リーヴ・シュレイバー

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リーヴ・シュレイバー
Liev Schreiber
Liev Schreiber
2018年撮影
本名 Isaac Liev Schreiber
生年月日 (1967-10-04) 1967年10月4日(56歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
身長 191 cm[1]
職業 俳優
ジャンル テレビ・映画・舞台
活動期間 1993年 -
配偶者 ナオミ・ワッツ(2005年 - 2016年)※事実婚
著名な家族 パブロ・シュレイバー(弟)
公式サイト MySpace
主な作品
映画(出演)
ミックス・ナッツ/イブに逢えたら
身代金』/『スクリーム』シリーズ
ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実
ザ・ハリケーン』/『ニューヨークの恋人
トータル・フィアーズ』/『ヒットラー
クライシス・オブ・アメリカ
オーメン』/『ディファイアンス
ウルヴァリン:X-MEN ZERO』/『ソルト
俺たち喧嘩スケーター』シリーズ
ジゴロ・イン・ニューヨーク
スポットライト 世紀のスクープ
フィフス・ウェイブ』/『犬ヶ島
スパイダーマン:スパイダーバース
レイニーデイ・イン・ニューヨーク
映画(監督)
僕の大事なコレクション
テレビドラマ
レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー
 
受賞
ヴェネツィア国際映画祭
ランテルナ・マジカ賞
2005年僕の大事なコレクション
全米映画俳優組合賞
アンサンブル演技賞
2015年スポットライト 世紀のスクープ
トニー賞
演劇助演男優賞
2005年『Glengarry Glen Ross
その他の賞
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リーヴ・シュレイバー(Liev Schreiber、本名:Isaac Liev Schreiber, 1967年10月4日 - )は、アメリカ合衆国俳優。なお、Lievの発音は「リーエヴ[1][ˈlɛv]」、Schreiberはドイツ語読みで「シュライバー」と本人は発音している[要出典]

俳優のパブロ・シュレイバーは母親違いの弟。

生い立ち[編集]

カリフォルニア州サンフランシスコ出身。父親のテル・シュライバーはプロテスタントの俳優、母親のヘザー(旧姓ミルグラム)は祖父の代にウクライナから移民したユダヤ系の画家。父方からはオーストリアスイスアイルランドスコットランドの血を引き、母方からはポーランドウクライナドイツからのアシュケナジム・ユダヤ人の血を引いている[2][3][4]。俳優のパブロ・シュレイバーは異母弟。1歳の時にカナダに移るが、4歳の時に両親は離婚。母親と共にニューヨークに移り、そこで育つ。父親によると母親はサンフランシスコ時代からLSDの影響で入退院を繰り返していたため措置入院をさせようとしたところ、息子のリーヴを連れて家を出てしまい、離婚の際には親権を争ったという。母親は給湯設備のないロウアー・イースト・サイドの安アパートで、タクシードライバーや張り子人形作りなどでリーヴを育てた。12歳のときにはコネチカット州にあったインドの宗教家のヨガビル英語版に短期間暮らしたこともあった。

母親によってカラー映画を観ることを禁じられ、地元の名画座でサイレント映画やモノクロ映画を観て育ち、特にチャップリンの映画を気に入っていた[1]

ハンプシャー大学英語版ロンドン王立演劇学校で演技を学んだ他、1992年にはイェール大学演劇大学院で修士号を取得している。元々は劇作家志望であったが、指導教官により俳優になることを勧められた[1]

キャリア[編集]

1993年に『In the Summer House』でブロードウェイデビュー。

1994年に『ミックス・ナッツ/イブに逢えたら』で映画デビュー。『スクリーム』シリーズで注目を集める。

舞台俳優として知られており、『テンペスト』『マクベス』などシェイクスピア劇への出演も多い。2005年に舞台『Glengarry Glen Ross』でトニー賞演劇助演男優賞を受賞している。Stage combat choreographer殺陣師)のライセンスを持つ[5]

ドキュメンタリー映画のナレーションや、コマーシャルで声の出演をすることも多い。エミー賞ナレーション部門に2017年から三年連続でノミネートされている。 2005年にはイライジャ・ウッド主演の映画『僕の大事なコレクション』で監督デビューを果たした。

2013から放送のドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』ではゴールデングローブ賞男優賞(ドラマ部門)英語版第71回から第75回の5年連続ノミネート。

2015年、『スポットライト 世紀のスクープ』で第9回デトロイト映画批評家協会賞助演男優賞を受賞。同作では同賞ほか数々の批評家協会賞などでアンサンブル演技賞も受賞している。

私生活[編集]

パートナーのナオミ・ワッツと(2012年撮影)

過去に女優のクリスティン・デイヴィスやモデルのケイト・ドライヴァー(ミニー・ドライヴァーの姉妹、映画プロデューサー)と交際。2005年から女優のナオミ・ワッツと交際しており、2007年7月25日に長男(アレクサンダー・ピート)が[6] 、2008年12月14日に次男(サミュエル・カイ)が誕生している[7]。2016年9月、11年にわたる交際に終止符を打ったと報じられた[8][9]

フィルモグラフィー[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1994 ミックス・ナッツ/イブに逢えたら
Mixed Nutts
クリス
1995 パーティ・ガール
Party Girl
ナイジェル
バッファロー・ガールズ
Buffalo Girls
オグデン テレビ映画 宮本充(ソフト版)
佐久田修(NHK版)
マッド・ラブ
Mad Love
セールスマン
1996 シェフとギャルソン、リストランテの夜
Big Night
レオ
デイトリッパー
The Daytrippers
カール・ペトロヴィック
サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒
The Sunshine Boys
リッキー・グレッグ テレビ映画
身代金
Ransom
クラーク・バーンズ 中田和宏(ソフト版)
家中宏(テレビ朝日版)
スクリーム
Scream
コットン・ウェアリー
1997 スクリーム2
Scream2
コットン・ウェアリー 小杉十郎太
1998 ファントム
Phantom
ステュー・ワーグル 中原茂
スフィア
Sphere
テッド・フィールディング博士 堀内賢雄
トワイライト 葬られた過去
Twilight
ジェフ・ウィリス 平田広明
ディープ・ハプニング
Since You've Been Gone
Fred Linderhoff テレビ映画
ウェルカム・バクスター
Desert Blue
ミッキー・ムーンデイ 声の出演
1999 オーバー・ザ・ムーン
A Walk on the Moon
マーティ 原康義
聖なる嘘つき/その名はジェイコブ
Jakob the Liar
ミーシャ 山野井仁
ザ・ハリケーン
The Hurricane
サム・チャイトン 牛山茂
ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実
RKO 281
オーソン・ウェルズ テレビ映画[10][11]
ノミネート - 第57回ゴールデングローブ賞主演男優賞
小山力也
2000 ハムレット
Hamlet
レアティーズ 永井誠
スクリーム3
Scream 3
コットン・ウェアリー 小杉十郎太
2001 ニューヨークの恋人
Kate & Leopold
スチュアート・ベッサー 小山力也
2002 トータル・フィアーズ
The Sum of All Fears
ジョン・クラーク 小山力也(ソフト版)
山路和弘(フジテレビ版)
2003 ヒットラー
Hitler: The Rise of Evil
エルンスト・ハンフシュテングル テレビ映画 小山力也
2004 クライシス・オブ・アメリカ
The Manchurian Candidate
レイモンド・ショー 木下浩之
2005 ブルース・イン・ニューヨーク
Lackawanna Blues
ユリシーズ・フォード テレビ映画
WOWOW放映時タイトル:『ラッカワナ・ブルース 街角の女神』
僕の大事なコレクション
Everything is Illuminated
N/A 監督・脚本 N/A
2006 オーメン
The Omen
ロバート・ソーン 東地宏樹
ペインテッド・ヴェール 〜ある貴婦人の過ち〜
The Painted Veil
チャーリー・タウンゼント 日本劇場未公開
2014年DVD発売[12]
2007 シカゴ10
Chicago 10
ウィリアム・クンスラー ドキュメンタリー映画
声の出演
幸せになるための10のバイブル
The Ten
レイ・ジョンソン
コレラの時代の愛
Love in the Time of Cholera
ロタリオ・トゥグット 金子由之
2008 ディファイアンス
Defiance
ズシュ・ビエルスキ 相沢正輝
2009 ウルヴァリン:X-MEN ZERO
X-Men Origins: Wolverine
ヴィクター・クリード / セイバートゥース ノミネート - ティーン・チョイス・アワード悪役賞 石塚運昇
ウッドストックがやってくる!
Taking Woodstock
ヴィルマ
2010 レポゼッション・メン
Repo Men
フランク 東地宏樹
エブリ・デイ
Every Day
ネッド
ソルト
Salt
テッド・ウィンター 東地宏樹
2011 俺たち喧嘩スケーター
Goon
ロス・レア 日本劇場未公開
DVDスルー(レンタルのみ)[13]
2012 メンタル
Mental
トレヴァー
ミッシング・ポイント
The Reluctant Fundamentalist
ボビー・リンカーン 東地宏樹
2013 ムービー43
Movie 43
ロバート 「自宅学習」のエピソード 遠藤純一
ラスト・デイズ・オン・マーズ
The Last Days on Mars
ヴィンセント・キャンベル 主演 神奈延年
大統領の執事の涙
Lee Daniels' The Butler
リンドン・ジョンソン 宇垣秀成(ソフト版)
東地宏樹(BSジャパン版)
ジゴロ・イン・ニューヨーク
Fading Gigolo
ドヴィ かぬか光明
パーフェクト・ライフ 愛のかたち
A Perfect Man
ジェームズ 日本劇場未公開
2019年ネット配信
2014 完全なるチェックメイト
Pawn Sacrifice
ボリス・スパスキー 大川透
2015 スポットライト 世紀のスクープ
Spotlight
マーティ・バロン 第9回デトロイト映画批評家協会賞助演男優賞受賞 大塚明夫
クリード チャンプを継ぐ男
Creed
HBO 24/7 のナレーター
2016 フィフス・ウェイブ
The 5th Wave
ヴォーシュ大佐 東地宏樹
チャンプ
Chuck または The Bleeder
チャック・ウェプナー WOWOW放映時タイトル:『チャック ~“ロッキー”になった男~』[14]
2017 俺たち喧嘩スケーター2: 最後のあがき
Goon: Last of the Enforcers
ロス 日本劇場未公開
Netflixで配信
古田信幸
マイリトルポニー プリンセスの大冒険
My Little Pony: The Movie
ストーム・キング 声の出演 小原雅人
2018 犬ヶ島
Isle of Dogs
Spots 声の出演 森川智之
スパイダーマン:スパイダーバース
Spider-Man: Into the Spider-Verse
キングピン 声の出演 玄田哲章
2019 レイニーデイ・イン・ニューヨーク
A Rainy Day in New York
ローランド・ポラード (吹き替え版なし)
ヒューマン・キャピタル
Human Capital
ドリュー・ハーゲル 兼製作
Netflixで配信[15]
2021 フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
The French Dispatch
トークショーのホスト 市橋尚史
ドント・ルック・アップ
Don't Look Up
バッシュ・ナレーター
2023 アステロイド・シティ
Asteroid City
ポストプロダクション 鷲見昴大

テレビ[編集]

邦題/原題 役名 備考 吹き替え
2007 CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
マイケル・ケプラー 4エピソード
第7シーズン第12話〜第15話
立川三貴
2011 ザ・デイリー・ショー
The Daily Show
銀行の支店長 1エピソード
第16シーズン第103話
2012 ロボットチキン
Robot Chicken
アイアンマン/キング・トリトン テレビアニメ、声の出演、1エピソード
第6シーズン第10話
2013-2020 レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー
Ray Donovan
レイ・ドノヴァン 主演
ノミネート - 第71回第75回ゴールデングローブ賞: 主演男優賞 (2013-2017)
東地宏樹
2015 ボージャック・ホースマン
BoJack Horseman
コペルニクス テレビアニメ、声の出演、1エピソード
第2シーズン第12話「Out to Sea
2016 ドランク・ヒストリー
Drunk History
ヴィクター・ルスティヒ英語版 1エピソード
第4シーズン第8話
2019 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
「デイトライン: スプリングフィールド」のナレーター テレビアニメ、声の出演、1エピソード
第30シーズン第22話「窃盗事件簿英語版
2023 正義の異邦人:ミープとアンネの日記
A Small Light
オットー・フランク 2エピソード

脚注[編集]

  1. ^ a b c d Liev Schreiber - Biography” (英語). IMDb. 2013年6月9日閲覧。
  2. ^ Articles: 2002”. The Liev Schreiber Site. Liev Schreiber. 2008年5月20日閲覧。
  3. ^ Articles: 1999”. The Liev Schreiber Site. Liev Schreiber. 2008年5月20日閲覧。
  4. ^ Veronika Bednářová (2004年7月7日). “Mining Cultural Identity and a Writer’s Motives”. Festival Daily. オリジナルの2008年5月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080529115043/http://www.iffkv.cz/download/daily/2004/070705mff.pdf 2008年5月19日閲覧。 
  5. ^ 身代金』Blu-rayのコメンタリーでロン・ハワードが言及。
  6. ^ “ナオミ・ワッツに男の子誕生”. シネマトゥデイ. (2008年7月27日). https://www.cinematoday.jp/news/N0011100 2007年7月30日閲覧。 
  7. ^ “ナオミ・ワッツとリーヴ・シュライバーに男児誕生”. シネマトゥデイ. (2008年12月15日). https://www.cinematoday.jp/news/N0016297 2008年12月15日閲覧。 
  8. ^ Yuki Tominaga (2016年9月28日). “ナオミ・ワッツ、11年間連れ添ったリーヴ・シュレイバーとの破局を発表”. cinemacafe.net. https://www.cinemacafe.net/article/2016/09/28/43758.html 2019年10月12日閲覧。 
  9. ^ “ナオミ・ワッツ&リーブ・シュレイバー、事実婚カップルが破局”. 映画.com. (2016年9月28日). https://eiga.com/news/20160928/7/ 2019年11月18日閲覧。 
  10. ^ 劇場公開作品”. 株式会社エスピーオー. 2020年5月29日閲覧。
  11. ^ 『ザ・ディレクター <市民ケーン>の真実』 | WERDE OFFICE
  12. ^ ペインテッド・ヴェール ある貴婦人の過ち”. MIDSHIP. 2020年5月29日閲覧。
  13. ^ 俺たち喧嘩スケーター – クロックワークス公式サイト – THE KLOCKWORX
  14. ^ チャック ~“ロッキー”になった男~ | 映画 | WOWOWオンライン
  15. ^ ヒューマン・キャピタル | Netflix

外部リンク[編集]