レムリア・ルネッサンス
レムリア・ルネッサンスは、日本の非営利の任意のチャネリング団体。アマーリエと名乗る日本人巫女を通して天上界(あの世の高級霊界)の神々からスピリチュアル・メッセージ(霊が話した言葉、霊言)を受け、霊言を収録したCDや書籍を発刊して世界に広めることにより地球を「愛の星」にすることを目的として掲げている。書籍では、宗教法人格を持たず、会員制度も持たず、教祖もいないとしている。宗教法人GLA創始者高橋信次、宗教法人幸福の科学総裁大川隆法らを救世主と認め、GLAを天上界(あの世)の第1の計画、幸福の科学を第2の計画とし、自らを第3の計画としている。第1の計画、第2の計画が失敗したため、天上界は、万一の場合に備えて用意していたこの計画を発動したという。先行する二つの計画が失敗したのは、魔が救世計画を妨害したためであり、アマーリエは、魔との戦いに長けている戦闘系(神の光の七色の分光のうち赤色光線に属する)巫女であるという。地球が「愛の星」になれば、シフトアップが実現するとしている。シフトアップとは、太陽系創世のときより計画されていた地球文明の精神改革であり、それによって他天体の知的生命体との交流が実現可能となり宇宙連合に加入することができるという。「謙虚に愛深く、そして楽しく」をモットーとして掲げている。
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[編集] 概要
- レムリア・ルネッサンスは少数のボランティア・スタッフによって運営されている。少なくとも最初の書籍が発刊された2004年3月以降はさまざまな活動をしているのにもかかわらず、初代代表者が関谷晧元であったことが明らかにされている以外は、関谷以降の代表者名、中心人物であるアマーリエと名乗る巫女の本名、事務所住所、郵便物の宛先等、団体に関する具体的情報は一切明らかにされていない。
- 霊言の収録・編集・出版およびインターネットを通した各種交流や内部での集会などを行っている。霊言を降ろす役割を担当するのはアマーリエと呼ばれる日本人女性霊能者であり、彼女に最初に霊言が降りてきたのは1998年3月であったとされる。
- アマーリエが降ろす霊言の主体は、多種多岐に渡る。エル・ランティ(高橋信次、アラーの神)、須佐之男命、マヌ、聖母マリア、ゾロアスター、吉田松陰、ゼウス、谷口雅春、モーゼ(モーリヤ)、小桜姫、イエス・キリスト(アモール)、役小角、バプテスマのヨハネ、ニュートン(カイトロン)、マイトレーヤー、天照大神、ミカエル、日蓮、中山みき、アレキサンダー大王、卑弥呼、パウロ、聖徳太子、ジャンヌ・ダルク、日本武尊、ノストラダムス、福澤諭吉、平塚らいてう等。また、2006年1月からは、オリオンの母、バシャール、スペースエンジェル、アミ、ハロルド、ベーエルダの光る人等の地球外生命の霊言を受けるようになった、という。このようなことが可能な理由としては、アマーリエが、女性であること、霊的に覚醒した霊界通信可能な巫女であること、9次元の法を本質的に理解する認識力の持ち主であること、9次元のマヌ(救世主界の1人)の助力を得ていること、などが挙げられている。2007年以降はセレニティ(月意識)、オーム(宇宙神霊)、聖アントニウス(太陽意識)、テラ(地球意識の男性体)、ガイア(地球意識の女性体)など人格霊を越えた宇宙・恒星・惑星意識からのメッセージを伝え、これは地球文明史上初の試みであるとされている。
- 霊言はあくまでも参考書にしかすぎず、その文明を担うのは、地上に生きる者たちの手に委ねられているとし、また、近い将来、地球の大改革の時期が訪れた際には、もはや霊言を降ろす余裕はないため、今の時期に多くの霊言が降ろされているとする。
- レムリア・ルネッサンス初代代表関谷晧元は、2004年3月に、会を代表して最初の書籍『レムリアの風』を発刊したが、設立当初より守ってきた「集団指導体制」、「合議体制」の崩壊により「霊言者の独裁体制」に移行したとして2005年1月27日に辞任している。なお、関谷晧元さんは、本書「レムリアの風」 関谷晧元著 (株)日新報道 をお読みくださった方へ、と題した次の内容を公表しています。
- 本書「レムリアの風」 関谷晧元著 (株)日新報道 をお読みくださった方へ
「ご熟読有り難うございました。私関谷は本書発刊の頃までは霊言をかなり重要視していましたが、いろんな事が分かった今、殆ど興味がなくなり、○○○○○こと○○○○(自称マーリエ)の支持は完全に辞めております。 レムリア発足当時からのスタッフも、同時に全員が離れてしまい、現在誰一人として応援してはおりません。以後の○○さんは “霊言を金科玉条と崇拝して追従する” 新加入の人を集めて、霊言がらみの書籍発刊と何かの販売をしているようです。私たちの方では霊言騒ぎを卒業し、神理探究の最終段階である “汝、己自身を知れ” を目標に “内なる光の探究塾=DIL” を開設し、講演会やネットワークを通じて皆さんと共に “個々の覚醒” を深めております。誰もが最後に行き着くべきところはここであったのだと深く悟りました。尚、ホームページの新アドレスは下記の通りです。 内なる光の探究塾=DIL 」
[編集] アマーリエについて
- 一般書店で販売されている書籍や公式ホームページの記述というレムリア・ルネッサンスの公式見解から、同団体で霊言を降ろしているアマーリエに関しての情報をまとめると、以下のとおりである。
- 5人の母として幸せな結婚生活を送っていたところ、天上界から巫女の役目を引き受けるように依頼された。
- アマーリエは9次元霊のみならず、それ以上の星々の意識の霊言まで降ろせるとされる巫女(霊媒・女性霊能者)である。
- 過去世は、ギリシャ神話の女神アテナ、また、邪馬台国の壱与、マリア・テレジアの過去世があったと、アマーリエ自身の霊言により明かされている。
- それ以前は、アトランティス大陸で聖クザーヌスなる人物の妃・レザンチーヌ、レムリア大陸で大師マルガリッタなる人物の家族で、マルガリッタとともに芸術を通じて人々を教化し、巫女で霊言を降ろしていたとする。
[編集] レムリア・ルネッサンスの法(教え)
- 「神とは宇宙を統べる愛の法則であり、人間は神の子である」というのが根本理念である。それらを具体化したものが、レムリア10カ条としてまとめられている。
- 神とは宇宙を統べる愛の法則にして、愛のエネルギーの奔流であることを知る。
- 我々はみな神の子であり、一人ひとりがその心の中に神性を宿していることを認め合いながら行動する。
- 地上に生まれ出てより心に付した執着や欲望は反省により洗い流し、もとより内在されていた神の光を輝かして生活する。
- 我々神の子は地上ユートピアを具現させるため、自ら志願し、神々の命により転生してきた誇りと責任を持つ。
- 地上にいる者たちすべて、動植物鉱物にいたるまで神の子であり、地球意識の中に育まれ、修行の身であることを知る。
- 今、地球自体の転機にして、人類積年の悪想念を一蹴するため、天上界の計画のもと、我々は今ここにいることを自覚する。
- 組織とは神の光と法を伝えるためのあくまで手段である。「人につかず、組織につかず、法につけ」の鉄則を堅持する。
- 我々は天上界の計画を真摯に受けとめ、その光線に属する己が個性を大切に生かし、自由意志のもとに、神の道具として互いに励まし合いながら、いきいきと今回の使命を実行するものである。
- 他天体の人びとも我々と同じ神の子であり、ともに手を携えながら、地球をより高度な愛の修行場とすることを誓う。
- 地球という神の花園に、我々の個性ある色とりどりの花々を、百花繚乱のごとく咲き開かせ、地球を光の磁場とし、愛の星へと変えていくことをここに宣言する。
- レムリア・ルネッサンスの書籍によれば、西暦2000年前後がターニングポイントとなり、地球をシフトアップ(ステップアップ)させることが、天上界で計画されていた。この地球のシフトアップとは、アトランティス文明から現在の文明に変わったような単なる文明の移行ではなく、地球がいわば小学生の星から中学生の星になるような、数千年に渡る文明の総仕上げとも言える変化であり、これは地球が宇宙の一員になることを意味する。なお、「フォトンベルトに突入することによって2012年に一斉にアセンションが起こる」という精神世界で流布している考えについては否定しており、ひとりひとりの認識状況や霊的覚醒により、その結果としてシフトアップが起こる、としている。この点、最初の書籍『レムリアの風』で「2012年12月」と明記されていることと矛盾しているが、これはその執筆に携わった関谷晧元の個人的見解であったということが、のちにレムリア・ルネッサンスの関係者から明らかにされている。
- 天上界による第1の計画の宗教法人GLA創始者高橋信次、第2の計画の宗教法人幸福の科学総裁大川隆法という2人の救世主(九次元意識)の指導により、シフトアップは成し遂げられるはずであったが、第2の計画の失敗により、1994年ころより、天上界は密かに用意していた第3の計画を急遽発動させたとする。3人目の救世主を下生(地球に誕生)させて三たび人類を指導することとし、それまでの中継ぎとしてレムリア・ルネッサンスが神理の法灯を護り、歪められた法をもとに戻すとともに、これまでは明かされていなかった新しい法も降ろした、という。3人目の救世主は「孔子」の生まれ変わりであるとされるが未だ子供なので、最近はレムリア・ルネッサンスの役割が強調されているようである。第2の計画で降ろされた法が「太陽の法」と呼ばれているのに対し、アマーリエは女性なので女性霊が「金星の法」(と呼ばれる「女性の法」)を伝え、さらに宇宙的意識が「宇宙の法」を降ろして宇宙的観点からの地球の位置づけを明かした、とする。また、第2の計画は仏教系の魂が中心になっており堅苦しくなりすぎて失敗した面があったので、第3の計画ではギリシャ的なおおらかな色彩が強められており、法を基礎にしつつ、芸術・学芸によって人々に広く精神的ルネッサンスの運動を起こすことを方針として掲げている。
[編集] 活動方針
当初は霊言の収録、出版を中心として行っていたが、2007年より、法(神が定めた宇宙の法則)の編纂、サイエンス、芸術、医療、環境問題等の専門分野に分かれて活動が開始され、今では婦人部、青年部、芸術部などの活動が行われているようである。
[編集] 議論
この団体の主張に対しては以下のような4つの立場が存在し、その活動については幾つかの議論が提起されている。
- (1)まず、霊言やチャネリングという現象自体について、科学的な観点から、霊的世界や霊的存在の実在を否定する立場が存在する。この立場からは、この団体の主張も当然真実ではないとされる。
- 次に、霊的現象の存在自体は認めても、この団体の伝えている霊言を疑う立場が存在する。世に言うチャネリングや霊言には様々なものがあり、それらの主張は相互に食い違っていることがしばしばある。だから、論理的に考えれば、それらが全て真実のものであることはありえず、一部のメッセージが真実のものだとしても、その他のものは間違っていることになる。多くの霊的メッセージは、「低級な霊的存在が霊媒を通じて間違っていたり歪んだメッセージを伝えてくることもしばしばある」としており、このような論理によって、相互の主張の違いを説明している。だから、ある特定の霊的メッセージや霊的現象を真実と考えていても、この団体の伝えるメッセージは間違っていたり歪んでいる、とする立場が存在するのである。この中にも3つの立場が存在する。
- (2)その内の一つは、この団体の主張する「第1の計画・第2の計画・第3の計画」の全てを否定する立場である。その立場の人たちは唯物論であったり、特定の信仰を持つ人であったり、さまざまな理由によるものと思われる。
- (3)もう一つは、この団体の言う「第1の計画」ないし「第2の計画」については正しいと考えているにもかかわらず、この団体の「第3の計画」を疑うという立場である。この場合は、先行する2つの計画における様々な主張と比較して、この団体の主張を疑うことになる。たとえば、「第2の計画」では9次元霊のメッセージを降ろすことができるのは9次元霊だけであるとされていたから、その考え方を信じている人の中から、「アマーリエは9次元ではないから9次元霊のメッセージを降ろせるはずはない」という批判がなされた。
- (4)もう一つの立場として、この団体の初期の主張や活動は正しかったが、「第2の計画」と同様にこの団体も途中から主張が歪んでしまった、とする考え方もある。特に、辞任した初代代表をはじめ、一時期この団体と関わったが離脱した人は、この立場をとる傾向があるように思われる。
- 現時点ではこの団体の知名度はさほど高くはないと思われるので第1や第2の立場の懐疑論や否定論はそれほど目立たないが、「第1の計画」や「第2の計画」を信じる人にとってはこの団体の主張は大きな関心事なので、インターネット上では第3や第4の立場からの議論が多い。このような批判に対しては、この団体の主張を擁護する人々からの反論もなされているが、このような議論は、これらの一連の計画の内容や主張を知っている人でないと理解することが難しい。
- また、この団体の活動についての議論としては、次のようなものが挙げられる。
- (1)代表者名をはじめ具体的な情報の公開があまりなされていないので、秘密主義という指摘がなされている。これに対する擁護論としては、「魔はこの計画も妨害しようとしており、そのために厳しい戦いがあるからこのような方針がとられている」という説明がなされている。
- (2)書籍では会員制を取らないとしているにもかかわらず、それに類似したものが存在するという指摘がある。実際には、内部の構成員に対しては任意購読の有料のメール・マガジンがあり、それを購読する場合は料金を徴収しているらしいが、これらについてホーム・ページなどで明確な説明がないので、実態はわかりにくい。もっとも、新興宗教やカルト団体などについてしばしば指摘されるような、多額の寄付金や会費の徴収といった批判は存在しないように思われる。