レッドディア川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

レッドディア川(英語、Red Deer River)とは、北アメリカ大陸の西部に存在する、河川の1つである。この川は、サウスサスカチュワン川の主要な支流の1つとして知られている。

概要[編集]

カナダのアルバータ州の河川の概略図。レッドディア川は、アルバータ州の南部を流れる。

レッドディア川は、長さ約724km、流域面積約4万5000km2の川であり、主にカナダアルバータ州内南部を流れている。この川の源流は、おおよそ北緯51度31分55秒、西経116度02分31秒付近の標高約2200mの場所に存在する。ここはカナディアンロッキーの東側斜面に当たる。なお、この源流部はカナダによってバンフ国立公園に指定されている。この場所から概ね東の方向へ山岳地帯を流れてゆく。その後サンドゥリ英語版の町の付近で南東方向へと流れる向きを変え、レッドディアの町まで概ね南東方向へと流れる。そして、レッドディアの町の付近で再び概ね東の方向へと流れてゆく。最終的に、北緯50度55分23秒、西経109度53分41秒付近(アルバータ州とサスカチュワン州との州境付近のサスカチュワン州側)で、サウスサスカチュワン川に合流する。なお、この合流点の標高は、約597mである。ここまでがレッドディア川だ。ちなみに、この川の水はサウスサスカチュワン川へ入った後、最終的にネルソン川からハドソン湾北極海)へと注いでいる [1]

この川の名称について[編集]

この川のレッドディア(Red Deer)を日本語に直訳すると「赤いシカ」という意味である。しかし、元々この川は「アカシカ川」と呼ばれていたわけではなかった。この地にヨーロッパからの白人の侵略者達が入って来た当時、この川の周辺ではエルクが沢山見られたので、この川をエルク川(Elk River)と呼んでいた。しかしながら、当時のヨーロッパの毛皮商人は、しばしばエルクのことをアカシカ誤訳していた。結局、この誤訳が原因で、いつしかこの川は「アカシカ川」すなわち「レッドディア川」と呼ばれるようになったのである。ちなみに、この川の途中に作られたレッドディアの町の名は、このレッドディア川から取られたものである。なお、これらとは別に、先住民のクリー族は、この川を「ワスカスー」と呼んでいたと言われている。

出典[編集]

  1. ^ Suskatchewan River Basin

主な参考文献[編集]