三輪身

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Dharma Wheel
密教
仏教
金剛乗仏教
時代・地域
初期 中期 後期
インド チベット 中国 日本
主な宗派(日本)
東密
※は、「真言宗各山会」加入
- 古義真言宗系 -
高野山真言宗
東寺真言宗
真言宗善通寺派
真言宗醍醐派
真言宗御室派
真言宗大覚寺派
真言宗泉涌寺派
真言宗山階派
信貴山真言宗
真言宗中山寺派
真言三宝宗
真言宗須磨寺派
真言宗東寺派
- 新義真言宗系 -
真言宗智山派
真言宗豊山派
新義真言宗
真言宗室生寺派
- 真言律 -
真言律宗
台密
〈日本〉天台宗
信仰対象
如来 菩薩 明王
経典
大日経 金剛頂経
蘇悉地経 理趣経
思想 基本教義
即身成仏 三密 入我我入
曼荼羅 護摩
東密
古義広沢流 小野流新義
関連人物
東密
金剛薩埵 龍樹
龍智 金剛智 不空 恵果
空海
真言律
叡尊 忍性 信空
台密
最澄 順暁 円仁 円珍
ウィキポータル 仏教

三輪身(さんりんじん)とは、密教における如来・菩薩・明王を、その性質に従って三種類の仏身観に分類したものである。

自性輪身(じしょうりんしん)、正法輪身(しょうぼうりんしん)、教令輪身(きょうりょうりんしん)の三身観をいう。輪とは、全体(輪、Cakra)を形成するための要素という意味で、また煩悩を摧破する輪宝のことである。

金剛界曼荼羅の自性は、中央・大日如来、東方・阿閦如来、南方・宝生如来、西方・阿弥陀如来、北方・不空成就如来によって分担されているが、これらの五如来は、それぞれが真理の当体(自性)に他ならないので、自性輪身(仏・如来)という。この真理は、衆生を教化救済するために菩薩が化現し正法を説く。これを正法輪身(菩薩)という。さらにその済度を徹底するために強剛難化の衆生を忿怒(ふんぬ)相をもって折伏する役割が教令輪身(明王)である。

下記は『秘蔵記鈔』2の説。正法輪身には異説ある。

方位・位置 自性輪身(如来 正法輪身(菩薩 教令輪身(明王
中央 大日如来 般若菩薩 不動明王
東方 阿閦如来 金剛薩埵 降三世明王
南方 宝生如来 金剛蔵王 軍荼利明王
西方 阿弥陀如来 文殊菩薩
観世音菩薩
大威徳明王
北方 不空成就如来 金剛牙菩薩 金剛夜叉明王