一宮なほみ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一宮 なほみ
いちみや なほみ
生年月日 (1948-11-22) 1948年11月22日(75歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都
出身校 中央大学法学部卒業
前職 仙台高等裁判所長官
現職 人事院総裁
称号 法学士 (中央大学)
瑞宝大綬章

日本の旗 第25・26代 人事院総裁
在任期間 2014年4月12日 - 2021年6月22日
首相 安倍晋三
菅義偉
テンプレートを表示

一宮 なほみ(いちみや なほみ、1948年11月22日 - )は、日本裁判官人事官弁護士

人事院総裁(第25・26代)、仙台高等裁判所長官などを歴任。

人物[編集]

東京都出身。中央大学法学部を卒業後、裁判官に任官された後、各地の地方裁判所などの判事を経て仙台高等裁判所長官を務めた。

ねじれ国会状態の参議院上林千恵子法政大学教授の人事官起用の国会同意人事案が民主党日本維新の会日本共産党生活の党など野党の反対で不同意となり[1]、人事官ポストが1つ空席となっていたため、2013年6月に裁判官出身者としては異例となる人事院人事官に任命された。その後、成長戦略として「女性登用」を掲げていた第2次安倍内閣で、2014年4月12日付で女性として初の人事院総裁に就任し、4月14日に内閣総理大臣官邸にて安倍晋三総理から辞令を交付された[2]。2017年6月22日、人事院総裁に再任された[3]。2021年6月22日、任期満了により退任[4]。2022年、瑞宝大綬章受章[5]。2023年エフビー介護サービス取締役

経歴[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 「人事官と検査官に不同意 参院本会議、民主など反対」日本経済新聞2013/3/29
  2. ^ 「自公過半数、ねじれ解消…民主惨敗・維新伸びず」2013年7月22日03時25分 読売新聞。「人事院人事官に一宮氏 」日本経済新聞2013/6/11付。「やっかみ無視できるキャリア「積み重ねてきた結果」 女性初の人事院総裁 一宮なほみさん(65)」産経ニュース2014.4.15。一宮人事院総裁に辞令=初の女性—安倍首相 ウォール・ストリート・ジャーナル日本語版 2014年4月14日閲覧
  3. ^ 人事院総裁、一宮氏を再任”. 日本経済新聞 (2017年6月16日). 2020年10月8日閲覧。
  4. ^ 人事院総裁に川本氏 政府決定”. 日本経済新聞 (2021年6月18日). 2021年6月18日閲覧。
  5. ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
  6. ^ a b 第2次安倍内閣
  7. ^ 第4次安倍内閣
  8. ^ 東北新社役職員による総務省幹部接待問題
  9. ^ 経歴紹介一宮なほみ法律事務所
  10. ^ 取締役(監査等委員)一宮 なほみ

外部リンク[編集]


先代
原恒雄
人事院総裁
第25・26代:2014年 - 2021年
次代
川本裕子
先代
房村精一
仙台高等裁判所長官
2011年 - 2013年
次代
倉吉敬
先代
小林克己
水戸地方裁判所
2005年 - 2007年
次代
加藤新太郎
先代
新設
裁判所職員総合研修所
2004年 - 2005年
次代
安井久治