ルーンの子供たち
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『ルーンの子供たち』は大韓民国の女性作家ジョン・ミンヒが執筆したファンタジー小説である。
日本では第一編の「冬の剣」シリーズ全3巻、および第二編の「デモニック」全5巻が翻訳出版されている。
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[編集] 概要
現在日本では酒井君二訳の「冬の剣」「冬の剣 消えることのない血」「冬の剣 夜明けを選べ」が宙出版から出版されている。第二編の「デモニック(DEMONIC)」は韓国では全8巻で発売されている。日本では2007年8月30日に第1巻が発売され、現在刊行中。第三編は刊行未定だが大陸の激動期が書かれることになっており、今までに活躍していないキャラが主人公になるらしい。
この本は韓国の4leafのキャラクターを元に作られた。 また、現在日本・韓国・台湾で提供されているオンラインゲーム「テイルズウィーバー」の原作本でもあり、プレイヤーからの人気も高い。
第一部は12歳の少年ボリス・ジンネマンと伝説の武具「ウインターボトムキット」をめぐる物語で、「冬の剣」「消えることのない血」では救いようのない悲劇的なストーリーが続く。
第二部は主人公ジョシュア・フォン・アルニム、サブ主人公マキシミン・リフクネとリチェとなっている。
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[編集] 登場人物
[編集] 主要登場人物
- ボリス・ジンネマン(ダフネン)
- 『ルーンの子供たち―冬の剣―』の主人公。冬の剣・ウィンタラーの所持者。灰色の瞳を持ち、腰まである青く長い髪の持ち主。
- トラバチェスの武家、ジンネマンに生まれるが、ウィンタラーをめぐる戦いの中で最愛の兄を亡くし、故郷を追われ、放浪の旅を送ることになる。ウィンタラーを狙う者に追われる心休まらない日々の後、剣の師匠ウォルナット(ナウプリオン)と出会ったことで、ボリスの人生は大きく変化していく。
- ネニャフル学院時代では謎の多い学生として寡黙に振る舞っている。また、ウィンタラーを持つボリスは悪の武具に対抗出来る数少ない人材である。
- ジョシュア・フォン・アルニム
- 『ルーンの子供たち―DEMONIC』の主人公。
- アルニム公爵家の小公爵。デモニック・ジョシュアとも呼ばれる。青みがかった銀灰色の髪(幼いころは黒髪)に星の光る黒い瞳。驚くほど美しい容姿をしている。
- わずか九歳にして共和国を崩壊させる計略を考え出す類稀なる才能の持ち主だが、それゆえに周囲からは嫌悪の対象とされ、貴族の御曹司でありながら孤独な身である。
- 故あって滞在することとなったコーツボルトの田舎においてマキシミンと出会い、お互いを親友と呼べるほどの仲となる。
- 後継者の儀式を受けるときに事件があり、それを発端として彼は巨大な陰謀に巻き込まれることとなる。
- マキシミン・リフクネ
- 少し長めのコーヒー色の髪を持つ、ジョシュアの親友。古びた薄汚いコートを羽織り、眼鏡をかけている。
- 立て板に水と詭弁を垂れ流すのが特技。また、一度にたくさんのことを考える能力も持っており、『DEMONIC』ではジョシュア一行において、主に情報収集と交渉を担当した。
- 自分の親しい人としか誠実に付き合おうとせず、リチェ曰く「決められた半径の中に入ってきたごく少数を除いて、あとはどうにでもなれ、と考える人」。ただし社交性を放棄しているわけではなく、初対面の人間とも(必要であれば)それなりに上手くやる方法を心得ている。
- ウィザードになるためティチエルに魔法を教わっているが、面倒くさがりな彼はなんとか逃げだそうと画策している。
- カナポリの遺産であるバイオリンを弾くことが出来るが、本人はそんな能力などどうでもいいと思っているようである。
- ランジエ・ローゼンクランツ
- 共和国の再建を目論む秘密組織、『民衆の友』の会員。十七歳にして委員長クラスの大物である。
- 空色の髪に鮮紅色の瞳を持つ美男子。
- 幼少期(『冬の剣』登場時)はベルノア伯爵の下僕として、ボリスの世話をしていたが、後にネニャフル学院に入学することになる。想像を絶する辛い過去により世の中の美しさを感じることが出来なくなっており、妹のランズミも自閉症を患っている。その過去については誰にも語っていない。
クラリチェ・デ・アブリル
- 愛称は「リチェ」。彼女自身は「リチェ・アブリル」「リチェ・モンプレイネ」と名乗ることが多い。「モンプレイネ」は遠い地に住む父親の姓。母親、弟とは同居している。
- 薔薇色の長い髪を持つ少女。ジョシュアやマキシミンと同じ年頃。嘘をつくのが苦手だが、ティチエルの父親であるエルベリクと彼女とは正反対に等しい性格。
- ミレンゲート衣裳室で針子を、コラリという食堂でウェイトレスをしている。針子としての腕前はかなりのものであり、俳優マックス・カルディの舞台衣装の制作を担当している。針仕事に関する自尊心はかなり高く、心の底ではデモニックに負けたくないと思っているようだが、おごり高ぶる事は無い。下手なものは下手とばっさり言うが、専門職として高い技術を持つ人は尊敬している。
- 父親が剣術師範なせいか、剣など扱った事がなくとも本能的に基本の型は取得しているようだ(そもそも敵の部下を勘違いからモップで叩きのめしジョシュアを救う形になったので、騒動に巻き込まれた)。
- また、めったに使われないがなかなか高い空間認識力をそなえているようである(服のデザインや製図等の為に身についた)。
- 自分自身の生きがいとジョシュアへの想いとの間で揺れている時期もあったが、やはり生きがいを選んでいるようである。
- テイルズウィーバーではリーチェと名乗っており、ブルーコーラルでお店を開いている。
- ティチエル・ジェスピアン
- 天才ウィザード、エルベリク・ジェスピアンの娘。明るい金髪に銀色の瞳を持つ。父親曰く、天使のように優しく、かわいらしく、賢く、誠実な娘。
- 魔法に関する膨大な知識を持つが、普段は何も考えていないように見えるという、賢いが、おっとりとしていてどこか間の抜けた少女である。眠っているマキシミンを魔法で浮かせたりする悪戯好きな面もあり、おっちょこちょいなところもある。
- マキシミンに魔法を教える先生であり、彼に対しては小言が多い。
- ルシアン・カルツ
- カルツ商団の若旦那。明るい金髪に青い瞳の、純真快活な男の子。年に比べてやや幼い部分を残している。
- 商団の跡取りであるのだが、現在のところ商才はあまり発揮していない。賭け事に熱くなりやすい面がある。
- 並大抵の貴族などとは比べものにならないほどの財力と権力を持っているが、傲慢な態度を取ることはない。マキシミン曰く、それはただ単に彼が単純過ぎるだけとのこと。
- 『冬の剣』におけるボリスとの出会いが、ルシアンにとっての人生の転機となる。
[編集] 用語
[編集] キーワード
- ウィンタラー
- 冬の剣。ボリスが持っている。冬を過ごす者、という意味。
- 不気味なほど白く輝く不思議な金属で出来ており、冷気を纏っている。
- 対になる防具「スノーガード」と合わせて「ウィンターボトムキット」と呼ばれる。大変に珍しい装備なので、昔からウィンターボトムキットを巡る争いが絶えなかった。
- ウィンタラーには恐ろしい魔力が秘められており、そのためにボリスの人生は大きく狂わされる。しかし兄の形見でもあるので、決して手放すことは出来なかった。
- スノーガード
- 「ウィンタラー」と対になっている防具。
- 作品の中では、ボリスの兄「イェーフネン・ジンネマン」が二人で旅をしているときに死亡し、その亡骸を埋めるときにボリスが着せて埋めている。実はウィンタラーを抑えるためのぼうぐだった。
- デモニック
- 生まれた瞬間に悪魔によって秘密の言葉を授けられ、悪魔に運命をゆだねる代わりに無限の才能を与えられたという天才の血統。アルニム家で四代おきに発現する(ただし例外もある)。デモニックになる代わりに白痴として生まれることもある。
- デモニックとして生まれた者は生まれた瞬間に言葉を発し、一歳になる前に文字を読み、五歳になればそこら中の本を全て暗記してしまうそうだ。加えてあらゆる芸術に対して驚異的な才能を発揮し、天使でさえ恥ずかしくなって逃げ出すほど美しい顔をしているという。
- デモニックには『秘密の言葉以外の見聞きしたことは絶対に忘れることが出来ない』という能力を持っており、ジョシュアがそれにより苦しんでいるという描写がされていた。何年も昔の光景を寸分の狂いもなく正確に思い出すことがあり、その度に本当に自分は狂っているのだと思ってしまうのだという。
- さまざまな能力を持っている代わりに、デモニックは誰からも愛されないし誰も愛すことの出来ない傾向にあるようだ。またデモニックとして生まれた者はほとんどの場合若くして夭折してしまうという。
- デモニックは例外を除き霊媒の能力を持つ。
[編集] その他の用語
- 人形
- 魔法王国カナポリにおいて大勢造られた。驚くほど精巧に出来ており、人間が人形に恋をすることもあったという。
- 普通の人形は簡単な状況判断や会話しか出来ないが、中には生きている人間と同じ思考回路や命を持つものもある。後者は複製人形と呼ばれている。
- 複製人形には二種類あり、一つは死者を複製した人形、そしてもう一つは生きている人間を複製した人形である。両者とも造るのには倫理的な問題があるが、前者は特別な場合に許可されることもあったようだ。しかし後者の複製人形は『ドッペルゲンガー』と呼ばれ、いかなる場合にも創造することが禁止されていた。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 既刊一覧
- ルーンの子供たち1 冬の剣(ISBN 4776792370)
- ルーンの子供たち2 冬の剣 消えることのない血(ISBN 4776792389)
- ルーンの子供たち3 冬の剣 夜明けを選べ(ISBN 4776792532)
- ルーンの子供たち DEMONIC 1(ISBN 477679375X)
- ルーンの子供たち DEMONIC 2(ISBN 4776793881)
- ルーンの子供たち DEMONIC 3(ISBN 4776794020)
- ルーンの子供たち DEMONIC 4(ISBN 4776794535)
- ルーンの子供たち DEMONIC 5(ISBN 4776794624)

