ル・モーン・ブラバン

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世界遺産 ル・モーンの
文化的景観
モーリシャス
Le Morne1.jpg
英名 Le Morne Cultural Landscape
仏名 Paysage culturel du Morne
面積 349 ha
緩衝地域 2,407 ha
登録区分 文化遺産
登録基準 (1), (6)
登録年 2008年
公式サイト ユネスコ本部(英語)
使用方法表示
ル・モーン半島

ル・モーン・ブラバン(Le Morne Brabant)は、モーリシャスの南西端に位置する半島で、この島の風上に位置している。この半島には名前の由来になった玄武岩のル・モーン山(標高 556 m)が聳えており、モーリシャスでもとびきりの見晴らしを提供してくれる。頂上部分の面積は12 ha以上あり、そこへ至る急斜面には多くの突き出した洞窟群がある。半島はラグーンで囲まれており、観光名所になっている。

この半島は微気候の恩恵を受けており、世界でも特に稀少な絶滅危惧種の一つであるマンドリネットMandrinette, アオイ科の一種)の3つしか残っていない生育地のひとつにもなっている。他の稀少な植物としては、やはりアオイ科の植物であるトロケティア・ボウトニアナ(Trochetia boutoniana)が山腹にのみ自生している。

世界遺産[編集]

ル・モーン山は、19世紀に逃亡した奴隷の隠れ場所として使われたことでも知られるようになった。モーリシャスで奴隷制が廃止されたときには、警官隊がル・モーンに赴き、君たちは自由になったのだと呼びかけたが、警官隊の来訪理由を誤解した奴隷たちは、飛び降りて亡くなった。

ル・モーン山は2003年にモーリシャスの世界遺産暫定リストに掲載された後、2008年の第32回世界遺産委員会で、「自由を求めた奴隷たちの戦いのシンボル」[1]として評価され、世界遺産リストへの登録が認められた。モーリシャスの世界遺産としては、2006年に登録されたアープラヴァシ・ガートに続いて2件目である。

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。

脚注[編集]

  1. ^ http://whc.unesco.org/en/news/448 より翻訳の上で引用

参考文献[編集]

Dominique Auzias, Jean-Paul Labourdette: Maurice, Rodrigues Le Petit futé. Country guide (Online)

外部リンク[編集]


座標: 南緯20度27分38秒 東経57度18分49秒 / 南緯20.46056度 東経57.31361度 / -20.46056; 57.31361