ヴルカーノ島

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ヴルカーノ島
Isola vulcano.jpg
リーパリ島より望む
座標 北緯38度24分0秒 東経14度58分0秒 / 北緯38.40000度 東経14.96667度 / 38.40000; 14.96667座標: 北緯38度24分0秒 東経14度58分0秒 / 北緯38.40000度 東経14.96667度 / 38.40000; 14.96667
面積 20,87 km²
海岸線長 28 km
最高標高 499 m
所在海域 ティレニア海
所属諸島 エオリア諸島
所属国・地域 イタリアの旗 イタリア
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エオリア諸島とヴルカーノ島の位置
グラン・クラテーレの火口。斜面に硫黄が堆積している。後方はリーパリ島。

ヴルカーノ島 (Isola di Vulcano) は、エオリア諸島に属する面積約21平方キロの火山島で、行政上はイタリアシチリア州メッシーナ県に所属する。

地理[編集]

シチリア島の20km北のティレニア海のパッティ湾に位置する。 ボッケ・ディ・ヴルカーノは、幅750m程の海峡で対岸にリーパリ島がある。

島は、それと同名のヴルカーノ火山(Vulcano)の存在によって形作られている。

火山[編集]

火山活動はアフリカプレートが北へ移動し、ユーラシアプレートとの衝突によってより生じ、3つの活動中心が知られている。最も大きく活発な「ヴルカーノ・デッラ・フォッサ」(Vulcano della Fossa:窪んだ火山)または「グラン・クラテーレ」(Gran Cratere:巨大クレーター)または「コーノ・ディ・ヴルカーノ」(Cono di Vulcano:ヴルカーノの円錐)と呼ばれる高さ391mの赤い石で出来た火山、その他は「ヴルカネッロ」(Vulcanello:小火山、標高123m)、「モンテ・アーリア」(Monte Aria:空気の山、標高500m)、「モンテ・サラチェーノ」(Monte Saraceno:サラセンの山、標高481m)である。最後の噴火は1890年で現在でも山上での水蒸気や海底での硫黄質泥の噴出などがある。

経済[編集]

ヴルカーノでの泥浴

噴火口で硫黄を採取する企業がある。島の森林部分ではエニシダユーカリが茂り、ブドウが栽培されている。放牧も行われている。飲料水の泉に欠き、島の西側にある井戸から調達される。島にとって観光は大変重要である。

交通[編集]

ヴルカーノ島は、海上交通でリーパリ島と結ばれ、ヴルカーノ島のレヴァンテ港(Porto di Levante)からボッケ・ディ・ヴルカーノを渡ってリーパリ島までは約15分掛かる。そして一時間半ほどでメッシーナ県のミラッツォに到達する。

神話[編集]

ギリシア神話ではこの島には、キュクロープス達が手伝う、火と鍛冶の神ヘパイストスの鍛冶工房があるとされていた。 しかし、ローマ神の名前である「ヴルカーノ」(ウルカヌスのイタリア語形)が島には与えられた。 そしてここから「vulcano」(火山)や「vulcanesimo」(火山活動)という単語が作られた。また、加硫といって、ゴムに強度を増すために硫黄を加えて加熱する工程も、この島から名前をとって"Vulcanization"と名前を付けられた。

外部リンク[編集]