ヴィラコッポス国際空港

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ヴィラコッポス国際空港
Aeroporto Internacional de Viracopos-Campinas
Viracopos-Campinas International Airport
Viracopos Tower.JPG
IATA: VCPICAO: SBKP
概要
空港種別 公共
運営者 Infraero
供給都市 サンパウロ州カンピーナス
ハブ空港とする航空会社 アズールブラジル航空
標高 661 m / 2,170 ft
座標 南緯23度00分26.58秒 西経047度08分04.28秒 / 南緯23.0073833度 西経47.1345222度 / -23.0073833; -47.1345222
ウェブサイト Infraero VCP
地図
VCPの位置(ブラジル内)
VCP
VCP
Location in Brazil
滑走路
方向 全長 表面
m ft
15/33 3,240×45 10,630 舗装
統計 (2010年)
利用者数 5,021,939
発着数 74,472
貨物取扱量 216,097
統計はInfraeroより[1]
出典は空港公式サイトより[2]

ヴィラコッポス国際空港(ヴィラコッポスこくさいくうこう、: Aeroporto Internacional de Viracopos)は、ブラジルサンパウロ州カンピーナス市郊外にある国際空港。所在地の名を取って「カンピーナス国際空港」と呼ばれる場合もある。

概要[編集]

開港までのいきさつ[編集]

サンパウロ市はブラジル最大(南アメリカにおいても最大)の都市であるにもかかわらず、唯一の市内にある国際空港であるコンゴニャス国際空港は滑走路が2本とも2,000メートル以下と短いため、1950年代後半から就航し始めたボーイング707ダグラスDC-8コンベア880などの中・長距離国際線用の大型ジェット機の就航が不可能であった。その上、市内の住宅街にあることから滑走路の延長など空港の規模拡張が困難であった。

しかし、1960年代以降にこれらの中・長距離国際線用の大型ジェット機が急増することが予想されたために、これらの機材の離着陸に対応できる3,000メートル級の滑走路を備えた本格的な国際空港として、サンパウロ市から北西に100キロ近く離れたカンピーナス市の郊外に1960年にヴィラコッポス国際空港が開港した。

「最も都心から遠い空港」[編集]

旅客ターミナル内
ボーディングブリッジがないためにタラップを使用するアズールブラジル航空

その後は、地元ブラジルのフラッグ・キャリアヴァリグ・ブラジル航空やREAL航空の他に、日本航空パンアメリカン航空ルフトハンザ航空スカンジナビア航空など世界各国の航空会社が乗り入れた。

しかし、サンパウロ市内から遠く、乗客はコンゴニャス国際空港より2時間近くかけてバスで来る必要があったため、リオ・デ・ジャネイロガレオン国際空港1977年に拡張し、ヴァリグ・ブラジル航空の国際線ハブとなり乗り入れ便数が増加して以降は、次第に多くの乗客がコンゴニャス国際空港で出国手続きを済ませてから国際線乗り継ぎ専用便でガレオン国際空港へと向かい、同空港から目的地へと向かう方法を選択するようになり、乗り入れ便数が減少していった。

このため、1960年代末には早くもサンパウロ市街近郊への新空港建設の必要性が叫ばれ、その後、1970年代に入り新空港をサンパウロ市北東部のグアルーリョス市にあるブラジル空軍基地を拡張して建設することに決まり、1985年1月20日グアルーリョス国際空港が開港した。なお、サンパウロ市内からあまりに遠いことから、長年ギネスブックに「最も都心から遠い空港」として掲載されていた。

現在[編集]

その後は、シャトル便を含む国内線はコンゴニャス国際空港、国際線と国内線はグアルーリョス国際空港を使用することが多くなり、その後も国際貨物便と一部の国内線が乗り入れるものの1日の乗降客数は3,000名程度(2008年度実績)と少なく、国内、国際貨物便の扱いが中心となっていた。

この様な状況を受けて航空貨物専用のスポットを増設した他、6万平米を越す広さの通関施設や保冷装置を備えた貨物専用ターミナルを備えるなどの設備の拡充を行った。その結果、現在40社を超える国内外の貨物航空会社が乗り入れており、航空貨物の取扱量ではブラジル第2位の規模を誇る。

また旅客便に関しても、格安航空会社であるアズールブラジル航空が当空港をメインハブ空港として利用し始めたこと、悪天候による空港閉鎖が少ないことなどから発着便数・利用者数は増加傾向にあるが、現在のところは発着便の殆どがアズールブラジル航空で占められている。なお、国際便はPLUNAウルグアイ航空が就航している。

拡張計画[編集]

なお現在ブラジルは、経済成長や格安航空会社の増加を受けて航空旅客がさらに増加することが見込まれているものの、コンゴニャス国際空港の拡張が不可である上、グアルーリョス国際空港の拡張を行ってもサンパウロ圏の旅客をさばくだけの余裕がなくなるとみなされているため、ブラジル空港インフラ業務公社は64億レアルを投資し、2030年までにヴィラコッポス国際空港を発着回数57万回、搭乗客総数5100万人規模に段階的に拡張する計画を発表した。

開港以来ボーディングブリッジがないままであるなど、旅客ターミナルの設備が老朽化したことから、2015年までの期間で予定されている第一次拡張計画では、旅客ターミナルの建て替えと、サンパウロからリオデジャネイロの間をグアルーリョス国際空港経由で結ぶ高速鉄道を設ける予定であると発表されている。

交通[編集]

グアルーリョス国際空港コンゴニャス国際空港との間にリムジンバスや各航空会社運行によるシャトルバスが運行されている。また、自家用車でのアクセスも可能である。なお、サンパウロの中心地までは約1時間半かかる。

主な就航航空会社[編集]

現在[編集]

過去[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]