ヴォルフガング・アルテンブルク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴォルフガング・アルテンブルク
Wolfgang Altenburg
ヴォルフガング・アルテンブルク (1983年)。
生誕 (1928-06-24) 1928年6月24日
ドイツの旗 ドイツ国
プロイセン自由州
ポーゼン=西プロイセン県英語版 シュナイデミュール
死没 (2023-01-25) 2023年1月25日(94歳没)
所属組織 ドイツ国防軍海軍
ドイツ連邦陸軍
軍歴 1956年 - 1989年 (連邦軍)
最終階級 大将 (連邦軍)
テンプレートを表示
バイエルン州首相フランツ・ヨーゼフ・シュトラウスと会見するアルテンブルク(1987年)

ヴォルフガング・アルテンブルク: Wolfgang Altenburg1928年6月24日 - 2023年1月25日)は、ドイツ西ドイツ)の軍人。最終階級はドイツ連邦軍大将。1983年から1986年まで連邦軍総監を、1986年から1989年まで北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会議長を歴任した。

経歴[編集]

西プロイセンのシュナイデミュール(現在のポーランド領ピワ)に生まれる。第二次世界大戦中の1944年にヘルゴラント島で海軍補助員の任務に就いた。戦後はブレーメンに住み、食品業の職業訓練を受けた。

1956年にドイツ連邦軍に入営して士官候補生となる。将校教育を受け部隊勤務を積んだ後、ハンブルクの連邦軍大学に学んで参謀教育を受けた。その後国内外(アメリカ合衆国など)での参謀将校としての任務に従事。特に国防省での勤務が多かった。1975年5月から第7装甲擲弾兵旅団長を1976年5月まで務める。1980年から第3軍団長に、1983年に第8代連邦軍総監に就任。1986年に北大西洋条約機構軍事委員会議長に選出され、ブリュッセルのNATO本部に駐在した。1989年に任期を終えた。

ドイツ連邦共和国功労勲章十字星大綬章、アメリカ合衆国レジオン・オブ・メリット勲章、イタリア共和国功労勲章を受章。退役後の1990年からNATOや国内外政府の安全保障諮問機関の顧問を務め、講演やメディアへの出演を続けている。

夫人との間に三児があり、6人の孫がいる。ブレーメン・ノルトに居住していたが、2023年1月25日、死去[1]。94歳没。

脚注[編集]

  1. ^ Klein, Andreas (2023年1月28日). “Die Clausewitz-Gesellschaft trauert um ihren Ehrenpräsidenten” (ドイツ語). Clausewitz-Gesellschaft e.V.. 2023年2月1日閲覧。

外部リンク[編集]

ドイツ国防省による紹介(ドイツ語)

軍職
先代
パウル=ゲオルク・クレッフェル
ドイツ連邦陸軍第3軍団司令官
1968年10月1日 - 1972年9月30日
次代
ハンス=ヨアヒム・マック英語版
先代
ユルゲン・ブラント
連邦軍総監
1983年-1986年
次代
ディーター・ヴェラースホフ
先代
コルネリス・デ・ヤヘル
NATO軍事委員会議長英語版
1986年-1989年
次代
ヴィグレイク・エイド英語版