ルーザー

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ルーザー」 (Loser) は、アメリカ合衆国のミュージシャンであるベックの楽曲。ビニルレコード盤のリードトラックとしてリリース後、彼のメジャーからの1stアルバム『メロウ・ゴールド』に収録。そこからの先行シングル。

「I'm a loser baby so why don't you kill me ?(俺は負け犬。さっさと殺せば?)」という、毒々しさを含みながらもユーモア的かつキャッチーなコーラスサビ)で、当時珍しかったラップフォークブルースの融合とも言えるサウンドと、「俺はクールでNo.1」といったことを押しなべて声高に歌う80年代LAメタルとは全く違ったシニックな雰囲気で、大ヒットを記録した。

しばしばオルタナティヴ・ロックにおける自虐的雰囲気を伴った楽曲としてニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」やレディオヘッドの「クリープ」と並べて語られる曲だが、それら2曲がアーティストのイメージを縛る足枷として否定的に扱われていたのに対し、ベックは「ルーザー」を飄々と「ブレイクのきっかけ」として演奏し、現在まで多くのライブのセットリストに普通に組み込まれ続けている。