ロード・オブ・ウォー

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ロード・オブ・ウォー
LORD of WAR
監督 アンドリュー・ニコル
製作総指揮 ブラッドリー・クランプ 他
製作 ニコラス・ケイジ
ノーマン・ゴライトリー 他
脚本 アンドリュー・ニコル
出演者 ニコラス・ケイジ
音楽 アントニオ・ピント
撮影 アミール・M・モクリ
編集 ザック・ステーンバーグ
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
公開 2005年9月16日 アメリカ合衆国の旗
2005年12月17日 日本の旗
上映時間 122分
製作国 アメリカ
言語 英語・ウクライナ語・ロシア語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・アラビア語
制作費 $42,000,000
興行収入 $24,000,000 アメリカ合衆国の旗
allcinema
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ロード・オブ・ウォー』(LORD of WAR)とは、いわゆる「死の商人」をテーマとした2005年アメリカ映画。複数の武器商人への取材を元に作られた、ノンフィクションに基づくフィクション映画である。副題は「史上最強の武器商人と呼ばれた男」。

映倫によるレーティングはR-15

目次

[編集] ストーリー


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


本作は主人公ユーリ・オルノフが自分の過去を人に語る形で進行する。

ユーリ・オルノフはウクライナから、ユダヤ人を装ってアメリカに移民してきた4人家族の長男。家族と共にリトル・オデッサに住みレストランを開いていたが客の入りは悪く、父親は見せかけだったユダヤ教を熱心に信仰するようになり、カトリックの母親と信仰を巡って対立していた。そんな中、ユーリはメニューの偵察に出かけた向いのレストランでロシアン・マフィアの銃撃戦に遭遇する。その光景にショックを受けたユーリーは、武器商人の道を歩むことを決意。商売の素質のあった彼は、弟のヴィタリーと共に世界中で様々な相手に銃器を販売したが、インターポールの捜査官ジャック・バレンタインに目をつけられ、付きまとわれるようになる。

その後、弟は代金として受け取った麻薬を兄と共に使用したのがきっかけで、薬物依存症になり施設に入所。ユーリも元ミスアメリカのエヴァと交際し結婚。息子をもうけるが、彼女の心をつなぎ止めたいが為に派手な生活を送るようになり、破産寸前に追い込まれる。

そんな彼に転機が訪れる、東西冷戦が終結し祖国ウクライナを支配していたソビエト連邦が崩壊したのだ。早速彼はウクライナで将軍をしている叔父の元に向かい、基地にあったAK-47等の銃器やMi-24ヘリを外国に売買。彼の資産は膨れ上がり、数年で妻に教えていた嘘の年収額を越えた。多忙な日々を送っていたある日、商用でリベリアに立ち寄った彼は同国の大統領アンドレイ・バプティストから呼び出しを受ける。大統領は商魂逞しい彼を一目で気に入り、以降ユーリは専ら彼と取引するようになる。

しかし、ジャック捜査官がユーリの妻に夫の本当の仕事を伝えると、銃を持った強盗に両親を殺された彼女はユーリに離婚を迫る。妻を愛していたユーリは武器取引から手を引くが、そんな彼の元にバプティストが現れ、武器の取引を持ちかける…

[編集] ユーリの掟

ユーリは、武器商人としての4つの掟を定めている。

  1. 自分の商品では撃たれないこと
  2. 常に支払いの確保をしておくこと
  3. 顧客と一緒に銃を撃たないこと
  4. 戦争には行かないこと。特に自分では。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] キャスト

[編集] 題名について

作中で、ユーリのことを「ロード・オブ・ウォー」といったバプティスト大統領に対し、ユーリが訂正した「ウォー・ロード」には、将軍や司令官という意味がある。逆に、「ロード・オブ・ウォー」という言葉を直訳すると「戦争の支配者」となる。いくら戦争指導者といえども、ユーリのような武器・弾薬の供給者がいない限り、戦争することができないということであって、ここにはユーリのような存在こそが戦争を支配しているという思想がこめられていると思われる。

本作は原題と同じ題名で公開されたが、日本では「lord」(君主・王・支配者・酋長などの意)という単語にあまりなじみがないので原題の意味が分かりにくいとされ、複数の邦題候補が挙がっていた(広報担当者も当初は道路の意を持つ「road」と勘違いしたほどである)。

結局、アメリカへの皮肉をこめた「アメリカン・ビジネス」に決定し、その邦題での広報なども実際に行っていたのだが、公開ギリギリのところで監督アンドリュー・ニコルから異議を唱えられた。ニコルによると、「別に、アメリカを批判するための映画ではない」「作品の意図が誤解される」ということである。実際、この映画の中でユーリが商っている兵器は“小さな大量破壊兵器”AK-47突撃銃をはじめ殆どロシア製であり、アメリカの兵器はレバノンでM16を取引したのが一回だけである[1]。 。また現実世界でも、アメリカ製火器は高価で精巧すぎるため、地域紛争が激しく政情不安定な貧しい国々では普及していない。

その後の監督と日本サイドとの折衝により、原題での公開と「史上最強の武器商人といわれた男」という副題をつけることで合意した。[2]

以下に邦題案の代表例を挙げる。

  • 「ビジネス・オブ・アメリカ」
  • 「アメリカン・ビジネス」
  • 「アメリカン・ウォー・ビジネス」
  • 「アメリカン・WAR・ビジネス」
  • 「武器商人ユーリ・オルロフ」
  • 「戦場のビジネスマン」

[編集] その他

  • ニコラス・ケイジの最初の妻との息子が、ウクライナのヘリ整備兵として出演している。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 現実的には、M-16をコピーした中国ノリンコ社製のCQ M311が存在しており、こちらが使用されている可能性が高い。
  2. ^ 公式ブログ。同ブログでは邦題案でのポスターデザイン案なども公開されている。

[編集] 外部リンク