ルリミゾカクシ

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ルリミゾカクシ
ルリミゾカクシ(Lobelia erinus
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キキョウ目 Campanulales
: キキョウ科 Campanulaceae
: ミゾカクシ属 Lobelia
: ルリミゾカクシ L. erinus
学名
Lobelia erinus L.[1]
和名
ルリミゾカクシ[1]
ロベリア[1]
ルリチョウソウ[1]
英名
edging lobelia

ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠、学名: Lobelia erinus)は、キキョウ科ミゾカクシ属多年草。別名ルリチョウソウ(瑠璃蝶草)、ルリチョウチョウ(瑠璃蝶々)、属名からロベリア(魯別利亜[2]: Lobelia)とも。

原産地は南部アフリカマラウィナミビアから南アフリカにかけて。亜熱帯では多年草だが、温帯では蒔き一年草として扱うことが多い。開花期は暑さにも寒さにもあまり強くない。

草丈は8〜15cmの下部につくは長さ10mm幅4〜8mmの楕円形で鋸歯がある。上部につく葉は細く、鋸歯がないこともある。野生種は幅8〜20 mmの花をつける。花弁は5つで、花序は間隔の開いた円錐花序である。果実は5〜8mmの蒴果で、内部に無数の細かい種子を生じる。

L. erinusの瑠璃色のもの


草花として販売、栽培されており、ピンクなどの花色も作出されている。また暑さへの耐性を強めた改良品種も作られている。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Lobelia erinus L.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年9月5日閲覧。
  2. ^ 落合直文「ろべりや」『言泉:日本大辞典』 第五、芳賀矢一改修、大倉書店、1928年、5023頁。