オセアニアオープン・アピア

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オセアニアオープン・アピア(Oceania Open Apia)はオセアニア地域で開催される柔道の国際大会。

来歴[編集]

2009年よりIJFワールド柔道ツアーの一環として、グランドスラムグランプリに次ぐ位置付けとなったワールドカップのうちの1大会。なお、今大会は世界ランキング対象大会であるが、国際柔道連盟主催ではなく大陸連盟主催の大会であるため、ワールド柔道ツアーには含まれない[1]。2009年に「ワールドカップ・アピア」という名称で西サモアアピアで初開催となった。2013年からは「オセアニアオープン・アピア」という名称に変更された[2][3]。2014年と2015年はオーストラリアウロンゴンで開催されることになった[4][5]。2016年は開催されず、2017年はバヌアツポートビラで開催された[6]。2018年からはオーストラリアのパース開催となった[7][8]。2023年の今大会はコンチネンタルオープンの大会でありながらグランプリ大会扱いとなるため、出場選手にはそれに準じたポイントが付与される[9]

名称の変遷[編集]

  • ワールドカップ・アピア World Cup Apia (2009-2012)
  • オセアニアオープン・アピア Oceania Open Apia (2013- )
  • オセアニアオープン・ウロンゴン Oceania Open Wollongong (2014-2015)
  • オセアニアオープン・バヌアツ Oceania Open Port Vila (2017)
  • オセアニアオープン・パース Oceania Open Perth (2018-)

優勝者[編集]

男子[編集]

60 kg級 66 kg級 73 kg級 81 kg級 90 kg級 100 kg級 100 kg超級
2009年 中華人民共和国の旗何雲竜 ロシアの旗アリム・ガダノフ ガーナの旗エマニュエル・コジョ・ナルテイ カナダの旗ジローム・ペロー オーストラリアの旗マーク・アンソニー ブラジルの旗レオナルド・レイチ オーストラリアの旗ジェイク・アンドリューアーサ
2010年 カナダの旗セルジオ・ペッソア ロシアの旗カマル・ハーン=マゴメドフ スイスの旗マルティン・ニエトリシュパッヒ ロシアの旗ミハイル・カジダブ オーストラリアの旗マーク・アンソニー オーストラリアの旗ダニエル・ケリー ペルーの旗カルロス・ゼガッラ
2011年 中華人民共和国の旗阿拉木斯 カナダの旗サシャ・メフメドビッチ トルコの旗セゼエル・フイスズ スロベニアの旗アリヤズ・セデユ スイスの旗ドミニク・ヒッシャー ウクライナの旗アルテム・ブロシェンコ イギリスの旗クリストファー・シェアリントン
2012年 イギリスの旗アシュリー・マッケンジー ロシアの旗カマル・ハーン=マゴメドフ ロシアの旗バトラズ・カイトマゾフ ロシアの旗ムラト・カバチロフ イギリスの旗マシュー・パーシー ニュージーランドの旗ティム・スライフィールド ロシアの旗レナート・サイドフ
2013年 アメリカ合衆国の旗ニコール・コッサー アメリカ合衆国の旗ブラッドフォード・ボーレン カナダの旗アーサー・マーゲリドン スロベニアの旗クレメン・フェリアン オーストラリアの旗マーク・アンソニー ニュージーランドの旗ジェイソン・コスター ニュージーランドの旗サム・ロザー
2014年 アメリカ合衆国の旗アーロン・クニヒロ 大韓民国の旗リュ・ジンビョン カナダの旗アルチュール・マルジュリドン 大韓民国の旗イ・スンス イギリスの旗アンドリュー・バーンズ ニュージーランドの旗ジェイソン・コスター 大韓民国の旗金洙完
2015年 チェコの旗パベル・ペトリコフ イギリスの旗ネイソン・バーンズ イタリアの旗マルコ・マッダローニ トルコの旗エミルハン・ユジェル アゼルバイジャンの旗ママダリ・メフディエフ アルジェリアの旗リエス・ブヤクブ アルジェリアの旗モハメド・アミネ・タエブ
2017年 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった オーストラリアの旗カイル・マクルンドー オーストラリアの旗カルビン・ノエスター オーストラリアの旗エオイン・コフラン バヌアツの旗ニコラ・モンヴワサン アメリカ合衆国の旗ネイト・キーブ バヌアツの旗ナザリオ・フィアカイフォヌ
2018年 オーストラリアの旗ジョシュア・カッツ アメリカ合衆国の旗アラー・エルイドリッシ オーストラリアの旗カルビン・ノエスター 大韓民国の旗イム・ジョヨン カナダの旗コート・マキシム ニュージーランドの旗ジェイソン・コスター オーストラリアの旗ニコラス・ベラード
2019年 スペインの旗フランシスコ・ガリゴス スペインの旗アルベルト・ガイテロ・マルティン トルコの旗ビラル・チロール ギリシャの旗アレキシオス・タナティディス ロシアの旗ミハイル・イゴルニコフ フランスの旗アレクサンドル・イディア ドイツの旗スベン・ハインレ
2022年 フランスの旗セドリク・ルボル フランスの旗ルダ・スドゥキ スロベニアの旗マルティン・ホヤク フランスの旗ニコラス・シラル チェコの旗ダビド・クラメルト イギリスの旗リス・トンプソン フィンランドの旗マルティ・プーマライネン
2023年 チャイニーズタイペイの旗 楊勇緯 モロッコの旗 アブデラナネ・ブシタ セルビアの旗 バイサングル・バグジェフ イタリアの旗 ジアコモ・ガンバ アゼルバイジャンの旗 ムラド・ファティエフ ブラジルの旗 レオナルド・ゴンカルベス スロバキアの旗 マリウス・フィゼル

女子[編集]

48 kg級 52 kg級 57 kg級 63 kg級 70 kg級 78 kg級 78 kg超級
2009年 中華人民共和国の旗莫琴琴 中華人民共和国の旗何燦燦 オーストラリアの旗エミリー・ベンステッド 中華人民共和国の旗林美玲 中華人民共和国の旗姚玉婷 オーストラリアの旗ステファニー・グラント オーストラリアの旗ジャネール・シェファード
2010年 アイルランドの旗リサ・カーニー アメリカ合衆国の旗アンジェリカ・デルガド オーストラリアの旗カーリ・レンチ カナダの旗ミリアム・ラマルシェ アメリカ合衆国の旗カスリーン・セル カナダの旗マリリセ・レヴスケ オーストラリアの旗ジャネール・シェファード
2011年 アルゼンチンの旗パウラ・パレト ドイツの旗ロミー・タラングル カナダの旗ジョリアン・メランコン スロベニアの旗ヴロラ・ベデティ イギリスの旗サリー・コンウェイ チェコの旗アレナ・エイグロワ イギリスの旗カリーナ・ブライアント
2012年 イギリスの旗キンバリー・レニックス イギリスの旗ルイーズ・レニックス 大韓民国の旗金京玉 イギリスの旗ジェマ・ハウエル ニュージーランドの旗モイラ・デ・ヴィリアース 大韓民国の旗鄭敬美 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった
2013年 イギリスの旗キンバリー・レニックス カナダの旗エカテリーナ・グイカ カナダの旗ステファニー・トレンブレイ アメリカ合衆国の旗レイラニ・アキヤマ カナダの旗アリックス・ルノー=ロワ 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった
2014年 アメリカ合衆国の旗アン・スズキ アイルランドの旗リサ・カーニー イギリスの旗ネコダ・スミス=デイビス オーストラリアの旗カタリナ・ヘッカー カナダの旗アリックス・ルノー=ルワ 大韓民国の旗鄭敬美 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった
2015年 アメリカ合衆国の旗ケイトリン・ブイスー カナダの旗エカテリーナ・ギカ スイスの旗エミリー・アマロン カナダの旗ステファニー・トレンブレイ イギリスの旗メーガン・フレッチャー ガボンの旗サラ・ミリアム・マズーズ イギリスの旗サラ・アドリントン
2017年 アメリカ合衆国の旗アン・スズキ オーストラリアの旗ニナ・タケナカ バヌアツの旗フローレンス・ダオグアン 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった 出場選手がいないため、今大会この階級の試合はなかった
2018年 アメリカ合衆国の旗アン・スズキ オーストラリアの旗ティンカ・イーストン 香港の旗ルン・ポスム オーストラリアの旗マエブ・コフラン オーストラリアの旗アオイフェ・コフラン オーストラリアの旗アビゲール・パデュック 大韓民国の旗ユン・ヨンジュ
2019年 ロシアの旗イリーナ・ドルゴワ ロシアの旗ナタリア・クジュティナ スロベニアの旗カヤ・カイゼル オーストリアの旗カトリン・ウンターヴルツァッハー ドイツの旗ミリアム・ブトケライト ポルトガルの旗パトリシア・サンパイオ トルコの旗カイラ・サイト
2022年 アメリカ合衆国の旗マリア・セリア・ラボルデ イタリアの旗ソフィア・フィオラ イギリスの旗レレ・ナイルン オーストラリアの旗カタリナ・ヘッカー スロベニアの旗アンカ・ポガツニク ドイツの旗アンナ=モンタ・オレク 大韓民国の旗イ・ヒョンジ
2023年 大韓民国の旗 イ・ヘギョン スペインの旗 アリアネ・トロ・ソレル 大韓民国の旗 ホ・ミミ 中華人民共和国の旗 唐婧 プエルトリコの旗 マリア・ペレス イタリアの旗 ジョルジア・スタングエルリン 中華人民共和国の旗 徐仕妍

脚注[編集]

外部サイト[編集]