レッド・ドラゴン

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レッド・ドラゴン』(Red Dragon)は、トマス・ハリスによる小説。本作でハンニバル・レクターが初登場し、『羊たちの沈黙』・『ハンニバル』とともに「ハンニバル・レクター」シリーズとして数えられる。

[編集] 概要

本作はハンニバル・レクターシリーズの第一作とされているが主人公はグレアム捜査官、相手はあくまでダラハイドであり、レクターは端役に過ぎない。

レッド・ドラゴンの再邦訳版(早川書房)でのトマス・ハリスでのコメントにおいて、レクターは当初端役に過ぎなかったが、サイコを操るサイコを始めとした作中での存在感が続編に繋がったとしている。

[編集] ストーリー

かつて「人食い」ハンニバルこと殺人鬼の精神科医ハンニバル・レクター博士を逮捕したFBIアカデミー教官のウィル・グレアムは、目下世間を騒がせている一家惨殺事件の犯人を捜し求めていた。事件の全体図を把握しかねているグレアムは、なんとしても犯人の人物像を掴むべく、ハンニバルの収監されている療養施設へと赴く。ハンニバルは、異常殺人鬼でありながら極めて高い知能を有しており、檻の中で料理や専門分野の書物を読み、科学雑誌にめざましい論文を執筆していた。ハンニバルのもとには、各地から彼を崇拝する様々なサイコ的人物からの手紙が届く。その中には、殺人鬼の熱烈なファンレターも混じっていた。

殺人鬼は、自分の持つ障害への劣等感や厳格な祖母へのトラウマに悩まされていた。しかしある日出会った、ウィリアム・ブレイクヨハネ黙示録の情景に基づいて描いた水彩画『大いなる赤き竜と日をまとう女』に魅せられてしまった。殺人鬼は「赤き竜」レッド・ドラゴンを自分と同一視し、いつかは自分も竜になるのだと信じて凶悪犯罪を重ねていた。

グレアムはハンニバルから殺人鬼のヒントを得て犯人を追い求めるが、同時にハンニバルはひそかにその殺人鬼と「文通」していた。

[編集] 映画版

本作は2度にわたって映画化された。


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