ロード・スイッチャー

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アメリカン・ロコモティブ製のRS-1形。ロードスイッチャーのさきがけとされる形式。

ロードスイッチャー(Road switcher)とは、主として各地から貨車をピックアップして操車場に集め、または配送する間に本線を走行し、操車場では入換作業で使用される機関車である。そのほとんどはディーゼル機関車である。入換のみを担当するスイッチャーとは区別される。

アメリカにおけるロード・スイッチャー[編集]

操車場外での走行を前提とするため、ロード・スイッチャーは本線走行に適した速度を出せることが必須である。また、入換時には前後方向の移動が頻繁となるため、双方への視界を確保しなければならない。そのため、車体形状はフード・ユニットタイプが採用される。

運転台は車体前後方向の片側にオフセットされ、その前後にはエンジン等を収納したボンネットがあるため、純然たる入換用であるスイッチャーよりも衝突時の安全性が高い。後方視界は、箱形車体のキャブ・ユニットタイプのものよりも良好である。このスタイルのさきがけは、アメリカン・ロコモティブ(アルコ)が製造したRS-1形である。

上述の特長により、今日ではロード・スイッチャーが入換用と本線用を兼ねて使用されている。

イギリスの例[編集]

イギリスでは「ロード・スイッチャー」という用語は使用されていないが、イギリス国鉄クラス14ディーゼル機関車がこれに分類される。

日本の例[編集]

日本では、DD13形DE10形が、原義でのロード・スイッチャーに相当する。

関連項目[編集]