レアリティーズ

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レアリティーズ
Rarities
ビートルズコンピレーション・アルバム
リリース イギリスの旗 イギリス:1978年12月2日
日本の旗 日本:1979年10月5日
ジャンル ロック
レーベル オデオン(日本)
EAS-63010

プロデュース ジョージ・マーティン
チャート最高順位
  • 61位(オリコン
  • 71位(ミュージック・ウィーク)
ビートルズ U.K. 年表
ラヴ・ソングス
(1977年)
レアリティーズ
(1978年)
ヘイ・ジュード
(1980年)
ビートルズ 日本 年表
ザ・ビートルズ・ビート
(1978年)
レアリティーズ
(1979年)
レアリティーズ Vol.2
(1980年)
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レアリティーズ』(Rarities)は、1979年10月5日に発売されたビートルズベスト・アルバムである。現在までCD化はされていない(1988年リリースのCD『パスト・マスターズ Vol.1』、『パスト・マスターズ Vol.2』が、本アルバムの位置づけを引き継いだ)。タイトルは「珍品」を意味する"rarity"の複数形。

解説[編集]

本アルバムは、本来1977年発売のLPボックス・セット"The Beatles Collection"の1枚として制作されたものであり、ビートルズの楽曲のうち、イギリス編集のオリジナル・アルバムに収録されなかった曲をまとめたものである("The Beatles Collection"はイギリス・オリジナル・アルバム全タイトルをセットにしたものであり、アメリカ編集の『マジカル・ミステリー・ツアー』、『ヘイ・ジュード』はセットから外された。そのため"The Beatles Collection"は完全全曲集ではない)。後に単独でリリースされた。

収録曲のうち、「シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」、「抱きしめたい(ドイツ語)」の2曲は今回イギリスで初めてのリリース。「アクロス・ザ・ユニヴァース」は1969年12月に発売されたアルバム"No Ones Gonna Change Our World"に収録されていたヴァージョンである(このヴァージョンはアルバム『レット・イット・ビー』に収録されているものと同じテイクであるがミキシングが異る)。それ以外は「バッド・ボーイ」(1966年リリースのオリジナル・コンピレーション・アルバム『オールディーズ』に収録)を除いてオリジナル・アルバム未収録曲で構成されている。

本アルバムにおいて、初めて「シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」のステレオ・ヴァージョンがリリースされたことは貴重ではあるが、シングル曲、およびイギリス盤EPでリリースされていた楽曲はすべてモノラル・ヴァージョンが収録され、ステレオ・ヴァージョンのリリースは見送られている。

アルバムの性質が特殊だったためか「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位71位と低順位に終わっている。

収録曲[編集]

アナログA面[編集]

  1. アクロス・ザ・ユニヴァース - Across The Universe (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(3'47")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    ステレオ。アルバム"No Ones Gonna Change Our World"に収録されていたヴァージョン。女声コーラスがフィーチャーされ、冒頭に鳥の鳴き声、羽ばたき、子どものはしゃぎ声、エンディングに羽ばたきが入る。
  2. イエス・イット・イズ - Yes It Is (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(2'33")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    モノラル。英国盤ではモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。アメリカでは『ビートルズ VI』に収録されていた。
  3. ジス・ボーイ - This Boy (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(2'15")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    モノラル。英国盤ではモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。アメリカでは『ミート・ザ・ビートルズ』に収録されていた。
  4. ジ・インナー・ライト - The Inner Light (Harrison)
    演奏時間:(2'35")、リード・ヴォーカル:ジョージ・ハリスン
    モノラル。英・米・日通じてアルバム収録は初めて。
  5. アイル・ゲット・ユー - I'll Get You (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(2'04")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
    モノラル。英国でのアルバム収録は初めて。アメリカでは『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録されていた。なお本作はステレオ・ミキシングが行われる前にマスター・テープが処分されてしまったためリアル・ステレオ・ヴァージョンはない。
  6. サンキュー・ガール - Thank You Girl (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(2'02")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
    モノラル。英国でのアルバム収録は初めて。アメリカでは『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録されていた。
  7. 抱きしめたい(ドイツ語) - Komm, Gib Mir Deine Hand (Lennon - McCartney - Nicolas - Hellmer)
    演奏時間:(2'25")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
    ステレオ。英国盤では初リリース。アメリカでは『サムシング・ニュー』に収録されていた。
  8. ユー・ノウ・マイ・ネーム - You Know My Name (Look Up The Number) (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(4'19")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
    モノラル。英・米・日通じてアルバム収録は初めて。
  9. シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語) - Sie Liebt Dich (Lennon - McCartney - Nicolas - Montague)
    演奏時間:(2'18")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
    ステレオ。世界初のステレオ・ヴァージョンのリリース。日本ではモノラル・ヴァージョンが『ビートルズ No.5!』に収録されていた。

アナログB面[編集]

  1. レイン - Rain (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(2'59")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    モノラル。英・米・日通じてモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。ステレオ・ヴァージョンは英・米・日とも『ヘイ・ジュード』に収録されていた。
  2. シーズ・ア・ウーマン - She's A Woman (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(3'01")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    モノラル。英国でのアルバム収録は初めて。アメリカでは深くエコーのかかったヴァージョンが"Beatles '65"に収録されていた。
  3. マッチ・ボックス - Matchbox (Perkis)
    演奏時間:(1'37")、リード・ヴォーカル:リンゴ・スター
    モノラル。英国盤ではモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。アメリカでは『サムシング・ニュー』に収録されていた。なおステレオ・ヴァージョンは『ロックン・ロール・ミュージック』に収録されていた。
    カール・パーキンスのカヴァー曲である。
  4. アイ・コール・ユア・ネーム - I Call Your Name (Lennon - McCartney)
    モノラル。英国盤ではモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。アメリカでは『ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録されていた。なおステレオ・ヴァージョンは『ロックン・ロール・ミュージック』に収録されていた。
    ビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスに提供し、翌年にセルフ・カヴァーした楽曲である。
  5. バッド・ボーイ - Bad Boy (Williams)
    演奏時間:(2'17")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    ステレオ。ラリー・ウィリアムズのカヴァー曲である。
  6. スロウ・ダウン - Slow Down (Williams)
    演奏時間:(2'55")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    モノラル。英国盤ではモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。アメリカでは『サムシング・ニュー』に収録されていた。なおステレオ・ヴァージョンは『ロックン・ロール・ミュージック』に収録されていた。
    ラリー・ウィリアムズのカヴァー曲である。
  7. アイム・ダウン - I'm Down (Lennon - McCartney)
    演奏時間:(2'33")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    モノラル。英・米・日通じてモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。
    モノラル・ヴァージョンはステレオ・ヴァージョンに比較してフェード・アウトが遅いため収録時間が2秒長い。
  8. ロング・トール・サリー - Long Tall Sally (Johnson - Penniman - Blackwell)
    演奏時間:(2'01")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    モノラル。英国盤ではモノラル・ヴァージョンのアルバム収録は初めて。アメリカでは『ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録されていた。なおステレオ・ヴァージョンは『ロックン・ロール・ミュージック』に収録されていた。
    リトル・リチャードのカヴァー曲である。