七河迦南
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 文学 |
|---|
![]() |
| ポータル |
| 各国の文学 記事総覧 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
| 作家 |
| 詩人・小説家 その他作家 |
七河 迦南(ななかわ かなん)は日本の小説家、推理作家。東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。2008年、連作短編集『七つの海を照らす星』で東京創元社主催の第18回鮎川哲也賞を受賞しデビューした。
児童養護施設「七海学園」を舞台にしたデビュー作に続くシリーズ第2作の『アルバトロスは羽ばたかない』は、原書房『本格ミステリ・ベスト10』で第5位、宝島社『このミステリーがすごい!』で第9位にランクインした。
デビュー以前に、光文社文庫の公募アンソロジー『新・本格推理』に短編が2度掲載されている。
目次 |
略歴 [編集]
2006年、東京創元社が主催する第3回ミステリーズ!新人賞(2006年3月末日締切)に短編「その漆黒の翼」を投稿し2次選考通過(最終候補)。この年の2次通過は7名だったが、そのうち受賞者の秋梨惟喬、滝田務雄以外にも、沢村浩輔、南園律がのちにデビューしており、レベルの高い作品がそろった年だった。翌年の第4回ミステリーズ!新人賞(2007年3月末日締切)では、短編「夏の幻の少女」が1次選考通過。この作品を「夏期転住」として織り込んだ連作短編『七つの海を照らす星』で第18回鮎川哲也賞(2007年10月末日締切)を受賞し、2008年10月デビュー。
小学生のときに読んだガストン・ルルーの『黄色い部屋の謎』がミステリにのめり込むきっかけになった。創元推理文庫を中心に、S・S・ヴァン・ダインやエラリー・クイーンなどを読みあさったが、特にジョン・ディクスン・カーの存在は大きく『三つの棺』には大きな影響を受けているという。日本の作品では、中井英夫『虚無への供物』、若竹七海『ぼくのミステリな日常』、芦辺拓『殺人喜劇の13人』を影響を受けた作品として挙げている[1]。
作品リスト [編集]
単行本 [編集]
- 七つの海を照らす星(2008年10月 東京創元社 / 2013年5月 創元推理文庫)
- 収録作品:今は亡き星の光も / 滅びの指輪 / 血文字の短冊 / 夏期転住 / 裏庭 / 暗闇の天使 / 七つの海を照らす星
- アルバトロスは羽ばたかない(2010年7月 東京創元社) - 「七つの海を照らす星」続編
- 空耳の森(2012年10月 東京創元社ミステリ・フロンティア)
- 収録作品:冷たいホットライン / アイランド / It's only love / 悲しみの子 / さよならシンデレラ / 桜前線 / 晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)/ 発音されない文字 / 空耳の森
雑誌掲載短編 [編集]
アンソロジー [編集]
「」内が七河迦南の作品
- 新・本格推理06 不完全殺人事件(2006年3月 光文社文庫)「あやかしの家」
- 新・本格推理07 Qの悲劇(2007年3月 光文社文庫)「暗黒の海を漂う黄金の林檎」
