レンゲイワヤナギ

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レンゲイワヤナギ
Salix nakamurana.jpg
レンゲイワヤナギ
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: ヤナギ目 Salicales
: ヤナギ科 Salicaceae
: ヤナギ属 Salix
: レンゲイワヤナギ S. nakamurana
学名
Salix nakamurana Koidz.[1]
シノニム

Salix nakamurana Koidz. f. stenophylla (Kimura) Kimura[2][3]

和名
レンゲイワヤナギ、タカネイワヤナギ、オオマルバヤナギ、ホソバタカネイワヤナギ[1][2]、(マルバヤナギ (Koidzumi 1916)、オオマルバヤナギ、ホソマルバヤナギ)[4]、(イヌマルバヤナギ[4]
亜種品種
  • subsp. nakamurana レンゲイワヤナギ
    • f. eriocarpa (Kimura) T.Shimizu ケタカネイワヤナギ[5]
  • subsp. kurilensis (Koidz.) H.Ohashi ヒダカミネヤナギ(ハイヤナギ、ジンヨウチシマヤナギ)[6]
  • subsp. yezoalpina (Koidz.) H.Ohashi エゾノタカネヤナギ(オオマルバヤナギ、ホソマルバヤナギ)[7][8]
    • f. neoreticulata (Nakai) H.Ohashi イヌマルバヤナギ[9][8]

レンゲイワヤナギ(蓮華岩柳、学名Salix nakamurana)は、高山帯に生育するヤナギ科ヤナギ属の落葉矮低木である。

特徴[編集]

樹高は10〜30cm程度の落葉矮小低木。枝は匍匐し小群落を作る。雪解け後に2〜5cm程度の楕円形の葉を出す。葉は全縁または緩い鋸歯を持つ。若葉のうちは2〜4mm程度の柔毛が密生するが、成葉には毛がなくなり光沢を持つ。花期は7月。雌雄異株で、枝先に雄花穂は3〜5cm程度の尾状花序をつける。

分布[編集]

北海道に分布する集団はエゾノタカネヤナギと呼ばれ、利尻、礼文、大雪山系、夕張山系等に分布。ほぼ同一範囲に自生するヒダカミネヤナギは若干小型であるが、風衝地に適応した地域型の可能性がある[10]

南北アルプスの高山帯に自生する集団はレンゲイワヤナギタカネイワヤナギ等と呼ばれる。

保全状況評価[編集]

亜種エゾノタカネヤナギ Salix nakamurana subsp. yezoalpina
絶滅危惧IB類(EN)環境省レッドリスト[11]
Status jenv EN.png
山形県版レッドデータブックでは絶滅危惧I類岩手県版レッドデータブックでは準絶滅危惧種
亜種ヒダカミネヤナギ Salix nakamurana subsp. kurilensis
絶滅危惧II類(VU)環境省レッドリスト[11]
Status jenv VU.png
北海道版レッドデータブックでは絶滅危惧I類

脚注[編集]

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - レンゲイワヤナギ(2011年9月18日閲覧)
  2. ^ a b Ecol. Rev. 13: 200 (1953). basion.: var. stenophylla Kimura in B. M. T. 42: 574 (1928). Type: Nagano (Sinano), Mt. Yatsugatake (A.Kimura 1594, 17 Sep. 1927, TUS-K).
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - レンゲイワヤナギsynonym(2011年9月18日閲覧)
  4. ^ a b H.Ohashi in Sci. Rep. Tohoku Univ. ser. 4 (Biol.) 40(4): 305 (2001)
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - ケタカネイワヤナギ (2011年9月18日閲覧)
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - ヒダカミネヤナギ(2011年9月18日閲覧)
  7. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - エゾノタカネヤナギ(2011年9月18日閲覧)
  8. ^ a b H.Ohashi (2001) では、レンゲイワヤナギと区別しない。
  9. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - イヌマルバヤナギ(2011年9月18日閲覧)
  10. ^ ヒダカミネヤナギ 北海道レッドデータブック
  11. ^ a b 環境省 (2007) 哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物I及び植物IIのレッドリストの見直しについて

外部リンク[編集]