リンカーン大学 (ニュージーランド)

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リンカーン大学
Lincoln University
リンカーン大学図書館
リンカーン大学図書館
校訓 ラテン語: Sciential et industria cum probitate
(Science and industry with integrity)
創立 1878年
学校種別 国立
総長 Tom Lambie
副総長 Dr Andrew West
学生 4,500人
所在地
ウェブサイト 公式サイト
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リンカーン大学(—だいがく、:Lincoln Universityマオリ語Te Whare Wanaka o Aoraki)は、ニュージーランド南島クライストチャーチ市郊外セルウィン地区リンカーンに所在する大学南半球で最も古い農業学校であり、農学畜産学園芸学の世界的な研究機関。

歴史[編集]

1878年ニュージーランド大学リンカーン・カレッジとして創立。ニュージーランド国内で3番目に古い大学であり、1880年より学生の受け入れを開始。1896年大学院課程を設置。

1961年に連邦ニュージーランド大学が解体されたため「リンカーン・カレッジ」と改称しカンタベリー大学の構成校になる。

1990年に大学自治権を取得しカンタベリー大学より完全独立。大学名をリンカーン大学と改称し、4部門で33の専攻、500科目以上の講義を担当する。

総長は終身の名誉職で大学運営に直接関与することはない。2005年からトム・ランビィ(元ニュージーランド農業経営者連合会長、在任期間:2005年 - )が務める。大学運営の最高責任者は学長が務め、大学法人のCEOを兼務する。2012年4月に農業経済学者経営学者のアンドリュー・ウェスト(ウエストミンスター大学卒、全英学位授与評議会(CNAA)Ph.D.、在任期間:2012年4月16日 - )が第4代学長(第11代カレッジ長)に就任した。

学術組織[編集]

大学内は4つの部門にて研究・教育が行われている。それぞれの部門が学士課程から博士課程までを担当する。農業、畜産、バイオテクノロジー産業に多くの人材を輩出している。農業学校としての建学の歴史から、土や種子、肥料や家畜伝染病の研究のほか、バイオテクノロジー研究が盛んに行われている。

すべての学科で少人数制講義、チュートリアルが特長。ワイン醸造科は、ニュージーランドの高等教育機関で唯一リンカーン大学に設置され、ワイン産業へ多くの人材を輩出している。大学施設のほか、農業試験場、ワイン畑、ワイン醸造所、商業用農地をニュージーランド各地に保有している。同大学の多くの講義では、通常講義のほかに、演習講義が必修科目となっている為、同大学にて学位取得希望者は通常講義のほかに、演習講義の履修も必要となる。演習講義の履修は、大学休暇期に履修する。

  • Agriculture and LifeSciences
    • Soil and Physical Sciences
    • Agriculture
    • Cell Biology
    • Food and Wine
  • Bio-Protection and Ecology
    • Agro-Biotechnology
    • Bio-control
    • Bio-diversity
    • Bio-security
    • Conservation,wildlifeand invasionbiology
    • Entomogy
    • Fungal genetics
    • Integrated pest management
    • Invertebrate taxonomy
    • Molecular systematics
    • Plant pathology
    • Seed technologies
    • Soil health
    • Urban,forest and behavioural ecology
  • Commerce
    • Accounting
    • Business and Forestry
    • Business Management and Law
    • Economics
    • E-Commerce
    • Finance
    • Hotel and Institutional Management
    • Marketing
    • Property
  • Environment,Society and Design
    • Applied Computing
    • Centre for Maori and Indigenous Planning and Development
    • Environmental Management
    • Landscape Architecture
    • Natural Resources Engineering
    • Social Science,Parks,Recreation and Tourism

キャンパス[編集]

学生数は約4500人。教員数は約250人。学生数ではニュージーランド最小の大学である。大学内に8つある学生寮で550人が暮らしている。国内および海外60カ国からの留学生・研究者が在籍している。

学生数の半数は留学生と海外からの移住者である。海外6カ国、16の大学と提携し正規交換留学プログラムを提供している。学術間協定を持つアメリカ北欧からの留学生が多い。

大学校舎はクライストチャーチ市中心部から車で30分の地に所在する。周囲を農場と畑に囲まれた酪農地帯に位置する。

大学内のコンピューターは24時間利用可能(夜間利用には事前手続きが必要)。大学内に、ニュージーランドクリケット協会設立のトレーニング施設が設置されクリケットニュージーランド代表の強化育成施設として使用されている。

カンタベリー大学の構成大学であった歴史からカンタベリー大学との結びつきが強い。スポーツ競技ではライバル校関係にある。リンカーン大学と改称したあともリンカーン・カレッジと呼ぶ市民が多い。

学生寮[編集]

寮名 部屋数 備考
コロンボ・ホール(Colombo Hall) 82 食事と宿舎の提供
ハドソン・ホール(Hudson Hall) 74 食事と宿舎の提供
ロウリィ・ホール(Lowrie Hall) 82 食事と宿舎の提供
サウスランド・ホール(Southland Hall) 48 食事と宿舎の提供
スティーブンズ・ホール(Stevens Hall) 50 食事と宿舎の提供、留学生寮を兼務
ファームロード(Farm Road) 48 自炊寮、大学1年生の入寮は不可
ザ・クレセント(The Crescent) 64 自炊寮、大学1年生の入寮は不可
センテニアル・ホール(Centennial Hall) 100 夕食と宿舎の提供、大学1年生の入寮は不可

交通[編集]

クライストチャーチ市内とリンカーン大学を結ぶ路線バスが運行されているが、本数は平日の昼間でも1時間に1本程度と利便性は低い。朝夕の通学・帰宅時間帯は増便される。行政区画ではカンタベリー地方セルウィン地区に属するためバスの行き先はクライストチャーチとなる。

著名な卒業生[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]