ワレモコウ

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ワレモコウ
Sanguisorba-officinalis.jpg
ワレモコウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : バラ亜科 Rosoideae
: ワレモコウ属 Sanguisorba
: ワレモコウ S. officinalis
学名
Sanguisorba officinalis
L.
和名
ワレモコウ

ワレモコウ吾亦紅吾木香)は、バラ科ワレモコウ属の植物。英語ではGreat BurnetGarden Burnet中国語では地楡(ディーユー、dìyú)。日本列島朝鮮半島中国大陸シベリアなどに分布しており、アラスカでは帰化植物として自生している。

特徴[編集]

草地に生える多年生草本。地下茎は太くて短い。根出葉は長い柄があり、羽状複葉、小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐なをつける。穂は短く楕円形につまり、暗紅色に色づく。

語源[編集]

「ワレモコウ」の漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅吾木香我毛紅などがある。このようになったのは諸説があるが、一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。また、命名するときに、赤黒いこの花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」と言うのが聞こえた。選者は「花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」で「我亦紅」となったという説もある。

別名に酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參、血箭草、馬軟棗、山紅棗根などがある。

利用[編集]

根は地楡(ちゆ)という生薬でタンニンサポニン多くを含み、天日乾燥すれば収斂薬になり止血や火傷湿疹の治療に用いられる。漢方では清肺湯(せいはいとう)、槐角丸(かいかくがん)などに配合されている。

同属別種のオランダワレモコウ(サラダバーネット、学名S. minor Scop.)は観賞用だけでなく若葉を食用とする。

外部リンク[編集]