ルーベン・ハーシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Reuben Hersh

ルーベン・ハーシュ(Reuben Hersh, 1927年 - )はアメリカ合衆国の数学者、大学人。数学とは何か、それは何をするものか、社会的にどんな影響力をもつか、といった著述で知られる。その研究は、数学の哲学の主要潮流に異議を申し立てるとともに、それを補完するものでもある。

1946年、ハーバード大学英文学の学士号を取得。その後、約10年にわたり、アメリカ合衆国の一般向け科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』で執筆活動を行いながら、機械工として働く。1962年、ニューヨーク大学で数学のPh.D.(博士号)を取得。当時の指導教官はピーター・ラックスであった。1964年からニューメキシコ大学に勤務。現在は同大学の名誉教授である。

ハーシュは数多くの専門論文を書いており、その内容は偏微分方程式確率ランダム挙動線型写像方程式など多岐にわたる。共著を含めて『サイエンティフィック・アメリカン』に4つの記事を、『マスマティカル・インテリジェンサー』に12の記事を書いている。

ハーシュの代表作は、フィリップ・J・デイヴィスとの共著『数学的経験』であり、この著作によって1983年度の全米図書賞を受賞した。ハーシュの理論は、イムレ・ラカトシュやジョージ・レイコフ(『数学はどこから来たか』)の数学観にも近い。

著書[編集]

  • 1981年(フィリップ・デイヴィスとの共著) The Mathematical Experience. Mariner Books.
柴垣和三雄, 清水邦夫, 田中裕訳『数学的経験』森北出版, 1986年
  • 1986年(フィリップ・デイヴィスとの共著) Descartes' Dream: The World According to Mathematics. Dover.
椋田直子訳『デカルトの夢』アスキー, 1988年

外部リンク[編集]

  • Web page - ニューメキシコ大学内のページ