ルシファーズ・フレンド

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ルシファーズ・フレンドLucifer's Friend)は、1970年代に活躍したドイツロックバンドハード・ロックともプログレッシブ・ロックとも形容できる音楽を指向していた。ユーライア・ヒープでも活動したイギリスヴォーカリストジョン・ロートンが在籍していたことでも有名。

略歴[編集]

German Bondsの元メンバーの4人とJohn Lawton(ジョン・ロートン)が出会い、Asterixを結成、1970年にアルバムを1枚発表。その後ルシファーズ・フレンドと改名し、『ヴァーティゴ・レコード』と契約、1970年に『Lucifer's Friend』でデビュー。ジョンのハイ・トーン・ヴォーカルと、重厚なハモンド・オルガンがうねるハード・ロック・アルバムであり、まだスコーピオンズがデビューしていなかったという時代性を考えると、ドイツのハード・ロックとしては先駆者とも言える。更に、プログレッシブ・ロック色を強めた『...Where The Groupies Killed The Blues』(1972年)、より明快なロックを指向した『I'm Just A Rock'n' Roll Singer』(1973年)を次々と発表。

その後、ドラマーの交替を経て、大編成のブラス・セクションを導入した『Banquet』(1974年)を発表。続いて『Mind Exploding』(1976年)を発表。しかしその後、ジョンがバンドを脱退して、デヴィッド・バイロンの後任としてユーライア・ヒープに加入した。

残されたバンド側は、Mike Starrs(マイク・スターズ)をヴォーカリストとして迎え、『エレクトラ・レコード』に移籍して『Good Time Warrior』(1979年)を発表。続いて、セカンド・キーボーディストを迎えた体制で『Sneak Me In』(1980年)を発表。一方、3枚のアルバムに参加してユーライア・ヒープを脱退したジョンは、ソロ・アルバム『Heart Beat』(1980年)を発表。そしてジョンが復帰し、ハード・ロック色の濃い『Mean Machine』(1981年)を発表するが、ヒットには結びつかず、1982年に解散。

その後、ジョンはZARというドイツのハード・ロック・バンドで活動。そして、ルシファーズ・フレンドのギタリストであったPeter Hessleinと共にルシファーズ・フレンドIIというユニットを結成、『Sumogrip』(1994年)を発表。哀愁のメロディを盛り込んだハード・ロック作品だが、ジャケットが力士の写真のせいか、日本発売はされなかった。

メンバー[編集]

  • 第1期 - John Lawton(ヴォーカル)、Peter Hesslein(ギター)、Dieter Horns(ベース)、Peter Hecht(キーボード)、Joachim Rietenbach(ドラムス)
  • 第2期 - John Lawton(ヴォーカル)、Peter Hesslein(ギター)、Dieter Horns(ベース)、Peter Hecht(キーボード)、Herbert Bornholdt(ドラムス)
  • 第3期 - Mike Starrs(ヴォーカル)、Peter Hesslein(ギター)、Dieter Horns(ベース)、Peter Hecht(キーボード)、Herbert Bornholdt(ドラムス)
  • 第4期 - Mike Starrs(ヴォーカル)、Peter Hesslein(ギター)、Dieter Horns(ベース)、Peter Hecht(キーボード)、Andrew Askew(キーボード)、Herbert Bornholdt(ドラムス)
  • 第5期 - John Lawton(ヴォーカル)、Peter Hesslein(ギター)、Dieter Horns(ベース)、Peter Hecht(キーボード)、Herbert Bornholdt(ドラムス) - 第2期と同ラインナップ

ディスコグラフィー[編集]

  • Lucifer's Friend(1970年)
  • ...Where The Groupies Killed The Blues(1972年)
  • I'm Just A Rock'n' Roll Singer(1973年)
  • Banquet(1974年)
  • Mind Exploding(1976年)
  • Good Time Warrior(1979年)
  • Sneak Me In(1980年)
  • Mean Machine(1981年)
  • Sumogrip(1994年) - Lucifer's Friend II名義