一角獣の殺人

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一角獣の殺人』(いっかくじゅうのさつじん、原題: The Unicorn Murders )は、アメリカ推理作家カーター・ディクスンジョン・ディクスン・カーの別名義)による推理小説。発表は1935年ヘンリー・メリヴェール卿ものの長編第4作目にあたる。

あらすじ[編集]

パリで休暇を楽しむ元英国情報部員のケンウッド・ブレイクは、カフェテラスの店先でかつての同僚、イブリン・チェインに声をかけられ、その場の成り行きで彼女とそこで待ち合わせた情報部員のフリをしてしまう。イブリンの任務は、「一角獣」と呼ばれる秘宝の警護で、それをつけ狙うフランス中を騒がす怪盗フラマンドとパリ警視庁の主任警部ガスケの対決が話題となっていた。そして、ロアール河畔の古城『島の城』で、フラマンドの逮捕を宣言した謎の男が、目撃者の前で突然頭を手で押さえながら階段から転げ落ち、その死体の額には一角獣の角で突かれたような大きな穴が開いていた。こうして希代の怪盗、パリ警視庁の覆面探偵、ヘンリー・メリヴェール卿が三つどもえの知恵比べを展開する中、あろうことか、ケンに殺人容疑と怪盗の嫌疑がかけられてしまう。

主な登場人物[編集]

ケンウッド・ブレイク(通称ケン)
元英国情報部員。本作の語り手
イブリン・チェイン
英国情報部員
ガストン・ガスケ
パリ警視庁の主任警部
フラマンド
正体不明の怪盗
ジョージ・ラムズデン卿
「私服」の英国外交官
ギルバート・ドラモンド
マルセイユで死んだ男
ハーヴェイ・ドラモンド
ギルバートの弟。英国情報部員
アーネスト・ヘイワード
アメリカ人の弁護士
オーエン・ミドルトン
若いアメリカ人。推理作家
エルザ
「ミドルトン夫人」
カービー・ファウラー
イギリスの新聞記者
エドゥアール・エベール
マルセイユの警察医
ダンドリュー伯爵
『島の城』の城主
オーギュスト
城の家令
ヘンリー・メリヴェール卿(通称H・M)
英国情報部の部長

補足[編集]

他作品との関連[編集]

脚注[編集]

  1. ^ マザーグースの「ライオンと一角獣(ユニコーン)」の唄の最終節「どちらも街から追い出した」(And sent them out of town)の歌詞が、『鏡の国のアリス』では「太鼓たたいて街から追い出した」(And drummed them out of town)に変えられており、本作に引用されている唄の歌詞は『鏡の国のアリス』の方である。