レイジングM50/55短機関銃

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レイジングM50&M55
M50
レイジングM50&M55
種類 短機関銃
製造国 アメリカ合衆国
設計・製造 ハーリントン&リチャードソン
仕様
口径 11.43mm
銃身長 279mm
使用弾薬 .45ACP弾
装弾数 12発/20発
全長 959mm(M50)
787mm(M55)
重量 3100g(M50)
2800g(M55)
発射速度 約550発/分
歴史
  

レイジングM50/55短機関銃は、アメリカ合衆国製の短機関銃

目次

[編集] 開発経緯

第二次世界大戦前、アメリカ軍ではトンプソンM1928短機関銃が使用されていた。しかしドラム弾倉による精巧な作りから野戦には不向きとされ、その後トンプソン社はM1928を簡素化したトンプソンM1短機関銃を開発した。その後M1短機関銃をさらに簡略化したトンプソンM1A1短機関銃が開発された。M1A1はアメリカ軍各部隊で使用されることとなり、とくに第二次世界大戦初期での太平洋戦線ではM1A1の需要に供給が追いつかなくなってしまった。海軍はこの短機関銃の供給不足を解消するため安価で高性能な短機関銃の開発を新たに進めることとなった。

[編集] レイジングM50/55の登場

ハーリントン&リチャードソン社は1940年にレイジングM50短機関銃の試作銃の開発に成功。翌年の1941年の選考テストにおいてM50は軽い本体と高い命中率を示したため採用となった。制式採用後、ハーリントン&リチャードソン社はM50にワイヤー製の折りたたみ式銃床を取り付け、内部の構造を単純化させたレイジングM55短機関銃を後に開発している。M55は主にアメリカ海軍パラシュート部隊と装甲車両部隊に支給された。ソロモン諸島など南方のジャングルでの接近戦が多かった戦場で、軽くて取り回しがよく瞬間的に火力を発揮するM50短機関銃は海兵隊の間で重宝された。しかしその反面、あまりに精工な作りから砂やホコリに弱く、機関部への混入が原因で発射機能に度々不具合を発生させた。そのため頻繁に銃本体のメンテナンスが必要となった。また射撃の反動が大きい事から海兵隊の間ではライジング(持ち上がる)という俗称が付けられている。

[編集] レイジングM50/55その後

アメリカ海軍では大量生産にはいったレイジングM50/55はトンプソンM1A1短機関銃の代替として使用されることとなった。しかし砂やホコリによる機関部の不具合は結局解消されることは無かった。この事はジャングルでの戦闘が多かった海兵隊にとって非常にストレスとなりその後、生産ラインが揃いトンプソンM1A1短機関銃が大量生産できるようになるとレイジングM50/55はパラシュート部隊など一部の特殊部隊でしか使用されなくなった。1941年~1945年まで生産は続き、最終的に10,000丁以上作られた。供給先は主にアメリカ海兵隊だが一部は連合軍であるカナダ軍やソ連軍にも供給されている。

戦後、ハーリントン&リチャードソン社はM50/55の改良型であるレイジングM60カービン銃を開発しているが結局、大量生産には至らなかった。

[編集] 関連項目