三重県立伊勢高等学校
| 三重県立伊勢高等学校 | |
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表門(2009年3月25日撮影) |
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| 国公私立の別 | 公立学校 |
| 設置者 | 三重県 |
| 設立年月日 | 1956年 |
| 共学・別学 | 男女共学 |
| 課程 | 全日制課程 |
| 設置学科 | 普通科 |
| 学科内専門コース | 国際科学コース |
| 高校コード | 24133E |
| 所在地 | 〒516-8515 |
| 外部リンク | 公式サイト |
三重県立伊勢高等学校(みえけんりつ いせこうとうがっこう)は、三重県伊勢市神田久志本町にある県立高等学校。かつては近隣の宇治山田高校と学校群を組んでいた。通称は「伊勢高」(いせこう)。
目次 |
[編集] 沿革
- 1956年 - 創立。当初は男子高であった。
- 1957年 - 男女共学化。
- 1972年3月 - 南島分校開校。
- 1974年 - 学校群制度開始。宇治山田高校と第3学校群(通称:3群)を形成。
- 1974年4月 - 南島分校が三重県立南島高等学校(現在は廃校)として独立。
- 1995年 - 宇治山田高校との学校群を解消し、単独選抜に戻る。国際科学コースを設置。
- 2006年 - 創立50周年記念事業を挙行。全学年のホームルームにエアコンの設置が完了[2]。同窓会が「育英会」を設立し、学校独自の奨学金制度が発足[3]。
[編集] 南島分校との関係
南島分校の開校当初から本校の伊勢高校との関係は事務的・形式的[4]なものにとどまり、教員・生徒ともに人的交流はほとんどなかったという。このことは、わずか2年で南島分校が南島高校として独立したことからも明らかである。
[編集] 行事
[編集] 校舎
- 管理棟という職員室などの事務的な棟があり、そこから1棟・2棟・3棟までが渡り廊下でつながっている。なお少し離れて一つ小さな棟(4棟)がある。
- 1棟と2棟の間には売店がある。
- 校舎及び校舎外を含めたその敷地内の大部分では、生徒は上履きで行動する。
- 2004年度からは3年生、2005年度からは2年生、2006年度からは1年生の教室に空調設備が設置された。
- 2011年度までに1棟が取り壊され、新校舎が完成予定である。
[編集] 施設配置
- 管理棟
| 階 | 施設 |
| 3階 | 生徒指導室、大会議室 |
| 2階 | 職員室 |
| 1階 | 事務室・校長室 |
- 1棟
- 主に1・2年の教室がある。平成22年度から建て替え工事に入るため、現在仮校舎を建設中。
| 階 | 施設 |
| 3階 | コンピュータ室 |
| 2階 | 学習室[5]、自動販売機 |
| 1階 | 同窓会事務室、第2講義室、自動販売機、変更黒板[6] |
- 新1棟
- 主に1・2年の教室がある。平成24年1月より本格的に使用されている。教室によっては管理棟の影になり日当たりが悪い。現在コンピュータ室は未使用。
| 階 | 施設 |
| 3階 | 普通教室、コンピュータ室、新第2講義室[7] |
| 2階 | 普通教室、学習室[8]、生徒会室、新第1講義室[9] |
| 1階 | 普通教室、自動販売機、変更黒板[10] |
- 1棟仮校舎
- 1・2年の教室がある。1棟の建て替え工事に伴う仮校舎。
- 現在は解体されている。
| 階 | 施設 |
| 2階 | 普通教室 |
| 1階 | 普通教室、自動販売機、変更黒板[11] |
- 2棟
| 階 | 施設 |
| 4階 | 音楽室、書道室、数学教室、美術室 |
| 3階 | 教育相談室、社会科教室、視聴覚教室、LL教室 |
| 2階 | 進路指導室、生物講義室・実験室、物理講義室、第1講義室 |
| 1階 | 保健室、学食、調理室 |
- 3棟
- 3年生の教室がある。
| 階 | 施設 |
| 3階 | 図書館 |
| 2階 | 普通教室 |
| 1階 | 化学講義室・実験室 |
- 4棟
- 生徒の間では、隔離棟あるいは隔離と呼ばれる。主に部活動に使用される。傾斜を利用した構造で、入り口が2階にある。
| 階 | 施設 |
| 3階 | 普通教室(ブラスバンド部) |
| 2階 | 第3講義室 |
| 1階 | 部室(野球部・サッカー部) |
[編集] その他の施設
- 柔道場
- 部室棟:2階建てで、男子棟と女子棟がある。
- 体育館
- テニスコート
- 弓道場
- トレーニングルーム
- グラウンド
- 校庭には御衣黄桜(ぎょいこうさくら)がある。
- 御衣黄桜は、昭和63年(1988年)3月に現在の職員駐車場入口付近から今の位置へ移植された。それまで、職員・生徒共にその存在に注目するものはいなかった。
[編集] クラス構成
1~7組は通常のクラスで8組は国際科学コースという特別クラス。 2年になると文・理系にクラスが分かれる際に例年理系に男子のみのクラスが1クラス、文系に女子のみのクラスが1クラスできる。
[編集] 校風
伊勢高の校風は「自主自律」・「文武両道」で表される[12]。過疎化の進む南勢地区にある伊勢高は、津市や四日市市にある進学校に比べ、のんびりしたところがある[13]。校則はそれほど厳しくもないが緩くもない。クラブと勉強を両立させている生徒も多くいる。
生徒が高校生としての勉学または生活をするという義務を果していれば、学校は服装等について特に注意をしていない。 しかしその後不審者増加のため多少厳しくなってきている。また現在はネックレス等のアクセサリーが全面禁止になった。
なお、女子はスカート丈ひざ丈が義務付けられている。
[編集] 特色
- 伊勢高・山高定期戦[14]
- 1962年(昭和37年)より毎年実施している野球の対抗試合。伊勢高校とつながりの深い宇治山田高校(山高)との間で対戦が行われており、2006年(平成18年)現在の成績は20勝22敗2引き分け(第9回大会は不明)である。
- 月例マラソン
- 1957年(昭和32年)から[15]1992年(平成4年)まで実施されていた[16]、歴史の浅い伊勢高校における歴史ある行事[15]。十分な運動場がなかった開校当初に「如何なる方法で身体活動をさせていくか」と体育教師が悩んだ末に誕生したものである[17]。「月例」という名ではあったが実際には年5回の開催だったものの、これほどの回数のマラソンを取り入れている学校は珍しかった[15]。同時に年2回の校内駅伝も開催されていた[15]。平成時代に入り、交通事情の変化や体育の単位数減少を受けて実施されなくなった[18]。
[編集] 国際科学コース
伊勢高校には国際科学コースという特別クラスが各学年1クラス設けられている。これは1995年(平成7年)の学校群制度解体にともなって個性を打ち出すために設置された[13]。事実上、特進クラスである[13]。
入学当初から明確に難関国立大学を目指す人に適しているコースで授業の進度や教科・カリキュラムに関しては普通科と変わらないが、授業内容が濃い。進度についてはたびたび普通科よりも早く進みテストを別々にすることがあるが、最終的にはほぼ同じ進度になる。クラスと各教科の先生が3年間変わらないという利点があり、先生はクラスの状態を把握しながら3年間スムーズに授業を進めることができる。
[編集] 進学
南勢地区でトップクラスの進学実績を誇り、生徒数の半数が国公立へと進学する。地元の三重大学のほか、名古屋大学・京都大学・大阪大学などの関西圏の大学も多い。旧帝大への進学率は10%~20%ほど。また、センター試験が近づくと学校は特別編成授業体制となりセンター試験のための授業をスタートする。
テストは中間、期末、実力の3種類のテストがある。実力テストは期末考査と中間考査の間に入り、毎月テストが行われる。
[編集] 授業
1限45分の7限授業。各科目で小テストが頻繁に行われる。
国語は現代文と古典(古文と漢文)、英語は英正(リーディング)と英作(ライティング)に分かれている。
[編集] 校歌
伊勢高校には校歌と2つの応援歌がある。応援歌を歌うことは、校歌に比べて大変少ないが、校歌に先立って制定された。
- 校歌
- 作詞:竹中郁、作曲:川澄健一。開校当初は校歌がなく、宇治山田高校の校歌を使っていた。♪=112。3番まであり、各番とも「みよ われら 伊勢高校」で終わるのが特徴。同窓会のウェブサイトから着信メロディをダウンロードできる。
- 応援歌(第一)
- 作詞:出口順三、作曲:奥山隆夫、補作:米本宏・糸川孝。4番まである。開校3年目に当時の在校生から歌詞を募り、国語教師が補作したものである[19]。
[編集] 未履修問題
- 当校では、2006年11月に 朝日新聞三重版において高等学校必履修科目未履修問題が指摘された。[21]具体的には、以下の点が問題視された。
- 1年の「理科総合A」が「化学Ⅰ」の授業に振り替えられていた。
- 2年理系クラスの地理歴史科で、カリキュラム上はA科目(世界史A・日本史A・地理A)であったが、実際にはB科目の授業が行われていた。更に生徒にはB科目の教科書のみ買わせ、A科目の教科書は買わせていなかった。[22]
- これに対し、三重県教育委員会は「学校の裁量の範囲」としたが、全校集会において当時の校長が謝罪している。また、翌2007年にはカリキュラムが改定された。
- 問題が指摘された2006年は、くしくも本校創立50周年の記念の年であった。
[編集] 部活動
無所属の生徒も多い。ただし、学校側が発表した2005年(平成17年)の部活動加入率は95%である(1人で2つの部活動を掛け持ちした場合、2人として計算しているため高い値になっている)[23]。そのうち、運動部への加入率は6割程度[23]。2年の終わりに引退となるクラブもある。 近年では陸上部、男女バドミントン部など活躍が目立ち、全国大会への出場も果たしている。
- 文化部
- 生物部
- 歴史部
- 天文同好会
- 写真部
- 茶道部
- ESS部
- 書道部
- 文芸部
- 漫画部
- 放送部
- 美術部
- 合唱部
- 囲碁部
- 将棋部
- 演劇部
- 家庭部
- サイエンスクラブ
- ブラスバンド部
- 運動部
- 硬式野球部
- 軟式野球部
- 硬式庭球部
- ソフトテニス部
- サッカー部
- 陸上競技部
- 柔道部
- 弓道部
- 剣道部
- 卓球部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- バドミントン部
- ワンゲル部
- ラグビー部
- 空手道部
[編集] 生徒会活動
生徒会活動はあまり活発ではなかったが、活性化に向け2004年(平成16年)から執行部改革が進められた[23]。ここでは、生徒会に付属していない委員会についても記述する。
- 執行部:会長1名、副会長1名、書記2名、会計1名から構成。1年間に前後期の2度、選挙により選出。
- 財政委員会
- 運動委員会
- 文化委員会
- 図書委員会
- 保健委員会
- 選挙管理委員会
- 人権委員会
- 生徒会誌編集委員会
- アルバム委員会
[編集] 著名な出身者
- 松本正之(5期) - NHK会長、東海旅客鉄道副会長
- 太田孝(5期) - 近畿日本ツーリスト社長
- 野呂昭彦(7期) - 三重県知事
- 清水順三(8期) - 豊田通商社長
- 小津博司(10期) - 法務事務次官
- 岩本愛吉(10期) - 東京大学医科学研究所教授、日本エイズ学会会長
- 濵口道成(11期) - 名古屋大学総長
- 楠田枝里子(12期) - タレント
- 小倉久寛(15期) - 俳優
- 笙野頼子(16期) - 小説家
- 石原恒和(18期) - ゲームクリエイター、株式会社ポケモン社長
- 早川洋行(21期) - 滋賀大学教授
- 藤波俊彦(27期) - 漫画家
- モリタイシ(37期) - 漫画家
- 西岡恭蔵(期不明) - フォークシンガー
[編集] その他
- 伊勢高校の周辺には皇學館大学・高校・中学そして伊勢市立倉田山中学校がある。
- 国際科学コースを専門教科を含んだカリキュラムだと勘違いする人がいるが、あくまでコースであるので扱い・教科としては普通科である。
[編集] 出身中学校
例年、伊勢高校の隣にある伊勢市立倉田山中学校からの進学者が最多である。近年は志摩市から通学する者が増加傾向にある。
- 平成20年(2008年)度出身中学校別生徒数[24]
- 上位5校まで、3学年合計在籍者数
- 伊勢市立倉田山中学校…87名
- 伊勢市立厚生中学校…74名
- 志摩市立文岡中学校…68名
- 伊勢市立宮川中学校…67名
- 伊勢市立五十鈴中学校…64名
[編集] 参考文献
- 『伊勢高等学校五十年史』伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、平成18年11月1日、282pp.
- 川喜田隆雄(2005)"「進学校」という物語の中で生きる生徒と教師"高校生活指導(全国高校生活指導研究協議会).166:80-83.
[編集] 脚注
- ^ 伊勢高校の生徒手帳記載の「本校の位置」では北緯34度29分5秒東経136度43分50秒となっているが、日本測地系による表記と思われる。
- ^ 講義室などの特別教室には配置されていない
- ^ 伊勢高校同窓会 奨学金制度について
- ^ 南島分校が開校時、単独高校としての要件を満たさなかったため、暫定的にどこかの高校の分校という形式をとることを求められ、伊勢高校の分校となった。
- ^ 参考書や辞典などがおかれており、自由に利用することができる。
- ^ 授業の時間割変更を知らせる。
- ^ 平成23年度中の名称
- ^ 参考書や辞典などがおかれており、自由に利用することができる。
- ^ 平成23年度中の名称
- ^ 授業の時間割変更を知らせる。
- ^ 授業の時間割変更を知らせる。
- ^ 川喜田(2005):83ページ
- ^ a b c 川喜田(2005):82ページ
- ^ 伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、2006、85ページ
- ^ a b c d 伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、2006、128ページ
- ^ 伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、2006、130ページ
- ^ 伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、2006、70ページ
- ^ 伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、2006、71ページ
- ^ 伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、2006、122ページ
- ^ 伊勢高等学校50周年記念事業実行委員会、2006、123ページ
- ^ 三重県よろずや:教育委員会
- ^ 2007年以降はA・B両方の教科書を購入することとなった。
- ^ a b c 川喜田(2005):81ページ
- ^ 伊勢高校公式サイトより