レモンピープル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『レモンピープル』は、久保書店の関連会社のあまとりあ社から1982年1月(1982年2月号)[1]から1998年9月(1998年11月号)まで発行されていた漫画雑誌。略称は「LP」または「エルピー」(Lemon Peopleから)。
目次 |
解説 [編集]
創刊時は少女モデルのグラビアを核にした誌面だったが、後に漫画中心に移行。 この雑誌以前の成人向け漫画は、劇画調の作品がほとんどだったが、この雑誌では、かわいらしい絵柄と性的描写を組み合わせた作品を起用した。これが主に若者に受け入れられ、発行部数を伸ばした。「漫画ブリッコ」と共に、漫画系のロリコン雑誌の草分けとも言われる。歴史的には本紙が先行し、「漫画ブリッコ」終了後も存続したので、両誌が並び立った時間は長くないが、その時期にいわゆるロリコン漫画ブームが盛り上がったといえる。同時期、「メロンコミック」や「ハーフリータ」など類似誌が複数創立されたが、多くは長く続かなかった。
その後、「漫画ブリッコ」は「漫画ホットミルク」に引き継がれ、両誌並び立つ時期が続いた。
その後多数のライバル誌が生まれ、競争は激化。 そして、それに追い打ちをかけるかのように、これらの作品に対する青少年への悪影響を懸念する声も高まり、結果、徐々に勢いを失っていった。このため、失地回復を図るべく、1997年6月号から、判型はB5判のままで、平綴じから中綴じに転換、同時に値下げを行うも、全く効果はなかった。そして1998年11月号をもって、16年9ヶ月の歴史に終止符を打った。
創刊当初から同人誌を積極的に取り上げていたことでも知られており、この点は後発誌にもかなり影響を与えた。
当誌で活躍した人たち [編集]
あ行 [編集]
- あさりよしとお
- 阿島俊(米澤嘉博)
- 吾妻ひでお
- 雨宮じゅん(雨宮淳)
- 荒井海鑑
- 阿乱霊
- 今長敏
- 内山亜紀(野口正之)
- N.O.ちゃちゃ丸
- 大槻ミチロヲ
- おかもとふじお
- 奥矢星
- 忍野しのぶ
- 御茶漬海苔
- 織倉まこと
- オーヤ舞
か行 [編集]
- かえるくっ太(新体操会社)読者プレゼントクイズを担当。
- 神崎四郎
- KAN2O(菅野博之)
- 狂一郎
- Graham Marsh(西川秀明、まみやこまし)
- くあTERO(TEROさん)読者お便りのカットを担当。
- くら☆りっさ
- よしき志信
- 孤ノ間和歩(このま和歩)
- 小林少年
- 昆童虫
- 今長敏
- こんぶのにもの
さ行 [編集]
た行 [編集]
な行 [編集]
は行 [編集]
- BIRTHday
- バケダヌキ
- 爬沼晻
- 破李拳竜
- 番外地貢
- PJ-1 - 読者投稿コーナーから作品掲載へ
- 平野俊弘
- 蛭児神建 - 吾妻ひでおの作品では典型的変態男として描かれる
- 伏竜
- 富士参號
- 船戸ひとし
- 星逢ひろ
ま行 [編集]
や行 [編集]
ら行 [編集]
わ行 [編集]
エピソード [編集]
- 士郎正宗は画集『イントロンデポ』にて、一般漫画誌『メルティレモン』に掲載されたイラストについて「メルティレモンはやらしい本ではない」と注釈を付けている。さらに併記されていた英語解説文には事情を理解できない外国人向けに、「日本ではレモンピープル誌のため、レモンの付く雑誌名に卑猥なイメージがある」と記されている。
脚注 [編集]
- ^ 『COMIC BOX 1983年4月号』、ふゅーじょんぷろだくと、1983年4月、P178