ルッコラ

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ルッコラ
Arugula.jpg
ルッコラ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: フウチョウソウ目 Capparales
: アブラナ科 Brassicaceae
: キバナスズシロ属 Eruca
: キバナスズシロ E. vesicaria
学名
Eruca vesicaria
(L.) Cav.
シノニム
Eruca sativa Mill.
和名
キバナスズシロ(黄花蘿蔔)
ルッコラ
英名
Arugula
Garden rocket
Rocket

ルッコラ: RucolaEruca vesicaria)は、アブラナ科キバナスズシロ属(エルーカ)の1種の、葉野菜ハーブである。地中海沿岸原産の一年草

イタリア語の発音に近いルーコラと書かれる事もある。英語ではロケット (Rocket)、アルガラアメリカ英語: Arugulaen英語発音: [əˈɹugələ])。種の和名はキバナスズシロ

花言葉は競争。

特徴[編集]

ゴマのような風味と多少の辛み苦みがあり成長とともに苦みが強くなる。

栄養素としてはカルシウム鉄分ビタミンCが豊富である。

「キバナ」という和名にもかかわらず、花は白色ないし薄いクリーム色である。

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ルッコラの野生種

系統的にはキバナスズシロ属(エルーカ)には種分化は認められず、1種キバナスズシロ Eruca vesicaria だけが属する[1][2]

しかし細分化した種分類も広くおこなわれており、その場合、ルッコラには Eruca sativa の学名が与えられ、この種がキバナスズシロとされる。そのほかの種には、野生種 Eruca vesicaria北アフリカで栽培されている Eruca pinnatifida があり[3]、さらに多くの種を認める説もある。ただしいずれも、多少風味が違うものの、ルッコラ同様に利用される。

折衷的な説として、ルッコラを亜種 Eruca vesicaria ssp. sativa に分類することもある[4]

名称[編集]

日本ではイタリア料理の普及とともに一般に知られるようになったため、ロケット英語: rocket よりもイタリア名ルッコラの方が知名度が高い。 イタリア語: rucola (ルーコラ)が標準形であり、rughetta, ruchetta (ルゲッタ、ルケッタ) とも呼ぶ。 英語: rocketフランス語: roquette (ロケット)から来ており、アメリカ英語: arugula はイタリア語の方言形から来ているといわれているが、後者が使われ出したのは20世紀半ば過ぎである。

英語名ロケットはハナダイコン Hesperis matronalis のことを指すこともある。正確には、キバナスズシロ Eruca vesicariagarden rocketrocket-salad、ハナダイコンは dame rocket などという。 スズシロとは、ダイコンを意味する。

ロボウガラシ(ルケッタ・セルヴァティカ)

イタリア語: ruchetta selvatica(「野生のルケッタ」)と呼ばれる別属の野生種ロボウガラシ Diplotaxis tenuifolia とキバナスズシロ Eruca vesicaria はどちらもルッコラやルーコラと呼ぶが、キバナスズシロのみをルーコラ、ロボウガラシをルケッタと区別することもある。

利用方法[編集]

主にサラダとして葉を生食する。ホウレンソウオランダガラシなどと共にサラダに混ぜて使われる。

おひたし炒め物にも使われる。独特の辛み・苦みは加熱によって消える。

種には強壮作用があるとされハーブティーに用いられる。

イタリアでは、焼きあがったピザに載せる具材としてごく一般的に用いられる。また、カルパッチョなどの肉料理やパスタにも向いている。ステーキハンバーグや魚のムニエルなどの添え物としてもよく見られる。

ザリガニといっしょにサンドイッチ巻き寿司などに使われることも多い。

栽培[編集]

プランターでの栽培
調理例(サラダ)

ほれ薬の効果があると信じられ、ローマ帝国の時代から栽培されてきたものの、大規模な生産は1990年代になるまで進んでいなかった。栽培地としてはイタリア北西部のヴェネト州が有名。

ルッコラは1年草で発芽率が高く、また病気もほとんどないため比較的栽培しやすいが、アブラムシアオムシなどの虫がつきやすい。プランターで栽培でき家庭菜園に向いている。 日当たりのよい場所を好んで育つ。水はけがよく、湿り気があり、有機質を多く含んだ栄養豊富な土が適している。

葉を採ることが目的の場合、真夏を除きいつでも種をまくことができるため、種をまく時期をずらして栽培すれば一年を通してルッコラを楽しむことができる。しかし、とう立ちさせてしまうと葉がかたくなり、食用に適しにくくなる。

花は春に咲き、クリーム色をしている。アブラナ科に特有の4花弁の十字型をしており、花弁には紫色の脈が入っていて、中央部は黄みがかっている。

出典[編集]

  1. ^ Flora of China: Eruca
  2. ^ Flora Europaea: Eruca
  3. ^ NCBI Taxonomy Browser: Eruca
  4. ^ ITIS: Eruca vesicaria