リライアンス級カッター

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リライアンス級カッター
USCGC Reliance WMEC 615.jpg
「リライアンス」(WMEC-615)
船級概観
船種 WMEC: 中距離用カッター
(Medium Endurance Cutter)
就役期間 1964年 -
前級 アクシネット級カッター
次級 ベア級カッター
性能諸元
排水量 1,127トン (満載)
全長 64.0m (210 ft)
全幅 10.4m
喫水 3.5m
機関 アルコ16V-251ディーゼルエンジン(2,500hp) 2基
スクリュープロペラ 2軸
航続距離 6,100海里 (13kt時)
速力 18ノット
乗員 75名 (士官12名/下士官兵63名)
兵装 Mk 38 25mm単装機銃 1基
M2 12.7mm単装機銃 2基
艦載機 HH-65 ドルフィン(露天係止) 1機
レーダー AN/SPS-64対水上捜索用 2基
ソナー AN/SQS-17 船底装備式
※後日撤去
1基

リライアンス級カッター(リライアンスきゅうカッター、英語: USCG WMEC-615 Reliance class cutter)は、アメリカ沿岸警備隊の保有する中距離用カッター(USCG Medium Endurance Cutter: WMEC)である。その全長から、210フィート級とも呼ばれている。1964年より就役を開始し、最終的に16隻が就役した。

概要[編集]

本級は、アメリカ周辺海域において警備・救難任務を遂行するように設計されており、通常、1年の半分を哨戒任務に費やし、残る半分は艦の整備と乗員の休養に充てる。一回の哨戒は6~7週間に及ぶ。

本級は比較的軽武装であるが、戦時には、ヘッジホッグMk 32 短魚雷発射管、さらに追加の3インチ砲を搭載して、哨戒・護衛任務に就く予定であった。

当初、最初の4隻はCODAG構成の主機を搭載していたが、燃費が悪く、1986年から全艦に行なわれた改装の際に、5番艦以降と同様の純ディーゼル構成に変更された。また、1990年代には、MMA(Midlife Maintenance Availability)と称する改装も行われた。建造当初はMk.22 3インチ単装緩射砲を搭載していたが、1986年の改装の際にMk.38 25mm単装機銃に変更された。また、MMAにおいて、ベア級カッターに準じたC4Iシステム(SCCS-210)を搭載したほか、レーダーもSPS-23からSPS-64に変更された。

同型艦[編集]

 アメリカ沿岸警備隊 退役/再就役後
# 艦名 就役 退役 再就役先 # 艦名
WMEC-615 リライアンス
USCGC Reliance
1964年6月  アメリカ沿岸警備隊で現役
WMEC-616 ディリジェンス
USCGC Diligence
1964年8月
WMEC-617 ヴィジラント
USCGC Vigilant
1964年10月
WMEC-618 アクティヴ
USCGC Active
1966年9月
WMEC-619 コンフィデンス
USCGC Confidence
1966年2月
WMEC-620 リゾリュート
USCGC Resolute
1966年12月
WMEC-621 ヴァリアント
USCGC Valiant
1967年10月
WMEC-622 カレイジャス
USCGC Courageous
1968年4月 2001年9月  スリランカ海軍 P 621 サムドラ
SLNS Samudura
WMEC-623 ステッドファスト
USCGC Steadfast
1968年9月  アメリカ沿岸警備隊で現役
WMEC-624 ドーントレス
USCGC Dauntless
1968年6月
WMEC-625 ヴェンチャラス
USCGC Venturous
1968年8月
WMEC-626 ディペンダブル
USCGC Dependable
1968年11月
WMEC-627 ヴィガラス
USCGC Vigorous
1969年5月
WMEC-628 デュラブル
USCGC Durable
1967年12月 2001年9月  コロンビア海軍 44 バジェ・デル・カウカ
ARC Valle del Cauca
WMEC-629 ディサイシヴ
USCGC Decisive
1968年8月  アメリカ沿岸警備隊で現役
WMEC-630 アラート
USCGC Alert
1969年8月

参考文献[編集]

関連項目[編集]