士)被害弁連に所属。紀藤正樹の「リンク総合法律事務所」に在籍。
- 中村敦夫(俳優・元参議院議員)飯干晃一と共に反対運動に注力した。
- 飯干晃一(作家) : 娘の飯星景子を説得して、離教させた。マスコミや批判書を通じ、統一教会(統一協会)に対する反対活動を積極的に行う。反対集会に参加しては参加者を励ましたり、渋谷の教団本部に出かけて行っては、現役の信者に一人ひとりに「君は間違っているぞ」と説得を繰り返したという。
- スティーブン・ハッサン(社会心理学者)
- 高橋紳吾(「東邦大学助教授、精神科医」: 日本脱カルト研究会(現:「日本脱カルト協会」)を設立。マインドコントロール理論から教団をカルトとして解説。
- 西田公昭(社会心理学者): カルトによるマインドコントロールに関する研究において、統一教会(統一協会)の資料や元信者の体験を採用しており[34]、オウム事件の裁判において心理鑑定人も務めた[19]。
- 卓明煥(タクミョンファン)(宗教ジャーナリスト)韓国において著作や講演で統一教会(統一協会)を批判。
- 櫻井義秀(北海道大学 大学院教授): 宗教社会学などの観点からカルト・マインドコントロールに関する研究において統一教会、天地正教などを考察している。
- 鈴木邦男 民族派団体「一水会」の元代表。1985年に、『朝日ジャーナル』に 「勝共連合は民族主義運動の敵だ――文鮮明王朝建設に利用される日本の若者」と出した批判手記を発表。 [20]
- 田中康夫 (前長野県知事。現新党日本代表・参議院国会議員。作家)ゲストとして出演したラジオ番組で何度か教団を名指しで批判した。
- リチャード・コシミズ(ネット・ジャーナリスト)自身のウェブサイトや自著で自民党やロックフェラー家と統一教会の関係などに批判的に触れている。
- 石井紘基(元民主党衆議院議員) 生前、統一教会とオウム真理教との関係や統一教会と政治家のつながりなどを指摘する発言を行っており[93]、2002年10月の右翼団体員による暗殺はこれらの発言が一因ではないかと言われている。
- 瀬戸弘幸(右派系政治運動家・ジャーナリスト) 自身のブログや維新政党・新風の演説などで、統一教会はカルト宗教であり、国家権力に関わっているから、税金を課すべきであるなどと批判している[94]。
- 山野車輪(漫画家) 『嫌韓流3』で霊感商法や自民党と教団の関係について批判的に触れている。
- ウィリアム・ウッド(宣教師、神学者) キリスト教福音派の立場から統一協会を批判する著書を発表し、講演活動を行っている。
- 尾形守(牧師、神学者) 統一協会を異端カルトとする著書を発表している。
[編集] 参考文献
- 教団側の文献
- 世界基督教統一神霊協会伝道教育局(訳編) 『原理講論〔重要度三色分け〕』(光言社 2007年7月) ISBN 978-4876569212
- 久保木修己(監 )『為に生きる〔改訂版〕―文鮮明師講演集』(光言社; 改訂版版 1990年)ISBN 978-4876560172
- 世界基督教統一神霊協会(編) 『統一教会の回答 日弁連「意見書」への求釈明』(光言社 1999年11月20日)ISBN 978-4876560837
- 増田善彦 『「マインド・コントロール理論」その虚構の正体―知られざる宗教破壊運動の構図』(光言社 1996年5月24日) ISBN 978-4876560493
- 朴正華 『“私は裏切り者 その時私にサタンが入った!”』(世界日報社 1995年11月) ISBN 4-88201-059-3
- 批判側の文献
- 洪蘭淑(著)、林四郎(訳) 『わが父 文鮮明の正体』(文藝春秋 1998年11月)ISBN 978-4163546100
- 浅見定雄 『統一協会 = 原理運動―その見極めかたと対策』(日本キリスト教団出版局 1987年3月20日) ISBN 978-4818421110
- 川崎経子 『統一協会の素顔 ─新装改訂版―その洗脳の実態と対策』 (教文館 2008年5月) ISBN 978-4764264335 ※用集も付き、文体平易
- 朴正華 『六マリアの悲劇―真のサタンは、文鮮明だ!!』(恒友出版 1993年10月) ISBN 978-4765230735
- 山口広 『検証・統一協会―霊感商法の実態』(緑風出版 1993年3月) ISBN 978-4846193669
- 郷路征記 『統一協会マインドコントロールのすべて―人はどのようにして文鮮明の奴隷になるのか』(教育史料出版会 1993年12月) ISBN 978-4876522507 弁護士である著者が多数の教団の元信者からの聞き取りから、教団が行う「マインド・コントロール」による教化の詳細を説明)
- 南哲史 『マインド・コントロールされていた私―統一教会脱会者の手記』(1996年 日本キリスト教団出版局 1996年4月) ISBN 978-4818402515
- スティーヴン(スティーヴ)・ハッサン(著)、浅見定雄(訳) 『マインド・コントロールの恐怖』(恒友出版 1993年4月)ISBN 978-4765230711
- 茶本繁正 『原理運動の研究』『資料編1・2』(晩聲社 1987年10月25日)、 『原理運動の実態 ファッシズムへの道』(三一書房 1979年5月)ISBN 9784380792243
- 有田芳生 『統一教会とは何か―追いこまれた原理運』(教育史料出版会、 1992年8月) ISBN 978-4876522330 、『「神の国」の崩壊―統一教会報道全記録』(教育史料出版会、1997年9月) ISBN 978-4876523177
- 青春を返せ裁判(東京)原告団・弁護団 (編著) 『青春を奪った統一協会――青春を返せ裁判(東京)の記録』(緑風出版 2000年9月) ISBN 978-4846100117
- 全国統一協会被害者家族の会(編) 『自立への苦闘―統一協会を脱会して』(教文館 2005年10月) ISBN 978-4876997695 :(脱会後も後遺症のように続く、「マインド・コントロール」の影響からの立ち直りのための方法を統一教会(統一協会)問題に関わって来た牧師や弁護士たちの経験から提示する)
- 本間てる子 『秋田の母ちゃん統一協会とわたりあう』(ウインかもがわ 2003年8月) ISBN 978-4876997695
- その他の立場
- 米本和広 『我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇』(情報センター出版局 2008年) ISBN 4795847622、『統一教会信者「脱会」後の重い十字架 書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇』(講談社『月刊現代』2004年11月号掲載):カルトを批判する立場の著者だが、統一教会(統一協会)が問題のある教団だとしても、親たちが信者を拉致、監禁とも言える強引な脱会方法はゆるされるのか、と批判)
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- 中立的なサイト
- 批判的なサイト
- カルト被害を考える会(旧「青春を返せ裁判」を支援する会)
- 全国統一協会被害者家族の会
- 霊感商法の実体(全国霊感商法対策弁護士連絡会)
- 統一協会情報:(弁護士紀藤正樹のLINCへようこそ!中のコンテンツ)
- 郷路法律事務所(札幌の「青春を返せ裁判やマインド・コントロールについての詳しい資料がある。」)
- 有田芳生の『酔醒漫録』の「統一教会」カテゴリ(有田芳生の『酔醒漫録』)
- 新世紀カルト( 「有田芳生の今夜もほろ酔い」中のコンテンツ)
- 宗教問題研究会(倉敷めぐみキリスト教会) 統一教会(統一協会)関連の貴重な資料を掲載)
- 統一協会問題相談室(日本宗教問題研究所)
- 統一協会 宗教被害Wiki
[編集] 脚注
- ^ a b c d e f 村上重良『世界宗教事典』(講談社、2000年7月10日)
- ^ a b c 世界基督教統一神霊協会(発行)『文鮮明先生を中心とする現代の摂理』(光言社、1990年12月1日)
- ^ a b c d e 山口広、中村周而、平田広志、紀藤正樹 『カルト宗教のトラブル対策』(教育資料出版会、2000年)
- ^ a b 「摂理の教義は統一協会の丸パクリ」苫米地氏分析…NewsX『スポーツ報知』2006年8月3日
- ^ 「世界基督教統一神霊協会」公式ウェブサイト
- ^ 霊感商法の統一協会、宗教分野の後継者に七男・文亨進(CHRISTIAN TODAY 2008年4月21日)
- ^ a b c d e f 浅見定雄 『統一協会 = 原理運動 その見極めかたと対策』(日本基督教団出版局、1987年3月20日)
- ^ a b c d e f g 有田芳生 『「神の国」の崩壊--統一教会報道全記録』(教育史料出版会 1997年9月)
- ^ 主宰団体からの声明(統一協会問題キリスト教連絡会)(旧・日本キリスト教団統一原理問題連絡会、日本の6教派の統一教会に対する声明が掲載されている)
- ^ 日本カトリック司教団の「世界基督教統一神霊協会に対する声明」
- ^ 心情文化の主人 文顯進
- ^ 第六章 再臨論 第5節 「第五節 言語混乱の原因とその統一の必然性」(『原理講論』 光言社)
- ^ 文鮮明の脱税に関して教会側は宗教弾圧による冤罪であると主張している(子女の時代の出発と荒野路程の終結 (1981〜1985・8・16))
- ^ 「出入国管理及び難民認定法」第五条には、日本に上陸を許可しない外国人の条件の一つに「日本国又は日本国以外の国の法令に違反して、一年以上の懲役若しくは禁錮又はこれらに相当する刑に処せられたことのある者。」という規定がある
- ^ 『李想軒先生が霊界から送ったメッセージ 天上天下の救世主━真の父母』(2000年2月14日)、『李想軒先生が霊界から送ったメッセージ 四大聖人たちの霊界セミナー』(2001年6月5日、いずれも(株)成和出版社の編集・発行)
- ^ 「これが統一協会の秘部だ―世界日報事件で追放された側の告発」(『 文藝春秋』 1984年7月号)
- ^ 1935年に朝鮮北部のチュルソンで「聖主教団」を創設した金聖道(キム・ソンド)は文鮮明と同様の教えをしており、新たなメシア(再臨主)が朝鮮に再来するとし、それを迎えるために信者に性的な禁欲を説いており、金聖道の死後、信者らは統一教会に入教したという
- ^ 韓国の異端 神秘神霊主義的宗派(PDF、、html)(倉敷めぐみキリスト教会)
- ^ 1 神が準備された摂理(世界基督教統一神霊協会公式ウェブサイト)
- ^ 第五章 メシヤ再降臨準備時代 第四節 世界大戦 『原理講論』 光言社)
- ^ 『京城新聞』 1955年10月5日付
- ^ 有田芳生氏のコメントに対する再抗議及び謝罪・訂正要求 2006年8月30日(「世界基督教統一神霊協会」公式ウェブサイト)
- ^ 『週刊大衆』昭和54年(1979年)4月12日、同1979年6月7日号164頁
- ^ か禹グループを訴えた裁判に勝利 (「世界基督教統一神霊協会」公式ウェブサイト)
- ^ 『週刊文春』2006年6月1日号
- ^ 『週刊ポスト』2006年8月18-25日号に対する抗議及び謝罪・訂正要求( 世界基督教統一神霊協会公式ウェブサイト)
- ^ CBS”60 Minutes”1998年9月20日放送
- ^ 朴の使った「血代転換」という言葉は『原理講論』の元になった『原理原本』に出ていると言われる。
- ^ 全国統一協会被害者家族(編)『自立への苦悩 統一協会を脱会して』 教文館 2005年
- ^ 抗議及び求釈明書・回答書 (『霊感商法の実態』)
- ^ 世界基督教統一神霊協会(編・著) 『真の家庭と世界平和真の御父母様が人類に下さった訓教経第』(2002年3月21日) 2章 成約宣布のみ言 1 救援摂理史の原理観
- ^ 修練会では軽く言及されるが、文鮮明の半生を解説した『文鮮明先生を中心とする現代の摂理』(光言社 1990年12月1日)や教団の公式ウェブサイトでの創始者としての文鮮明の半生の紹介でも省かれている[1]
- ^ 「変貌する新宗教教団と地域社会ー天地正教を事例として」 北海道大学 櫻井義秀
- ^ a b c d 魚谷俊輔 『統一教会の検証』(光言社 1999年9月1日)ISBN 978-4876560813
- ^ 増田義彦 『「マインド・コントロール理論」その虚構の正体ー知られざる宗教破壊運動の構図』(光言社 1996年5月24日)ISBN 9784876560493
- ^ 法廷助言書をどう読むか(北海道大学大学院文学研究科 櫻井義秀)
- ^ 第84回国会 衆議院 法務委員18号 昭和53年(1978年)4月19日(議事録)
- ^ 引用エラー: 無効な
<ref>タグ。「q.26asyukyotorouble」という名前の引用句に対するテキストがありません - ^ TBSテレビ「報道特集」への抗議及び謝罪・訂正要求2006年6月19日(「世界基督教統一神霊協会」公式ウェブサイト
- ^ 第103回国会 衆議院 商工委員会 第6号 昭和60年(1985年 )11月29日(議事録)
- ^ 第101回 衆議院 法務委員会13号 昭和59年(1989年)7月4日(議事録)
- ^ 「札幌青春を返せ訴訟・最終準備書面」「甲第六号証 資料Iハッピーワールド販売促進資料」参照)
- ^ 「TV100」は“Total Victory”の略と言われる。当時の経済の責任者であった古田元男(「ハッピーワールド」元社長)は文鮮明からの指示ではなかったが、 小柳定夫 副社長(当時)と相談し、文鮮明が言ったかのように誇張して話したことがあると語っている(「霊感商法」問題取材班 『霊感商法の真相』p40 世界日報社 1996月8月16日)
- ^ 第108回国会 衆議院 法務委員会 第3号 昭和62年(1986年)5月15日 (議事録)
- ^ 『朝日新聞』1987年7月26日 朝刊
- ^ 郷路征記弁護士による札幌青春を返せ訴訟・最終準備書面
- ^ a b c 『中和新聞』平成4年(1992年)9月12日号
- ^ 『霊感商法の真相―誰もここまでは迫れなかった』 世界日報社 1996年
- ^ 答弁書第九号 内閣参質一二九第九号 平成6年(1994年)7月12日(参議院公式ウェブサイト)
- ^ 「青春を返せ訴訟」札幌地裁判決の最終準備書面 七 訴訟対策(郷路法律事務所)
- ^ a b c 日本弁護士連合会消費者問題対策委員会(編)『宗教トラブルの予防・救済の手引―宗教的活動にかかわる人権侵害についての判断基準』(教育史料出版会 1999年10月) ISBN 978-4876523702
- ^ 東京地裁 2000年4月24日判決
- ^ 「印鑑買わねば命なくなる」と印鑑販売の疑い 統一教会を捜索 警視庁(産經新聞ニュース)
- ^ 「印鑑買わねば命なくなる」と統一教会信者 霊感商法事件 県警「信者獲得が狙い」 会社を書類送検(西日本新聞)
- ^ 第65回国会 衆議院 地方行政委員会 第19号 昭和46年(1971年)3月26日(議事録)
- ^ 第71回国会 衆議院 内閣委員会 第12号 昭和48年(1973年)4月5日(議事録)
- ^ 「統一教会・文鮮明ファミリーの大醜聞」佐和慶三郎(『週刊現代』1996年)
- ^ 第108回国会 衆議院 法務委員会 第3号 昭和62年(1987年)5月15日(議事録)
- ^ 第108回国会 参議院 予算委員会 第6号 昭和62年(1987年)5月7日(議事録)
- ^ 『週刊文春』 1997年5月15日号
- ^ “北 日本車運行禁止令予想外に強硬” Daily NK 2007-07-26
- ^ a b 光言社出版企画部(編) 『誰も書かなかった国際合同結婚式』 光言社 1993年3月1日
- ^ 公開申入れ書 1997年10月31日(霊感商法の実態)
- ^ 全国霊感商法対策弁護士連絡会、全国原理運動被害者父母の会、 日本基督教団統一原理問題連絡会 『統一協会合同結婚式の手口と実態』(緑風出版 1997年9月)
- ^ 「青春を返せ裁判」を支援する会 会報 2000年2月・第32号(カルト被害を考える会) ]
- ^ 統一思想研究院 『神様は人類の真の父母(PART2)』 光言社 2002年7月1日
- ^ 第80回国会 参議院 文教委員会 第8号] 昭和52年(1977年)4月7日(議事録)
- ^ 『ニューヨーク・タイムズ』 1976年5月25日付
- ^ (統一教会情報〉家庭党登録取り消しへ(有田芳生の『酔醒漫録』 2008年4月13日)
- ^ 第78回国会 参議員 外務委員会 第4号 昭和51年(1976年)10月21日(議事録)
- ^ 教団の行う「合同結婚式」はその結婚式に参加した人数を頭に添えてそれぞれ「6500組合同結婚式」、「3万組国際合同結婚式」などと呼ばれ、信者は自分が参加した式の参加人数によって、6500組(または6500双)、3万組(または3万双)などと呼ばれる。
- ^ 第149回国会 参議院 決算委員会 第2号 平成12年(2000年)8月30日(議事録)
- ^ 第109回国会 衆議院 法務委員会 第11号 昭和62年(1987年)9月16日(議事録)
- ^ 光文社 『 FLASH 』 2006年7月4日号
- ^ 『しんぶん赤旗』 2007年4月14日
- ^ 第84回国会 衆議院 決算委員会 第11号 昭和53年(1978年)5月12日(議事録)
- ^ 第80回国会 衆議院 法務委員会 第19号 昭和52年(1977年)5月25日(議事録)
- ^ 『生長の家』1979年8月号
- ^ 『判例時報1526号』(判例時報社)p121、『判例タイムズ880号』(判例タイムズ社)p247
- ^ 『判例時報1648号』p121
- ^ 横浜家庭裁判所 1986年12月12日審判ー東京高裁1987年3月30日決定、東京家裁八王子支部 1988年2月8日審判、東京家裁 1992年6月8日審判、横浜家裁川崎支部 1993年11月12日審判、名古屋家裁 1997年8月13日審判、東京家裁 1997年9月29日審判
- ^ 『判例時報1483号』p102、『判例タイムズ831号』
- ^ 統一教会が2億3000万円で示談 千葉の女性と(MSN産経ニュース)
- ^ 注意喚起!!霊感商法の被害急増!そして霊感商法事件で過去最高額の和解!(弁護士紀藤正樹のLINK TOP NEWS BLOG版)
- ^ Molko v. Holy Spirit Association for Unification of World Christianity,46Cal.3d 1092.726p.2d 46.252 Cal Rpt8 122(Cal.1988)
- ^ 日本宣教50周年記念大会 統一運動(天宙平和運動)ニュース 2008年7月15日(世界基督教統一神霊協会公式ウェブサイト)
- ^ Life with the Moons(“Time”)
- ^ パク・チュンチョルさん講演(『霊感商法の実態』)
- ^ 極真会館の跡目争いとゴッドハンドの生涯(石山永憲)( 宝島30 1994年9月号 「さよなら、僕らの金日成」 宝島社)
- ^ 毎週水曜日に都内一流ホテルで! 自民・民主の大物議員が終結 桜田淳子と代議士「謎の宗教パーティに潜入」(『週刊ポスト』2005年4月22日号)
- ^ 千葉県流山市議選にて統一教会幹部とされる人物が民主党公認で出馬していることを全国霊感商法対策弁護士連絡会の調査で判明したことが2007年4月14日付日本共産党機関紙しんぶん赤旗で伝えられた
- ^ 『朝日新聞』 2001年12月17日付
- ^ オウム問題を考える議員の会 『オウム事件は終わらない―カルト宗教と日本社会』(立風書房 1996年5月)第8章 カルト宗教の暴走をゆるさぬ政治を
- ^ カルト・統一教会について(せと弘幸Blog『日本よ何処へ』)
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