ヴァーマナ

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ヴァーマナがマハーバリの額に3歩目を下ろす場面。

ヴァーマナVāmana, デーヴァナーガリー表記:वामन)は、ヒンドゥー教におけるヴィシュヌの第5のアヴァターラである。ヴァーマナは矮人で、デーヴァの敵、バリ(チャクラヴァルティ)からを全て騙し取った。

ヴァーマナはバラモン乞食少年を装って3歩歩いた分だけの土地を要求し、バリは師のアスラグル・スクラチャリヤの警告にもかかわらず、それを認めた。ヴァーマナは巨大化し、1歩目で大地を跨ぎ、2歩目で天を踏み、地底世界(パーターラ)はバリのために残しておいた。しかしバリは約束が履行されない事を望まなかった。そのためヴァーマナは3歩目でマハーバリの頭を踏み付けて地底世界へ押し付けることで同意した。バリは不死身にされ、今も地底世界に棲むと言われる。

バリは毎年、彼の国民の繁栄を保障すべく現世へ戻って来ると考えられている。それをインド南部のケーララ州ではオーナム祭で祭っている。

比較神話学では、ジョルジュ・デュメジルによって北欧神話の神ヴィーザルとの類似性が指摘されている。

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