ヴァラー級フリゲート

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ヴァラー級フリゲート
Spioenkop F147.jpg
艦級概観
艦種 フリゲート
原設計 ドイツの旗 ドイツ
運用者  南アフリカ海軍
就役期間 2006年 - 就役中
前級 プレジデント級(イギリス製12M型)
次級 最新
性能諸元
排水量 満載 3,700t
全長 121.0 m
全幅 16.34m
吃水 5.95 m
機関 CODAG方式 3軸推進(2軸スクリュー、1軸ウォータージェット推進
MTU 16V-1163-TB93ディーゼルエンジン(5,920kW、7,940hp 2基
GE社製 LM2500ガスタービンエンジン(20,000kW、27,000hp) 1基
速力 30 kt
航続距離 8,000 nm (16kt/h)
行動日数 28日
乗員 117名
兵装 76mm単装砲 1基
デネル35DPG 35mm連装機関砲 1基
MrI 20mm単装機関砲 2基
シー・ルージュ12.7mm機銃 2基
ウムコント短SAM 8セルVLS 2基
エグゾセMM40 ブロックII SSM 四連装発射筒 2基
324mm連装短魚雷発射管 2基
艦載機 アグスタウェストランド リンクス 1機
C4I TAVITAC-NT戦術情報処理装置
レーダー MRR-3D NG 多機能レーダー
ソナー キングクリップ・ソナー

ヴァラー級フリゲート (Valour class frigate) は、南アフリカ共和国海軍のフリゲート

概要[編集]

本級は、ドイツブローム・ウント・フォス社のブランドであるMEKO型フリゲート・シリーズに属している。1990年代後半に開発された新しいシリーズであるMEKO A型の設計に基づいており、MEKO A-200 SAN型と呼ばれる設計を採用している。また、ネームシップの艦名から「アマトラ級」とも呼ばれている。ブローム・ウント・フォス社ハンブルク造船所でF145とF147、ホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船社キール造船所でF146とF148の計4隻が建造され、2006年から2007年にかけて就役した。

船体はステルス性を考慮した長船首楼型で、煙突を設けず排気は海水で冷却された上で艦尾より行なわれる。それらにより、レーダー反射と赤外線の放射を減少させている。

機関はCODAG方式で、左右の推進軸はディーゼルエンジンによるスクリュープロペラ、中央の推進軸はガスタービンエンジンによるウォータージェット推進になっている。速力は、ディーゼルエンジン1基で18kt、2基なら23kt、ガスタービンエンジン1基で25kt、全エンジン併用で30kt。

本級の武器システムは、

といった要素を具備している。

兵装は、基本的には西欧製のものを搭載しているが、一部に南アフリカ国産のものが搭載されている。このうち、もっとも大きなものが、ウムコント個艦防空ミサイルである。ウムコントの発射機としては、76mm単装砲と艦橋との間の甲板に8セルVLSが2基配置されているが、8セルVLS2基分の増設が可能になっている。また、近接防御火器(CIWS)としては、デネル・エアロスペース・システムズ社製の35mm連装機関砲が搭載されている。

ヘリコプター格納庫は、アグスタウェストランド リンクス型なら2機格納できる大きさがある。

同型艦
艦番号 艦名 起工 進水 就役
F145 アマトラ (SAS Amatola) 2001年8月 2002年6月 2006年2月
F146 イサンドルワナ (SAS Isandlwana) 2001年10月 2002年12月 2006年7月
F147 スピオエンコプ (SAS Spioenkop) 2002年2月 2003年8月 2007年2月
F148 メンディ (SAS Mendi) 2002年6月 2003年10月 2007年3月

参考文献[編集]