三菱・4A9型エンジン

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三菱・4A9型エンジンは、三菱自動車工業直列4気筒ガソリンエンジンの系列である。2004年コルトに初搭載された。

概要[編集]

4A9のプロジェクトは三菱自動車とダイムラー・クライスラー(現・ダイムラー)の共同作業として開始され、三菱自動車はエンジンの開発を担当した。製造はダイムラーの子会社である(以前は三菱自動車との合弁企業であった)ドイツのMDCパワー社にて行われていたが、現在は京都市の三菱自動車パワートレイン製作所で行われている。 4A9型のメルセデス・ベンツにおける型式はM135となり、4A90がM135 E13、4A91がM135 E15となっている。

4A9は三菱自動車の直4エンジン系列では初めて高圧ダイキャストアルミ合金製シリンダーブロックを採用した。その他、アルミ合金製シリンダーヘッド、DOHC4バルブ構造および(吸気側のみ)MIVEC可変バルブ機構を採用している。また、カムシャフトは従来の4G1型のタイミングベルトに代わり、タイミングチェーンで駆動される。

バリエーション[編集]

4A90[編集]

  • タイプ: DOHC 16バルブ MIVEC
  • 排気量: 1,332cc
  • ボアピッチ: 83.0mm
  • ボア: 75.0mm
  • ストローク: 75.4mm
  • 最高出力: 70kW(95PS) / 6,000rpm
  • 最大トルク: 125N·m(92kg·m) / 4,000rpm
搭載車種

4A91[編集]

  • タイプ: DOHC 16バルブ MIVEC
  • 排気量: 1,499cc
  • ボアピッチ: 83.0mm
  • ボア: 75.0mm
  • ストローク: 84.8mm
  • 圧縮比: 10.0:1
  • 最高出力: 80kW(109PS) / 6,000rpm
  • 最大トルク: 145N·m(107 ft·lbf) / 4,000rpm
搭載車種

スマート・フォーフォー1.5スポーツスタイル(500台限定・国内未導入モデル)にはブラバスによってチューニングされたエンジンが搭載された。それと同時に既存の1.5エンジンを同様の仕様にチューニングするSB3キットも販売された。主な内容はカムシャフトとECUの変更、出力は以下の通り。

  • 最高出力: 90kW(122PS) / 6,250rpm
  • 最大トルク: 160N·m / 3,800rpm

4A92[編集]

  • タイプ: DOHC 16バルブ MIVEC
  • 排気量: 1,590cc
  • ボア: 75.0mm
  • ストローク: 90.0mm
  • 圧縮比: 11.0:1
  • 最高出力: 86kW(117PS) / 6,000rpm
  • 最大トルク: 154N·m(114 ft·lbf) / 4,000rpm
搭載車種

関連項目[編集]