ヴァドソー

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ヴァドソーの紋章
ヴァドソーの位置

ヴァドソーVadsø, 北部サーミ語:Čáhcesuolu, フィンランド語:Vesisaari)は、ノルウェーフィンマルク県の都市。面積1,258平方キロメートル。人口6,186人(2004年)。

地理[編集]

ヴァドソーはヴァランゲル半島英語版南岸にあり、カバノキ属の樹木の森が周囲に広がっている。

歴史[編集]

教会を含むヴァドソーの町並み。2004年2月

1500年代に漁村ができ、ヴァドソヤ島にある教会ができた。のちに住民がヴァドソヤ島から本土へ移り住んだ。町となったのは1833年で、まもなくフィンランドスウェーデン北部から飢餓に苦しむ移民が集まった。フィンランド語が瞬く間に第一言語となり、この状態が10年続いた。現在でもフィンランド語は家庭内で話されている。ナチス・ドイツに占領された第二次世界大戦中、ヴァドソーは幾度もソヴィエト軍の空襲を受けた。しかし、フィンマルク県の他の場所と違い、19世紀からの木造建築が被害を受けずに今も残っている。ノルウェー人の建てたエスベンセン邸、フィンランド人の建てたトゥオマイネン邸などである。ヴァドソヤ島は1926年、探検家ウンベルト・ノビレロアール・アムンセン飛行船ノルゲ号北極点探険へ向かった出発地である。ノビレは飛行船イタリア号で1928年に再度訪れている。

交通[編集]

ヴァドソー空港がある。

名前の由来[編集]

ノース語のVatnsøyに由来する。vatnは水、øyは島を意味する。『飲料水のある島』という意味である。

紋章[編集]

1976年より使用している。トナカイの頭部を表す。

野鳥[編集]

ヴァランゲル・フィヨルドの岸に位置することから、ヴァドソーは貴重な野鳥観察で知られる。

姉妹都市[編集]