リンボク (化石植物)
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リンボクの葉の化石
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本文参照 |
リンボク(鱗木、レピドデンドロン、学名:Lepidodendron)は、石炭紀に栄えた、化石としてのみ知られる一群の木本様植物(属)で、ヒカゲノカズラ科に類縁である。現生のバラ科樹木にリンボク(橉木)があるが、遠縁である。
概要 [編集]
樹高は30メートルに達し、幹は直径1メートル以上あり、先端部のみ分岐する。先端部はイネ科のような細長い葉をらせん状に群生し、生育とともに下の方から葉が落ちて、密集した菱形の葉痕が幹と茎に残された。その様子が鱗に似るため鱗木の名があり、学名の Lepidodendron も同じ意味である。石炭紀の化石植物として最も普通に見られるものである。
葉痕はクチクラにおおわれ気孔が見られることから、緑色の光合成組織からなっていたと思われる。また、幹自体が現生の樹木と異なり緑色であったと思われる。リンボクは木質の部分をほとんど作らず、木というより巨大な草で、構造的には内部でなく厚い樹皮様の部分に支えられていた。なお生育初期には幹は細長い葉で支えられていたと思われる。この部分は現生の多くの樹木のように剥げ落ちることもなく幹に付着したままであった。生育とともに葉痕が広がり、それとともに幹も太くなった。
茎の末端に胞子穂を付け胞子で繁殖した。急速に生育し10から15年ほど生きたと考えられるが、一部の種は1年生だったようである。リンボクは沼沢地に群生し、1ヘクタール当り1000から2000本も密生していたが、リンボクは完全に伸びきるまで分岐しなかったのでこれが可能となったのであろう。中生代までには絶滅し、代って小型のヒカゲノカズラ類が発生した。これは勃興してきた裸子植物などの植物との競争にもよるのであろう。
近縁な属に、同様に絶滅種であるフウインボク(封印木、Sigillaria)がある。