ヴァシリッサ・オルガ (駆逐艦)

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ヴァシリッサ・オルガ(ギリシャ語:Βασίλισσα Όλγα)は、ギリシャ海軍ヴァシレフス・ゲオルギオス級駆逐艦である。イギリスヤーロー社で建造された。同型艦にヴァシレフス・ゲオルギオスVasilefs Georgios)がある。

艦歴[編集]

1937年に発注され、1938年に進水、1939年竣工した。1940年10月にイタリアがギリシャに侵攻を開始すると、オトラント海峡での敵補給路攻撃や、船団護衛などに従事した。ドイツのギリシャ侵攻後も船団護衛に従事していたが、ギリシャがドイツに占領された後はイギリス軍と共に、地中海インド洋で護衛任務などに従事した。

1941年の11月から12月には、インドカルカッタで修理や兵装の変更がおこなわれた。この際、魚雷発射管高角砲に取り替えられたりしている。

1942年3月、駆逐艦ジャガー、対潜とローラー1隻と共にトブルクへ向かうタンカーを護衛した。しかし、26日にジャガーがドイツ潜水艦によって沈められ、ヴァシリッサ・オルガがその乗員の救助に向かった間に護衛していたタンカーも別のドイツ潜水艦によって沈められてしまった。1942年5月、触礁し損傷。同年12月15日マルタ南方で、イタリア潜水艦ウアルシエク (Uarsciek) をイギリスの駆逐艦ペタードHMS Petard)と共同で沈める。1943年1月18日から19日の夜、イギリスの駆逐艦と共同で、イタリアのタンカー ストロンボリ (Stromboli) を撃沈。6月2日スパルティヴェント岬(Cape Spartivento)沖で、イギリスの駆逐艦ジャーヴィスHMS Jervis)と共に、水雷艇カストーレ (Castore) 及び小型の護衛艦X137に護衛されたイタリア船2隻を攻撃し、4隻とも沈めた。

シチリア島攻略作戦などに参加後、ドデカネス諸島の戦いに投入された。その戦い中の1943年9月18日には、スタンパリア島Stampalia)の近くでイギリスの駆逐艦エクリプスフォルクナーと共同で、駆潜艇UJ2104に護衛された2隻の貨物船を攻撃して全滅させたが、9月26日に、レロス島Leros)でドイツ空軍機によって撃沈された。