レイジレーサー

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レイジレーサー
ジャンル 3Dレーシングゲーム
対応機種 プレイステーション
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
人数 1人
メディア CD-ROM XA
発売日 1996年12月3日
デバイス メモリーカード
ネジコン
売上本数 約57万本
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レイジレーサー』(RAGE RACER) は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)から発売されたレースゲームである。

概要[編集]

アーケードゲームでは『レイブレーサー』が平行して開発されていたが、それとは違いコンシューマーゲームならではの方向へシフトしていった。そのため『リッジレーサー』や『リッジレーサーレボリューション』とは大幅にゲーム性が変わり、以降のシリーズの方向性を決定したゲームでもある。事実上、コンシューマーゲームのリッジレーサーシリーズの第3弾ではあるが、ナムコは『リッジ』の第3弾ではなく、『リッジ』の進化版と謳っている[1]

この頃を境に初期サウンドスタッフのmegaten(AYA)sanodgJ99の4人がナムコを退社したため、今作より大久保博がサウンドディレクションを担当し、中西哲一と共に作曲を務めた。本作はサウンドトラックが未発売なため、実際にこの2名のみで全曲を作り上げているのかは不明とされていたが、2014年5月発売の「RIDGE RACER 20th Anniversary Remix」にて、15年の時をかけこの2人で全曲制作しているのが判明した。ヨコハマタイヤADVAN)とショックアブソーバーブランドのGABがゲーム内のスポンサーをしている。

前作との相違点[編集]

  • タイムリミットの概念が大幅に変更。単に遅延プレー防止程度の緩いタイムリミットとなる。
  • 車種、メーカーの概念が登場。コンシューマー版には既に車による性能の変化、というフィーチャーは入っていたが、それを更に進化。架空の自動車メーカーを登場させ、同じメーカーから出す車には一定の特徴を入れるというようにされていった。
  • 資金、チューニングの概念が登場。同じ車のままエアロパーツの装着や軽量化といったチューニングを施す事が出来るようになった。
  • レースクイーン、永瀬麗子の初登場。本作以降も「リッジV」を除いて登場する。
  • グランプリの概念の登場。1コースだけでなく、複数のコースを回ってチャンピオンを決めるというシステムが導入。
  • コース名の採用。前作までは「初級」「中級」などだったのだが、今作からそれぞれに名前が付くようになった。これを受けてのちのシリーズで旧コースが再登場する際に、名前が割り振られるようになった。

前作までは「デビルカー = おまけ要素」的なものであったが、本作はEXグランプリにクラス6として「敵車が全てデビルカー」というモードが登場する。ジ・エクストリームオーバルだけはデビルカーを使用せずにクリアが出来ない事が判明しているため、おまけ要素でなく必需品となっている。これも「リッジV」のバトルロイヤルモード、レーサーズでのSPクラス限定戦などに受け継がれていく。

バグ、不自然な表現[編集]

シフトチェンジ時に速度が固定されるという現象があり、最高段ギアとその下のギアで交互にシフトチェンジを繰り返すことにより、以下のような荒れた走行が可能となる。

  • 上り坂を高速で登る
  • 壁に衝突する寸前にシフトを入れ替えると、衝突してもスピードが落ちにくくなる
  • コーナー手前でシフトチェンジしながらブレーキを踏むと、スピードが落ちないままブレーキを踏んだときと同じ挙動で曲がる

また敵車との当たり判定の基準が他のシリーズと比較して不明瞭なのも特徴である。

モード[編集]

GRAND PRIX(グランプリ)
用意されたイベントレースを勝ち進み、優勝を目指すモード。敵車の数は11台。クリアすると賞金が貰え、新しいマシンの購入や性能アップを図ることができる。『リッジレーサー』シリーズ初登場のモードで、以降のシリーズには(名前は違えど)必ず同様のモードが存在する。
グランプリで全5クラスを勝ちぬくとエンディングが流れ、新たにシリーズ定番の逆走モードである「EXTRA GP(エクストラ・グランプリ)」が登場する。通常のグランプリとは異なり、全6クラスで最後にはデビルカーも登場。このEXGPでも全6クラスを勝ちぬくとエンディングとなる。
以下に各グランプリの名称を記す。
  • GRAND PRIX: (走る方向:順走)
    • Class 1: Calme(カルム)GP
    • Class 2: Brise(ブリズ)GP
    • Class 3: Rafale(ラファール)GP
    • Class 4: Mistral(ミストラル)GP
    • Class 5: Tempete(タンペート)GP
  • EXTRA GP: (逆走モード)
    • Class 1: Aisance(エザンス)GP
    • Class 2: Agitation(アジタシオン)GP
    • Class 3: Irritation(イリタージョン)GP
    • Class 4: Colere(コレール)GP
    • Class 5: Rage(ラージュ)GP
    • Class 6: Diable(ディアーブル)GP
      • EXGPだが、この最終クラスのみ順走で走ることになる。また、これまでのクラスとは異なり、敵車がデビルカー4台のみとなる。
TIME ATTACK(タイムアタック)
1台のみで走り、最速レコードを目指すモード。GRAND PRIXを制覇すると EXTRA GPと共に、REVERSED(逆走)コースが登場する。

コース[編集]

本作は全4コースで、全コースが一部区間を共用する。オーバルコースが出たのも本作が初。

  • Mythical Coast(ミシカルコースト) 4641m [レベル:標準]
  • Over Pass City(オーバーパスシティ) 6640m [中高級・加速性重視]
  • Lakeside Gate(レイクサイドゲート) 6237m [高難易度・旋回性重視]
  • The Extreme Oval(ジ・エクストリームオーバル) 3074m [最高速重視]
    • このコースのみ、クラス3以降で初めて登場する(EXグランプリでも同様)。

メーカーとマシン[編集]

今作からメーカーの概念が登場した。プレイヤーは使用する車のメーカーを以下の4社から選択する。設定で国籍が定められているが、架空のメーカーである。選択したメーカーによって特筆した性能が違い、コースに合わせて車を選択していく事が重要になる。 どのマシンも乗るには、グランプリで勝利して得た賞金を用いて購入しなければならない(最初から所持しているエスペランザを除く)。 各マシンは購入するだけでなく、購入後もチューンナップが可能で、チューンナップすると性能が伸びてグレードが一段階上がる。「現在の最高クラス数+1」の数のグレードまで可能(最高グレードは5。デビルカーは除く)。 なお、デビルカーは Grade ? とされている。

GNADE(グナーデ)
ドイツのメーカー。加速、最高速、ハンドリング全てが平均的な性能となっている。登場車種は1台のみ。
  • ESPERANZA(エスペランザ)
LIZARD(リザード)
アメリカのメーカー。ダイナミズム溢れるフォルムのマシンが特徴。加速力に優れているため、坂の多いコース(オーバーパスシティ)で力を発揮する。
  • INSTINCT(インスティンクト) - 海外仕様での車名は ACCERON(アクセロン)
  • BAYONET(ベイオネット)
  • HIJACK(ハイジャック) ※MT限定
  • TEMPEST(テンペスト) ※MT限定 - 海外仕様は BULLDOG(ブルドッグ)
AGE(アージュ)
フランスのメーカー。流線型なフォルムのマシンが特徴。旋回性能に優れているため、コーナーの多いコース(レイクサイドゲート)で力を発揮する。
  • ALOUETTE(アルエット) - 海外仕様は ERISSO(エリッソ)
  • ABEILLE(アベイユ)
  • PEGASE(ペガース) ※MT限定
  • VICTOIRE(ヴィクトアール) - 海外仕様は VAINQURE(ヴァンキュア)デビルカーの中で唯一ATも選べる。
ASSOLUTO(アッソルート)
イタリアのメーカー。直線的でスポーティーなフォルムのマシンが特徴。最高速度に優れているため、オーバルコース(ジ・エクストリームオーバル)で力を発揮する。
  • FATALITA(ファタリタ)
  • ISTANTE(イスタンテ) ※MT限定
  • GHEPARDO(ゲパルド)※MT限定 唯一最初からグレード5で登場する車。
  • DRAGONE(ドラゴーネ) - 海外仕様は SQUALDON(スクァールドン)

レースBGM[編集]

  • 0. (ランダムプレイ)
  • 1. Rage Racer
  • 2. Mathemabeat
  • 3. Lightning Luge
  • 4. Industria
  • 5. Hurricane Hub
  • 6. Mech Monster
  • 7. Silver Stream
  • 8. Stimulation
  • 9. Volcano Vehicle
  • 10. Deep Drive (通常グランプリ・全5クラス 金トロフィーで制覇するとアンロックされる)

脚注[編集]

  1. ^ レイジレーサー” (日本語). バンダイナムコゲームス. 2009年9月8日閲覧。

外部リンク[編集]