ルパン三世 (架空のキャラクター)

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ルパン三世
ルパン三世のキャラクター
登場(最初) 『ルパン三世颯爽登場』
作者 モンキー・パンチ
声優 野沢那智
広川太一郎
山田康雄
古川登志夫
栗田貫一
プロフィール
性別 男性
親戚 アルセーヌ・ルパン

ルパン三世(ルパンさんせい)は、モンキー・パンチ漫画作品およびそれを原作とするアニメルパン三世』シリーズに登場する主人公である架空の人物。

目次

概要 [編集]

モーリス・ルブランの小説シリーズに登場する怪盗「アルセーヌ・ルパン」の孫であり、祖父と同様、卓越した技量を持った大泥棒である。作中で「アルセーヌ」をファーストネームに名乗ったことは一度もないが、アメリカ合衆国で発売された英語版DVDでは「Arsène Lupin III」が本名となっている。オープニングの自己紹介も「俺の名前はルパン三世」[注 1]。ちなみにフランス語版では本家ルパンとの著作権問題を避けるために「エドガー」と名前が変更され、タイトルも『探偵泥棒エドガー』となっている[注 2]

原作でのルパン三世 [編集]

一般的にはモンキー顔で細長い顔と、しゃくれた顎に短髪、もみ上げが特徴的である[1]
原作漫画『ルパン三世・新冒険』『新ルパン三世』では、通常素顔とされている顔も変装であり、性別不明、声も偽装とされており、本当の顔は誰も知らない。正体不明、変装の名人という設定は「長く描いているうちに顔が変わることもあるだろう」というモンキー・パンチ氏の意図から生まれている[2]
服装はロングジャケットにネクタイが定番。下着は縦じまのトランクスを履く。ジャケットの色はアニメシリーズによってピンク(『ルパン三世 PartIII』など)あるいは緑(『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』〈以下、『TV第1シリーズ』〉など)になるが、一般的には赤の方が知名度が高い。
モンキー・パンチの最初の計画では、あまりの怪盗ぶりゆえに、愛称として世間で「ルパン三世」と呼ばれているという設定だったが、担当編集者から「そんな面倒臭い設定にするな」と言われ、わかりやすく「アルセーヌ・ルパンの孫」という設定になった。

アニメでのルパン三世 [編集]

長年に渡って製作されていることから数々のアニメーターが作画を担当し、上述の基本は守っているもののキャラクターデザインは作品ごとに大きく異なる。OVA『ルパン三世 GREEN vs RED』のオープニングでは「同じルパンなのに皆顔が違う」という旨の台詞で歴代テレビシリーズ・劇場・OVA作品のルパンが次々登場する。また2011年からアニメ化40周年を記念して各地で開催されている「ルパン三世展 ~This is the world of Lupin the 3rd~」ではパイロット版から時系列順にルパンの顔を並べたパネル展示が行われた。
『TV第1シリーズ』第16話オープニングにおいて銭形がルパンを「容姿端麗」と発言しており、当初は美男子という設定であった。
『TV第2シリーズ』第67話「ルパンの大西遊記」では自ら「これは生まれつきのモンキー面」と発言しており、普段から変装しているという設定は、アニメには出てこない。
劇場版『バビロンの黄金伝説』では頭髪の中に小型のボンベを仕込んでおり、その際、カツラであることをほのめかす描写が存在する。

人物 [編集]

女たらしで三枚目。愛嬌たっぷりの憎めない性格だが、抜け目のない狡知も持っている。
原作とアニメや映画では性格が大きく異なる。原作では暴力もいとわず、性行為も頻繁に描写される。アニメ版では義賊のように振る舞い[注 3]、弱い立場にいる人間の金には手をつけず(時には無償で手助けもする利他主義的資質も持ち合わせている)、基本的には不必要な暴力及び殺人を避ける。拳銃の1発目はいつも催眠弾であると本人が語っている話や[ep 1]、催眠弾入りの銃と実弾入りの銃の2丁を携帯している[ep 2]話もある。普段は女性や警官は殺さないが、たとえ女や警察であっても、非道な相手や自分の命を狙う者に対しては容赦はしないという非情な面も持ち合わせている。ただし性行為についてはテレビアニメの制約により描写されないだけで、性行為をほのめかす、あるいは臨もうとして未遂に終わる描写は、しばしば見られる(『TV第2シリーズ』の初期では、オープニングで性行為の未遂が描写されている)。
『TV第1シリーズ』で、五ェ門がルパンとの違いを師匠の百地三太夫に指摘された際に、「ルパンなら相手を殺すときにためらわない」と指摘され、実際にルパンは百地三太夫をためらいなく殺している。ルパンが直接的に殺害するシーンは少ないものの、間接的な未必の故意による殺害シーンはアニメには存在する。このため、血を見るのが好きな残虐な殺し屋、悪辣な金持ち、他の手段を選ばない類の盗賊と争うこともしばしばである。
容姿には自信があるのか(いわゆるナルシシストだが自分が猿顔とは一応認識している)、自分を誰よりもイケている男と勘違いしている節があり、そこを仲間達や銭形に突っ込まれる場合がある。

犯行 [編集]

宝をコレクションにすることよりも、鮮やかな手口で盗み出すこと自体に生き甲斐を感じている。そのため宝に対する執着は低く、TVシリーズでは盗み出した後に自らのミスや不慮の事故で宝を紛失してしまうことが多かった。近年のTVスペシャルでは盗んだ宝を元の持ち主に返却することや、ルパンが信頼した人物に譲渡する描写が多い。また社会的不安や混乱を引き起こす可能性のある宝(原子爆弾の設計図や人工ダイヤモンドを大量生産する機械等)に関しては、自らの手で闇に葬ることがある。
泥棒行為を行う対象は、単なる現金よりも、由緒ある宝石、財宝または美術品などであることが多く、それらを厳しい警備等の困難な状況下で鮮やかに盗み出す過程が、物語の縦糸としての筋立てになることが多い。また芸術品に対する審美眼はかなりのものである。

身体能力 [編集]

身体は長身痩躯かつ軟体。がに股歩きが特徴。両手足の関節も器用である(足で頭がかけるほど)。
射撃能力についてはあまり語られないが、自分の真後ろにいる相手に見もせずに命中させることができるなど、次元や銭形に匹敵する実力を持つ。バイク、航空機、船舶などの操縦もこなせるが、特筆すべきは自動車の運転技術で、F1モナコグランプリへのスポット参戦はもとより、TVスペシャル『EPISODE:0 ファーストコンタクト』『お宝返却大作戦!!』、劇場版『カリオストロの城』などで卓越したドライブテクニックを披露している。また、コンピュータについての知識も高い描写がある。
細さとは裏腹に腕力も強く、素手で相手を倒すこともできる。TVスペシャル『アルカトラズコネクション』『1$マネーウォーズ』では、真後ろから自分に飛来する銃弾を避けるという離れ業もやってのけている。
老若男女を問わず変装でき、声色も使い分けられる。ただしTVスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』で毛利小五郎に変装した際、コナンの変声機の声に合わせて推理を披露しようとしたものの、奇妙な身振り手振りを見せる、コナンの推理に納得して勝手に自分でしゃべる、銭形を「とっつぁん」と呼ぶ、小五郎が知らないはずのサクラ女王の過去を話そうとする、自分の口調でしゃべるなど単純なミス(ただ単にふざけていただけ感も否めないが)を連発し、銭形にあっさり見破られてしまった。
原作第46話では、過去に東西京北大学[注 4]へ入学していたという経歴があるが、卒業か中退かは描かれていない。大学では電子医学部に籍を置き、サークル「義賊部」を設立、処女非処女を見分ける識別薬を研究した[ep 3]。服装は角帽に学生服のバンカラ派であった。他の生徒の裏口入学を暴くなど正義感の強い一面もあるが[注 5]、無許可で教室をディスコにして退学になりかけるなど、型破りな性格が騒動の原因になることもあった。この話では銭形警部が同じ大学の3年先輩で峰不二子が同じ学部という設定である。

ルパンと女性 [編集]

女好きという性格ゆえ、女性には滅法甘く弱い。しかし時にはその性格が心を閉ざしていた女性の心を氷解させる魅力にもなる。
『TV第2シリーズ』からは、初代担当声優だった山田康雄がアドリブを多用、山田の個性がルパンのキャラクターに反映されるようになり、原作に比べてややおちゃらけた感じになっている。
女性好きに関しては、普段は不二子に夢中であり、彼女にだまされて盗みを働くことが非常に多い。ただし場合によっては不二子の願いでも拒絶することがあり、特に善人から物を盗む行為は不二子が色仕掛けで迫ってきたとしても断固として拒否するという信念がある。また「不二子を信用するなんて、ドジな野郎だ」「女と金はな、この手に抱くまで信じちゃいけねえ」などと不二子との関係をわきまえているつもりのようだが、実際には不二子やその他の美女に騙されるケースが非常に多い(本人の持論として「裏切りは女の特権」)。
ただし、決して「女に甘い」と断定できない部分もある。実際に自身を逮捕しに現われた女警察官や、殺しにきた女殺し屋からの攻撃や策謀からことごとく回避していることがあり、実際の女に対する警戒心はむしろ「強い」と見ることもできる。
女は滅多なことでは殺さない主義ではあるが、成り行きで殺してしまった例も存在する。
  • 『TV第2シリーズ』では、愛しながらも自分をだました挙句に自分が手に入れたお宝を独り占めしようとした女性ザクリーヌを、不本意ながらも殺害した。
  • TVスペシャル『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』では、ルパンをだまし討ちにしようとした黒幕のスパイダー・エミリーを射殺している[注 6]
また、不二子以外に可憐な女性が登場すると、不二子のことは全くと言って良いほど眼中に無い状態になる。そのためか、劇場版『ルパン三世 カリオストロの城』で不二子がヒロインのクラリスに対し、一時は「恋人だったこともあった」と話しながらも、彼女に「生まれながらの女誑しだから気を付けて」という事を話している。その不二子には「無教養」と馬鹿にされがちだが、逆にルパン達が不二子を出し抜くこともある。
相手の女性から愛されるケースはあまり多くないが、劇場版『カリオストロの城』のクラリスや『くたばれ!ノストラダムス』のジュリア、TVスペシャル『セブンデイズ・ラプソディ』のミシェルなど、年下の少女からは憧れや好意を持たれることが多い[注 7]。またTVスペシャル『1$マネーウォーズ』のシンシアや『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』のポイズン・ソフィーのように逆に自分の命を狙おうとした悪役から本当に惚れられてしまったり特別な感情を持たれることも多い。

プロフィール [編集]

  • 身長:179cm、体重:63kg
現在の公式サイトの設定ではこのように記されており、現在のアニメではこのデータが大体の目安としての基準になるようにデザインされている。また、OVAルパン三世 GREEN vs RED』にて、このデータが警察のパソコンの画面に表示される場面がある。
ルパン三世 PartIII』においては、ルパンがコンピューターに、自身の身長・体重を聞かれた際、167cm、52kgと返答している。この身長と体重は当時の山田康雄のプロフィールから取られている[3]
  • 年齢:不詳
次元とほぼ同年齢とみられるが、作品によっておおよその年齢設定は異なっている。銭形のことを「とっつぁん」と呼ぶことから、彼よりは年下の可能性もあるが、主要人物全員が比較的若く、20代のイメージで設定されたシリーズもある。『TV第2シリーズ』では、『TV第1シリーズ』の頃の5年後という理由で、30代前後の設定である。劇場版『カリオストロの城』では、キャラクターの年齢設定が『TV第2シリーズ』よりさらに高くなっている。『ルパン三世 PartIII』は「ルパンをおじさんにはしたくなかった」というスタッフのコンセプトで、キャラクターが若返って始まったシリーズである。TVスペシャルでは子供から「おじさん」と呼ばれてもあまり否定しなくなっており、自分を「おじさん」と自称したこともある。
原作では、正確な生年月日は本人も「知らない」と言っている。なお、初代アルセーヌ(1874年まれ)が窃盗犯として現役だったのは1900年から1910年にかけてである。TVスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』では、20年以上前の結婚前のサクラ女王と出会っているので、当時20歳代としても現在は40歳代になる。
  • 国籍:不明、出自は日仏混血
「自分のことを日本人であると思ったことはない」という趣旨の台詞があるが、アニメでは、銭形がルパンのことを日本人であると話している描写が複数ある。また、ルパン自ら「日仏友好の生き証人」と語っていることから、日仏混血であることが分かる(ハーフという説がある)。『TV第1シリーズ』第13話「タイムマシンに気をつけろ!」[4]では、ルパン一世の段階で日仏系(先祖が日本人で、ルパンの姓を持つフランス女性と結婚)となっているが、これは魔毛狂介を嵌める罠の一環としてルパンが語ったものであるので、事実かどうかは不明。『TV第1シリーズ』後半の演出に携わった宮崎駿が、「ルパンは(『TV第1シリーズ』前半は)フランスの没落貴族のイメージだったのを、常にうまい話が転がっていないか探しているイタリア貧民にした」と語ったことから、それを斟酌した一部のライターによって、『TV第1シリーズ』終了以降「ルパンにはイタリア人の血も混じっている」と書かれることもしばしばある。なおルブランの初代ルパンは作中日本の柔道技を披露しており日本と少なからず関係があった模様。
以上の設定は『TV第2シリーズ』以降においても継続されており、モナコグランプリや「ドロリンピック」に出場した際、アナウンサーに「日本からはミスター・ルパンが初参加」と呼ばれている。第118話「南十字星がダイヤに見えた」では、ルパン自身が「日仏混血ルパン三世」と言っている。10代の頃はフランスにいた模様で、第123話「泥棒はパリで」では、ルパン自身が若い頃にパリブローニュで暮らしていたことを明かしている。『ルパン三世 PartIII』第13話にて、銭形はルパンのことを「このパリの田舎者め!」とののしったこともある。なお、ルパン一味や銭形警部はさまざまな国を転々としているにもかかわらず、現地の人々と何不自由なく会話し、また登場する国は主にヨーロッパやアメリカがメインであることから、日本語・英語はともかくフランス語や他のヨーロッパの言語などのあらゆる言語が堪能であることがうかがえる[注 8]
TVスペシャル『ロシアより愛をこめて』で、土木作業をしているときに「最近の日本人はこういった仕事をしない」という発言をし、それを聞いた次元から「お前は日本人の鑑だ」と言われるシーンもある。それに対してOVA『GREEN vs RED』では、廃校でくつろぐルパンの「懐かしい」との発言に対して、次元からは「お前はいつから日本人になったんだ」と言われている。
  • 出身地:不明
1999年3月1日に発行された『COMIC GON!』(ミリオン出版)のインタビューでは、「ルパンは北海道霧多布(きりたっぷ)の出身だった!」と問うインタビュアーに対し「いや、ルパンは一応、国籍不明ということになっているから」と否定をしている。しかし、2001年9月2日放送のNHK衛星第2テレビおーい、ニッポン 今日はとことん北海道・道東』にモンキー・パンチがゲスト出演した際、自身と同じ北海道浜中町生まれだと発言している。
なお、TVスペシャルで放映されたルパン三世生誕40周年記念作品『ルパン三世 霧のエリューシヴ』は浜中町を舞台とした物語である。
  • 苦手なもの:銭形警部、くすぐられること、好戦的な殺し屋、タコ、高慢な金持ち、ツタンカーメンの黄金マスク関係、ロゼッタ婆さんのストリップ
特にタコは、見ただけで蕁麻疹が出てしまうほどに嫌っているという[ep 4]。『TV第2シリーズ』以降では蕁麻疹は出ていないものの、依然としてタコは大の苦手であるが、TVスペシャル『ハリマオの財宝を追え!!』でタコを丸飲みしているシーンがある他、『天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』でも頭にタコが乗っているのにも関わらず平然としているシーンがある。くすぐられるのが苦手なのは潜在意識によるものである[ep 5]。他にも、ロゼッタ婆さんのストリップや、エジプト考古学関連の品物[注 9]などが挙げられる。また、次元が恩人を助けて欲しいと頼んできた際には「俺は、血を見るのが好きな殺し屋とタコは大嫌いなんだ」とはっきり発言し、相棒の頼みでも殺し屋を助けることを拒絶している。なお容姿が綺麗でない女は苦手であり、ロゼッタなどの老婆にも嫌悪感を示している。『TV第2シリーズ』第112話「五右ヱ門危機一髪」で、五右ヱ門が次元にルパンの弱点を訊かれた際は、「毛が三本少ない(『サルは人間より毛が三本少ない=サル並にレベルが低い』ということ)」と返事している。
また、銭形警部に関しては「千人の軍人よりも銭形一人の方が厄介」と言ってはいるが、失敗してもあきらめずに何度も追ってくる唯一の相手として好意を持っており、その行動力には尊敬もしている。
  • 余技:ルパンダイブ
ルパンの余技の一つ。女性の寝ているベッドへ向かって、跳躍しながら服をすり抜け、全裸(もしくはトランクス一丁)の状態で飛び込むというものである。「脱ぐ」というよりも、着衣状態のまま襟首から全身を抜くというもので、手足の拘束を簡単にすり抜けてしまうルパンの技の、ある種の究極形態といえる(ほとんどはろくなオチにならない)。演じた山田康雄は「こんな芸ができれば一生食っていける」と評したこともある。

愛用品 [編集]

一般にはac41型(1941年に製造されたワルサー純正のミリタリーモデル)。かつてはP38と十四年式拳銃などを組み合わせたような外観の形式不明の拳銃[5]や、装飾入りのシルバーメタリックモデルのP38を使用していたが、後者をかつての相棒に奪われ、ac41を使用するようになった[ep 6]。その後も何回か壊されるなどして変わっている。本人曰く「図体だけの木偶の坊よりよっぽどいい」。ただし、山上正月の描いた漫画『ルパン三世Y』では、ワルサーP38の後継銃であるワルサーP99を愛用している。
  • 愛車
メルセデス・ベンツSSK
パイロットフィルム、『TV第1シリーズ』などで登場。ルパンはこれにフェラーリ12気筒エンジンを搭載し、最高出力500馬力を実現させている。フロントのエンブレムは商標権の問題からか、スリーポインテッド・スターではなく十字のマークに変更されている[注 10]
フィアット・500
『TV第1シリーズ』の後半から登場したもので、作画監督(当時)の大塚康生の愛車であったものを演出の宮崎駿が作品に登場させ(大抵の場合、かなり酷使されている)、それ以降の作品にもたびたび登場している。
ミニクーパー
劇場版『ルパンVS複製人間』にて登場[注 11]
『TV第1シリーズ』第23話では不二子が運転している。
アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ
『TV第2シリーズ』に登場。作画監督として参加していた北原健雄が『TV第1シリーズ』前半に登場したSSKと似たイメージの車を『カーグラフィック』から探し出しそれを採用した[6]。第44話、第71話では詳細に描かれていないがアルファロメオのエンブレムが確認できる。作中初期のボディカラーは赤色だが第32話以降は黄色となる。また話や演出によっては4シーターになる(実車は2シーターのみである)。作画におけるベンツとの見分け方は、ラジエーターグリルの形状やエンブレムの位置、テールランプの位置、ドアおよびフォグランプの有無など。
フォルクスワーゲン・タイプ181
『ルパン三世 PartIII』に登場。
スバル・360
TVスペシャル『1$マネーウォーズ』『ルパン三世VS名探偵コナン』に登場。
  • 服装
ジャケットはサヴィル・ロウ街のヘンリー・プール製。メインの赤、緑、ピンクの他にも白[ep 7]、オレンジ、深緑等多くのジャケットを所有している[ep 8]。ネクタイはカンタス・マーラ製で48万円。
原作で「日本では出回っていないタバコで、ルパンしか吸わないもの」と銭形が話しており[注 12]、これを元にスタッフが、当時、日本に輸入されていなかったフランスタバコの中からジタンを選んだ。ただし、アニメにおいてジタンそのものを取り出す描写は『峰不二子という女』まで存在しなかった。ちなみに劇場版『DEAD OR ALIVE』ではキャビム(CABIM)なるタバコを吸っているシーンが登場していた。ジタンは近年では煙草屋の店頭に置かれている。

以上の設定は、アニメ製作者のおおすみ正秋大塚康生らによるものである。実在の製品やブランドをアニメ作品の小道具として設定することは当時としては非常に珍しく、同時期に流行していた007シリーズにおいて、作者のイアン・フレミングが「作品中に登場するすべての物は、公然、非公然の市場において実際に出回っているものだ」としたのに影響を受けたもので、「この映画にはただの自動車などは一台も登場しません。”自動車”などというものは存在しないからです。存在するのはポルシェ911S……ミニクーパーSといった具体的な車種のはず」と企画書に明記されている。

補足 [編集]

パイロット版の紹介コメントには「クールタッチのゲバルト」とあり、頓挫した映画の企画書には「全学連に参加していた」らしい記述があるが、これらの設定は『TV第1シリーズ』スタートの時点でリセットされている。
国際指名手配犯であるにもかかわらず、多くの場合実名でホテルなどに宿泊している(その際限度額が数億ドル単位のクレジットカードを所持している)。また、基本的に無銭飲食などの軽犯罪は起こさないなど(ただし不二子などにはめられたり、取引相手と面会するために1ドルのハンバーガーを1個無銭飲食するなど、やむを得ず行なったケースはある)、自分が使った金銭に対する払いは良い。
原作『新ルパン三世』のカリフォルニア編にて、ジョン・スターモー警部に左目を潰されるが、その後透視眼(X線投射・受光部)を移植している。作品によっては死んだりするが、天国でお払い箱になって生き返る場合がある。

配役 [編集]

メイン [編集]

初代
二代目

その他 [編集]

英語吹替版 [編集]

  • ピーター・フェルナンデス
    全日空機内上映版 - 『ルパンVS複製人間』
  • ボブ・バーゲン
    ストリームライン・ピクチャーズ版 - 『ルパン三世 カリオストロの城』、『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』
  • トニー・オリバー
    パイオニア版 - 『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』、『ルパンVS複製人間』、『ルパン三世 カリオストロの城』、『ルパン三世 魔術王の遺産
  • デヴィッド・ヘイター
    マンガ・エンターテイメント版 - 『ルパン三世 カリオストロの城』
  • ウィリアム・ダブリズ
    マンガ・エンターテイメントUK版 - 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』、『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』
  • ロビン・ロバートソン
    アニメイゴ版 - 『ルパン三世 風魔一族の陰謀』、『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』
  • ソニー・ストレイト
    ファニメーション版 - 『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』、『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』、『ルパン三世 ルパン暗殺指令』 - 『ルパン三世 1$マネーウォーズ』

脚注 [編集]

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注釈 [編集]

  1. ^ 一部の関連書籍ではフルネームとしての記述もある。
  2. ^ なお、ルブランの著作権の効果は2011年で失効している(仏・著作権法123条の1・2項)。
  3. ^ ただし原作者のモンキー・パンチは、「ルパン三世は義賊ではない」というコメントを残している。また、アニメでルパン役を演じた山田康雄も「ルパンは正義の味方ではない、義賊ではないところが魅力」と語っている。
  4. ^ 略称は「東大」。これは東京大学の略称と同じであり、作中の構内の描写も東京大学がモデルになっている。
  5. ^ ただしルパン自身も強引な手段で入学している。
  6. ^ この時はエミリーに対し憎悪にも似た感情を抱いていたが、射殺に至ったのはそれが理由ではなく、ルパンを撃とうとしたからである。
  7. ^ ジュリアの場合は当初はロリコンと勘違いされ嫌悪されていた。
  8. ^ 『ルパン三世の英会話作戦』のみ(作品のコンセプトの都合で)英語が話せないことになっており、不二子が通訳を務めている。
  9. ^ 『TV第2シリーズ』第7話で、ツタンカーメンの黄金のマスクをふざけて被ったことにより呪いに取りつかれたことがあるためで、後のエピソードではヒエログリフを見せられただけでパニックに陥っていた。
  10. ^ 劇場版『ルパン三世 ルパンVS複製人間』ではスリーポインテッド・スターのままであった。
  11. ^ 元々は不二子が乗っていたものである。
  12. ^ 現場検証のシーンで吸殻からルパン絡みの事件と見抜き、理由を同僚に問われて答えた言葉。

出典 [編集]

  1. ^ 当初ルパンは当時人気だったビートルズの長髪にあやかって長髪になる予定だったが、初めて連載する時に原作者のモンキー・パンチが締め切りのことを忘れていて、長髪だと描くのに手間がかかって間に合わないため、時間を短縮させるためそれまで長髪で描いていたのを修正液で消してまで短髪に変えた(長髪だと描くのに5分位かかったが、短髪だと30秒位になり、20ページの原稿だと約1時間短縮になった)ことが『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』で語られている。
  2. ^ 『Pen』No.315-「完全保存版ルパン三世全解明」―『ルパン三世』を生み出した、5人の男―より。
  3. ^ セガサターン用ソフト『ルパン三世 THE MASTER FILE』より。
  4. ^ 原作第83話「能ある悪党は牙をかくす(その3)」
  5. ^ 原作より
  6. ^ 二玄社 別冊CG『ソロ・アルファ・セイ』

映像・漫画作品から引用 [編集]

  1. ^ 『ルパン三世 PartIII』第37話
  2. ^ TVスペシャル『ルパン三世 盗まれたルパン 〜コピーキャットは真夏の蝶〜
  3. ^ 原作第64話 - 第66話
  4. ^ 『TV第1シリーズ』第2話
  5. ^ 『TV第2シリーズ』第110話
  6. ^ TVスペシャル『ルパン三世 ワルサーP38』より
  7. ^ TVスペシャル『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密
  8. ^ 『TV第2シリーズ』第32話

関連項目 [編集]