リヤカー (陸上自衛隊用)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
下志津駐屯地で使われているリヤカー

多目的人力輸送車であるリヤカー自衛隊でも導入され、特に陸上自衛隊の各駐屯地では多数が活用されている。これらは制式採用されてはいないものの、野戦仕様の107mm迫撃砲運搬用カートに限っては“M1A1運搬車”という制式名称が与えられている。

目次

[編集] 運用

  • 演習においては徒歩行進にて迫撃砲から水・食料、あるいは駐屯地内の各種作業での運搬などありとあらゆるものを載せる。用途は多岐に及ぶ。
  • 派生品として84mm無反動砲運搬専用リヤカーなどもある。
  • 堅牢な造りにはなっているが、それ以上に隊員による酷使が激しくスポークが曲がったり、「ハの字」型に車軸が歪んだりして武人の蛮用に耐え切れないようでもある。

また、ある部隊では、車両運行が出来ない地域においてもリヤカーに物資を積載し、数人で運搬する方法もある。この際には、手で持つ部分に改良を加え、1台のリヤカーを4~6名で運搬できる様にしたリヤカーも存在する。 非常に重量の大きな物を運んだ場合、タイヤのパンク等も考えられるため、タイヤの修理方法や、予備のタイヤを用意するなど、実に周到な準備が必要である。 燃料が不要であり、相当の悪路に耐え、故障も少ないため、人によっては世界最強の運搬車と言う人もいる。

[編集] 特徴

主に鉄パイプと木の板でできたものが主流であるが、オールアルミ製、折りたたみ式など様々なものがある。いずれにしても自衛隊納入仕様などといったものではなく、民生品をそのままを購入して利用されている。

汎用品とはいえ、車体には所有している(購入した)部隊の名前が書かれる。隊員の遊び心でペンキでかかれたナンバープレートや車体には軍用色のOD色塗装のみならず、2色や4色迷彩、粋なモノではお手製の6桁の自衛隊ナンバーを取り付け、車体の前部または後部に桜のマークをかいたものもある。

とは言え、制式化されたものではないので、○○式などと言った名称もなく、無論公募愛称もない。資機材につけられる銘板もないが、員数としては当然計上されており、大切に扱われており、また多くの物品と同様、きちんと計画して購入されている。部隊の予算によっては10年以上も購入されず、かなりのロートルが引き続き運用されるほか、基地通信中隊の派遣隊や警務隊連絡班など、特別な予算がない部隊は、他部隊で廃棄処分になったものを譲渡され使用しているケースも多い。構造が簡単なためスクラップ等を再生利用して自作する場合もある。

[編集] M1A1運搬車

米軍のM2 107mm迫撃砲には「M1A1」という専用の運搬用カートが用意されており[1][2]、陸上自衛隊でも同迫撃砲の導入に伴い、カートをM1A1運搬車として制式に装備したという。搭載重量は迫撃砲本体155キログラム、背嚢等の個人装備をくくり付け、250キロから300キロに達するが、多少の悪路でも走行が可能である。移動にはT字バーの両側に1名ずつと、車体後部に推進用人員が2名つくほか、ロープを結びつけ、最大8名程度で運行する。現在は120mm迫撃砲の導入により、退役が進んでいる。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

軍事 この「リヤカー (陸上自衛隊用)」は、軍事に関連した書きかけ項目です。この項目を加筆・訂正等して下さる協力者を求めています
ポータル:軍事/PJ軍事/PJ軍事史
個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス