ルイス島

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ルイス島
Callanish standing stones 1.jpg
島の遺跡
面積 2,224 km²
所在海域 大西洋
所属国・地域 イギリスの旗 イギリス
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赤色がルイス島と呼ばれている。島南部はハリス島と呼ばれている。

ルイス島 (Lewis,スコットランド・ゲール語:Leodhas)は、スコットランド西部、アウター・ヘブリディーズ諸島の最も大きな島。島の南部をハリス島(Harris,スコットランド・ゲール語:Na Hearadh)と呼ばれる。2つの名前は同じ島にもかかわらず併用されており、ルイス島の方が一般的である。島で最も大きな町はストーノーウェイである。

気候[編集]

夏と冬の気温差がわずかで年間通して冷涼である。秋になると降雨量130ミリバールを超え、強風が吹く。

自然[編集]

北極との間を行き来する渡り鳥の中継地にあたり、また、アメリカ大陸から北ヨーロッパへ向かってふく風の避難地にもなる。海鳥の種類も多い。

が島の河で釣れる。島の湖はトラウトなどの魚のすみかである。ストーノーウェイ港では、アザラシを見ることができ、運が良ければイルカサメ、まれにはクジラが見られる。

島固有のほ乳類は、アカシカカワウソのみである。ウサギも至る所にいるが、これは後世に島外から持ち込まれて繁殖した。

爬虫類は唯一、トカゲがいる。

かつて島は森林で覆われていたが、焼き畑と羊の放牧により減少し、今はごくわずかしか残っていない。多種の植物があるが、ヒースが島の至る所に生えている。泥炭(ピート)が島中にあり、燃料として利用される。

交通[編集]

定期フェリーでスコットランド本土と結ばれている。ストーノーウェイ空港からは、アバディーンエディンバラインヴァネスグラスゴーへの便がある。

歴史[編集]

8000年前の泥炭(ピート)を調査したところ、人が定住した証拠が見つかっている。ケルト系のゲール人が定住。マン王国の一部となった。キリスト教の布教は7世紀から8世紀に行われた。9世紀からたびたびヴァイキングの略奪を受け、一時期はノルウェー王の勢力下に下った。スコットランド王国に復帰したのは13世紀に入ってからである。スコットランド長老派教会の信者が多い一方、ケルトの伝説も多く伝えられている。18世紀、チャールズ・エドワード・ステュアート王子の反乱に加わって破れた後、アメリカ大陸への移民が増えた。

産業[編集]

現在に至るまで、小規模な農業や羊の放牧が主である。島特産の『ハリス・ツィード』と呼ばれる織物が知られる。「地元の羊毛を使いアウター・ヘブリディーズで手織りされ諸島内で完成された物」のみ、ハリス・ツイードの名で呼ばれると厳格に決められている。

関連項目[編集]