ルンバ
ルンバ(Rumba, Rhumba)とはキューバのアフリカ系住民の間から生まれたラテン音楽であり、リズム名でもあり、ダンス名でもある。後述する通り、キューバ元来のルンバと、1930年代以降ザビア・クガート楽団によりアメリカを中心に世界中に広まったとされるルンバは別物である。社交ダンスで踊られる項目の一つにもルンバがあるが、こちらもキューバで踊られるルンバとは全く別物である。
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RumbaとRhumba [編集]
Rumba [編集]
キューバの伝統的なRumbaはキューバに奴隷として連れられてきたアフリカ系民によって成立した音楽及び踊り。アフリカの神々に捧げるサンテリアなどの黒人宗教音楽から派生したキューバの郷土娯楽音楽で休日、誕生日、結婚式など様々なパーティで踊る時に使われている。伝統的なルンバは打楽器と歌のみで構成される土着的アフリカ色の濃い音楽だが、サルサにおいては他の管楽器やベース、ピアノ等の楽器も参加する。
- コルンビア(Columbia)
- ルンバ・コロンビアとも呼ばれ、3つの中で一番速く、男性主体のダンス音楽である。18世紀中期に成立。
- グァグァンコー(Guaguancó)
- ワワンコとも発音される。ミディアムテンポ。より洗練された音楽で男女で踊られる。サルサで使われるルンバはこれが多い。
- ヤンブー(Yambú)
- 3つの中で一番遅いリズム。1940年以降に成立。
クラベス、パリートス、コンガ等によるパーカッションのリズムに、ヴォーカルが掛け合う構成を取る。 クラーベ(Clave)というラテン音楽の基盤となるリズムの構成を取っており、2-3または3-2のビートからなる。
Rhumba [編集]
キューバから欧米諸国向けに「ソン(Son)」を紹介する際、英語の「ソング(Song)」と混同されないためとエキゾチックな語感を狙い「ルンバ(Rhumba)」の名で知れ渡ったとされるのが通説である。このため今日に至るまで用語の混乱を招いている。ザビア・クガート楽団のレコードでは「Rhumba」の表記が使われているが、今日では表記の使い分けも形骸化しており、どの場合でも「Rumba」と表記されることが多いため、表記のみで意味を確定することはできない。従ってキューバを除く地域においては、"Rumba"と言われた場合でも実際には"Son"を意味していることや、あるいはもっと広く"キューバ音楽の総称"としても使われることがあるため紛らわしい。「"Son"ではないほうの"Rumba"」という意味でわざわざ"Cuban Rumba"等と言われることもある。
社交ダンスのルンバ [編集]
1940年台後半以降、キューバ発祥のダンスを西洋のダンス界が取り入れ独自の解釈がされ生まれたダンス。1955年、競技ダンスの正式種目になる。ラテンダンスの中では滑らかでゆったりした動きが特徴。当時はリズムの取り方が、1拍目から踊り始めるスクエア・ルンバ(ボックス・ルンバ)派と1拍目を待って2拍目から踊るキューバン・ルンバ派に別れ大論争が起きた。1962年に英国教師協会が正式にキューバン・ルンバをルンバの基礎とすることを発表し、これ以降社交ダンスでルンバといえばキューバン・ルンバを指すようになる。ただしその名称とは裏腹に、踊りの要素、伴奏に使われる音楽の要素どちらから見ても、キューバ本来のルンバとはほぼ何の共通点・関連性もない社交ダンス独自のものである。