ヴァシュロン・コンスタンタン

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ヴァシュロン・コンスタンタンVacheron Constantin )は、スイスジュネーヴを本拠地とする時計メーカー。以前はバセロン・コンスタンチンと呼ばれていた[1]

パテック・フィリップオーデマ・ピゲと共に世界三大高級時計メーカーの一つとして数えられている[2]トゥールビヨンを始めとする複雑な機構を持つ機械式時計のほか、宝石を多用した宝飾時計で知られる。現在はスイスリシュモングループの傘下となっている。

歴史[編集]

  • 1755年 - ジャン=マルク・ヴァシュロンJean-Marc Vacheron )によって創業。継続的に時計を製造してきたメーカーとしては世界最古とされている。ヴァシュロンが24歳の折、時計工房を開き、1755年9月17日に一人の見習い職人を雇う。
  • 1760年 - ジャン=マルク・アブラアムJean-Marc Abraham )ヴァシュロンと妻ジュデイトの間に生まれる。父同様時計職人を志す。
  • 1787年 - ジャック・バルテルミJacques Barthelemy )アブラアムと妻アンの間に生まれる。類い稀な才能を発揮し、現在のヴァシュロン・コンスタンタンの礎を築く。繊細かつ大胆なアイデアを用い、ミニッツリピーター等の複雑時計の製作が得意であった。
  • 1819年 - ヴァシュロンの孫であるバルテルミは企業運営に長けたフランソワ・コンスタンタンFrancois Constantin )を共同経営者に迎えることによりヴァシュロン&コンスタンタン (Vacheron et Contantin)と社名を変更する。優れた営業マンでもあったフランソワは世界各地を行商し、ヨーロッパ・アメリカ・アジアへも進出を果たす。
  • 1839年 - 機械技師ジョルジュ=オーギュスト・レショーGeorges-Auguste Leschot )が経営に参加、画期的な「パンタグラフ」を発明し、時計作りに革命をもたらす。
  • 1880年 - 組織を株式会社とし、シンボルマークである「マルタ十字」を商標登録。時計に使用される部品の形が「マルタ十字」形をしていたことに由来する。
  • 1906年 - ジュネーブ、ムーラン通りに初のブティックを開店。
  • 1935年 - エジプト王への贈呈品として、世界で最も複雑な820のパーツを使用したグランド・コンプリケーション時計を製作。
  • 1938年 - ジャガー・ルクルト社と業務提携をし、共同企業である工業製品商事株式会社(SAPIC)を設立。
  • 1955年 - 創業200周年を迎えたこの年、厚さ1.64mmという世界で最薄の機械式ムーブメントを発表。
  • 1970年 - 社名から"&"が省かれ、ヴァシュロン・コンスタンタンとなる。
  • 1979年 - 計118個、総カラット数130カラットのダイヤを使った「カリスタ」発表。製作に6000時間かかり、当時としては最高値がついた。
  • 1998年 - ジュウ渓谷に複雑時計の製造から組み立て、自社ムーブメントの開発製造などを行うヴァシュロン・コンスタンタン・ヴァレ・ド・ジュウを設立。
  • 2004年 - ジュネーブ近郊プラレワットに最新工場が完成。メゾン ヴァシュロン・コンスタンタンが新装オープン。
  • 2005年 - 創業以来営業を継続している時計メーカーとしては最長の創業250周年を迎え、記念モデル5種を発表。

代表的なモデル[編集]

  • パトリモニー
  • トラディショナル
  • マルタ
  • オーヴァーシーズ
  • 1972
  • ヒストリークシリーズ
  • メティエダール・コレクション
  • ケドリル

脚注[編集]

  1. ^ "Constantin"の部分はコンスタンティンとも表記されたことがある。
  2. ^ 並木浩一 『腕時計一生もの』 光文社新書刊、205頁。

外部リンク[編集]