ロシア空挺軍

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ロシア空挺軍
Воздушно-десантные войска
ロシア空挺軍の紋章
ロシア空挺軍の紋章
創設 1930年代
国籍 ロシアの旗 ロシア

ロシア空挺軍(ロシアくうていぐん、ロシア語: Воздушно-десантные войска; 略称ВДВ)とは、ロシア連邦軍の独立兵科であり、機動軍の主力を構成する。兵員3万5,000人。漸次、契約制(志願制)に移行しつつある。

ブルー・ベレーと、青と白の横縞の水兵シャツを特徴とする。

歴史[編集]

創設期[編集]

TB-3から空挺降下する兵士達(1930年代

空挺軍の歴史は、ヴォロネジ近郊のモスクワ軍管区空軍演習において、12名から成る空挺部隊がパラシュートで降下した1930年8月2日にその起源を遡る。最初の空挺部隊となったのは、1931年レニングラード軍管区で編成された164名から成る航空強襲支隊だった。

1932年、ソ連革命軍事会議決定に基づき、大規模な空挺部隊の創設が決定され、1933年3月までに、白ロシア、ウクライナ、モスクワ及び沿ヴォルガ軍管区に1個航空強襲支隊を編成することが計画された。

1941年夏までに、各1万人の5個空挺軍団の兵員充足が終了した。ソ・フィン戦争(1939~1940年)時、第201、第204及び第214空挺旅団が地上部隊として実戦に投入された。

第2次世界大戦[編集]

独ソ戦開始と共に、5個空挺軍団全ては、ソ連全土において戦闘に投入された。モスクワ郊外での逆襲中、ドイツのヴャゼムスクルジェフユフノフスク集団の包囲及び撃破における西部及びカリーニングラード戦線部隊への協力のために、1942年初め、第4空挺軍団の空挺降下を伴うヴャゼムスク空挺作戦が行われた。これは、独ソ戦中最大の空挺作戦だった。ドイツ軍後方には、計1万人の空挺兵が降下した。空挺軍団の部隊は、敵後方に突破したP.A.ベーロフの騎兵隊と協力して、1942年6月まで戦闘行動を行った。戦闘は、ほぼ6ヶ月間に渡った。

1942年夏、スターリングラード周辺の戦況が悪化したため、大規模な戦略予備が必要とされた。そのため、最高司令部大本営は、10個空挺軍団を狙撃師団に再編成し、それを都市防衛に振り向けた。

1945年8月、4,000人以上の空挺兵が、ハルビン吉林旅順及び南樺太(南サハリン)の飛行場に着陸し、日本軍守備隊の行動を麻痺させた。

戦後[編集]

組織[編集]

空挺軍のBTR-80装甲兵員輸送車(右)

装備[編集]

自動小銃
装甲車両
火砲
落下傘
  • D-6:個人用。2型と4型がある。
  • P-7:機材用
  • PRSM-915:ロケット式。BMD-1用
  • PRSM-925:ロケット式。BMD-2用
  • PRSM-916:ロケット式。BMD-3、BTR-D用
  • PBS-915:BMD-1用


歴代司令官[編集]

空挺軍司令官
氏名 階級 在任期間 出身校 前職
ワシーリー・グラズノフ 中将 1941.9-1943.6 ロシア帝国軍の下士官 第3空挺軍団長
アレクサンドル・カピトーヒン 少将 1943.6-1944.8 親衛空挺師団長
イワン・ザテヴァーヒン 中将 1944.8-1946.1 独立親衛空挺軍司令官
ワシーリー・グラゴレフ 大将 1946.1-1947.10 バキン指揮課程 第9親衛軍司令官
アレクサンドル・カザンキン 中将 1947.10-1948.12 赤色指揮官課程 入院
セルゲイ・ルデンコ 航空元帥 1948.12-1950.1 カチン軍事飛行士学校 第16航空軍司令官
アレクサンドル・カザンキン 中将 1950.1-1950.3 赤色指揮官課程
アレクサンドル・ゴルバトフ 上級大将 1950.3-1954 騎兵指揮課程 軍司令官
ワシーリー・マルゲロフ 1954-1959.3 統合白ロシア軍事学校
イワン・トゥタリノフ 大将 1959.3-1961.7
ワシーリー・マルゲロフ 上級大将 1961.7-1979.1 統合白ロシア軍事学校
ドミトリー・スホルコフ 1978.12-1987.7 レニングラード軍事工兵学校 中央軍集団司令官
ニコライ・カリーニン 大将 1987.8-1989.1 レニングラード・スヴォーロフ士官学校 シベリア軍管区司令官
ウラジスラフ・アチャロフ 1989.1-1990.12 カザン戦車赤旗学校 レニングラード軍管区参謀長
パーヴェル・グラチョフ 上級大将 1991.1-1996.8 リャザン高等空挺指揮学校 空挺軍副司令官
エフゲニー・ポドコルジン 大将 1991.8-1996.12 アルマ・アタ空挺軍学校 空挺軍参謀長
ゲオルギー・シュパク 1996.12-2003.9 リャザン高等空挺指揮学校 沿ヴォルガ軍管区参謀長
アレクサンドル・コルマコフ 2003.9-2006.12 極東軍管区副司令官
ワレリー・エフトゥホヴィッチ 中将 2007.1-2009.5 空挺軍参謀長兼副司令官
ウラジーミル・シャマーノフ 2009.5- ロシア連邦軍戦闘訓練・部隊勤務総局長

関連項目[編集]

外部リンク[編集]