レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク
レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク(Letalnica bratov Gorišek、「ゴリシェク兄弟フライングジャンプ台」の意味)はスロベニア北西部プラニツァに位置するスキージャンプ競技場。2011年にノルウェーのヴィケルスンジャンプ競技場が改修されるまでは世界最大のジャンプ台で、ここの最長飛距離が世界記録とされていた。K点185m、ヒルサイズ215m。 例年3月にスキージャンプ・ワールドカップの最終戦シリーズが行われるほか、スキーフライング世界選手権が過去8回行われている。
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ジャンプ台の歴史[編集]
プラニツァで最初のジャンプ台は1930年、ポンツァ山の斜面に建設された。 1934年、スタンコ・ブロウデクが巨大なジャンプ台(ブロウトコヴァ・ヴェリカンカ)を建設、ここで 1936年3月5日、史上初めて100mを超えるジャンプがヨーゼフ・ブラドルによって記録された。
1969年、この隣にブラドとヤネスのゴリシェク兄弟の設計によるK点185mの新しいジャンプ台が完成し、兄弟の名が冠された。 年々飛距離が伸び、1985年にマッチ・ニッカネンが191mを飛んで以降はここでの記録が世界記録であり続けた。
1994年の改修ではカンテを10m後方に下げてランディングバーンの最初の部分を延長する工事が行われた。これにより従前最大15mに達して危険だった高い飛行曲線の軽減に成功した。
2005年にはビヨーン・アイナール・ローモーレンが239mを飛んで世界記録としたが、2011年2月、ノルウェーに完成した世界最大、HS225mのヴィケルスンのフライングヒルでヨハン・レメン・エベンセンが246.5mを記録してこれが世界記録となった。
ジャンプ台の概要[編集]
- レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク K=185・HS=215
- インラン(助走路)長:116.5m
- インラン(助走路)傾斜:38.5°
- 設計踏切速度:28.5 m/s(102.6 km/h)
- カンテ高さ:2.9m
- カンテ長さ:7.5m
- カンテ傾斜:10.8°
- ヒルサイズ:215m
- K点:185m
- カンテからK点までの垂直距離h:95.89m
- カンテからK点までの水平距離n:153.63m
- 滑空比h/n:0.612
- K点における傾斜:33.8°
- アウトラン長:130m
座標: 北緯46度28分35秒 東経13度43分16秒 / 北緯46.47639度 東経13.72111度 併設ジャンプ台
- ブロウトコヴァ・ヴェリカンカ K=120・HS=140
- ノルマルナ・ブロウトコヴァ・スカカウニツァ K=90・HS100
- K=40
- K=30
- K=8
再開発計画[編集]
スロベニア政府はプラニツァの老朽化したジャンプ台群を再開発して、新しいノルディックスキーセンターを建設することとした。 この計画には100万ユーロの予算が投じられ、2013年の完成を予定している。新しいノルディックスキーセンターにはスキーミュージアムが併設される予定である。
バッケンレコード[編集]
- バッケンレコード(ジャンプ台記録)の変遷
| 年月日 | 氏名 | 記録 |
|---|---|---|
| 1969.03.21 | ビョルン・ヴィルコラ |
156.0 m |
| 1969.03.22 | ビョルン・ヴィルコラ |
160.0 m |
| 1969.03.22 | イジー・ラシュカ |
164.0 m |
| 1969.03.23 | マンフレート・ウォルフ |
165.0 m |
| 1974.03.15 | ヴァルター・シュタイナー |
169.0 m |
| 1979.03.16 | クラウス・オストヴァルト |
179.0 m |
| 1984.03.15 | マイク・ホランド |
186.0 m |
| 1984.3.15 | マッチ・ニッカネン |
187.0 m |
| 1984.3.16 | マッチ・ニッカネン |
191.0 m |
| 1987.03.15 | ヴェガール・オパース |
193.0 m |
| 1987.03.15 | ピオトル・フィヤス |
194.0 m |
| 1994.03.17 | マルティン・ヘルバルト |
196.0 m |
| 1994.03.17 | トニ・ニエミネン |
203.0 m |
| 1994.03.18 | エスペン・ブレーデセン |
209.0 m |
| 1997.03.22 | エスペン・ブレーデセン |
210.0 m |
| 1997.03.22 | ラッセ・オッテセン |
212.0 m |
| 1999.03.19 | マルティン・シュミット |
214.5 m |
| 1999.03.20 | トミー・インゲブリクトセン |
219.5 m |
| 2000.03.16 | トーマス・ヘール |
224.5 m |
| 2000.03.18 | アンドレアス・ゴルトベルガー |
225.0 m |
| 2003.03.20 | マッティ・ハウタマキ |
227.5 m |
| 2003.03.22 | マッティ・ハウタマキ |
228.5 m |
| 2003.03.23 | マッティ・ハウタマキ |
231.0 m |
| 2005.03.20 | トミー・インゲブリクトセン |
231.0 m |
| 2005.03.20 | ビヨーン・アイナール・ローモーレン |
234.5 m |
| 2005.03.20 | マッティ・ハウタマキ |
235.0 m |
| 2005.03.20 | ビヨーン・アイナール・ローモーレン |
239.0 m |
- 飛距離は最長ながら転倒により非公認となった記録
| 年月日 | 氏名 | 記録 |
|---|---|---|
| 1974 | ヴァルター・シュタイナー |
177.0 m |
| 1977 | ボグダン・ノルチッチ |
181.0 m |
| 1994 | アンドレアス・ゴルトベルガー |
202.0 m |
| 1997 | ディーター・トーマ |
213.0 m |
| 1999 | マルティン・シュミット |
219.0 m |
| 2003 | ベリ=マッチ・リンドストローム |
232.5 m |
| 2005.03.20 | アンドレアス・ビドヘルツル |
234.5 m |
| 2005.03.20 | ヤンネ・アホネン |
240.0 m |
優勝者一覧[編集]
この一覧は1969年レタウニツァ・ブラトウ・ゴリシェク開場以降の国際大会のトップスリーである。[1]及び[2]に依る。
プラニツァスキーフライング週間[編集]
| 年月日 | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|
| 1969.3.21-23 | イジー・ラシュカ |
ビョルン・ヴィルコラ |
マンフレート・ウォルフ |
| 1974.3.15-17 | ヴァルター・シュタイナー |
エスコ・ラウティオナオ |
ダグ・フォッサム |
| 1977.3.18-20 | ラインホルト・バハラー |
トーマス・マイジンガー |
ラディスラフ・イジャスコ |
スキーフライング世界選手権[編集]
ワールドカップ[編集]
外部リンク[編集]
脚注[編集]
- ^ 1994年の世界選手権はワールドカップを兼ねていた。初日は強風のため中止となり計4回の飛躍で争われる予定が2回の飛躍のみで決戦した。
- ^ FIS Results Planica. Abgerufen am 24. Januar 2011.
- ^ 2002年の個人戦は悪天候のため中止となった。