ルーシー・リー

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ルーシー・リーDame Lucie Rie1902年3月16日 - 1995年4月1日)は、20世紀後期のイギリスを拠点に活動した、オーストリアウィーン出身の陶芸家。本名はルツィエ・ゴンペルツ (Luzie Gomperz)。大英帝国二等勲爵士 (DBE)。

作風[編集]

イギリスを代表する陶芸家であったバーナード・リーチと親交を持ったが、電気式陶芸窯から生み出されるその軽く薄い作風に対しては、強い火と土窯から生まれる日本風の重厚なものに強く傾倒していたリーチから手厳しい批評を得ることとなり、以後、芸術面に経済面も加えて大いに苦悩する。当時を回想するに「キャベツの日々だった」、すなわち、キャベツばかりを食べる、お金の無い日々であったという。しかし、独自の方向性を大きくは変えることなく模索を続け、やがて、象嵌や掻き落しによる線描や釉薬、緻密な成分計量に基づく理論的工法などによる独特の繊細かつ優美な作風を確立した。リーチものちにこれを認め、推奨するまでになっている。

略歴[編集]

英国はロンドンの一角、アルビオン・ミューズにある旧宅に掲げられている、ルーシー・リーのブルー・プラーク

参考文献[編集]

  • 東京国立近代美術館工芸課編「工芸の見かた・感じかた」 淡交社 2010年10月

関連項目[編集]